またまた偶然に導かれついにSDXL をローカルPC で使えるように。すっかり忘れていた Fooocus!
先の記事が無事公開されたのを、一通り内容を改めてチェックして
いた時のことです。
その中にURL 掲載した過去記事もついでに振り返ってみました。
さらにその中のブログ記事も覗いてみて、夏風邪でダウンしての11 日
自室隔離でAI 描画に入門した直後あたりを懐かしく見ていました。
その中で折角期待して導入したPC が結局ハードウエア要件を満たさず、
Stable Diffusion Web UI (AUTOMATIC1111 版)の環境構築も失敗して
ついでに藁をも掴む想いで試した Fooocus もダメだったなあ、と
懐かしい想いで、その内容にある note 記事での Fooocus 紹介を
改めて拝読すると….。
え、えええ?超軽量SDXL クライアント???
そうでしたっけ?
> 起動も画像生成も爆速。低スペックPCでも利用が可能とされている
> 最小要件: 4GB Nvidia GPU memory (4GB VRAM) および
> 8GB system memory (8GB RAM)
手持ちのGeForce RTX4060 搭載PC では倍超えで要件を満たします。
ずっと諦めていたローカルPC でのSDXL 系のCheckPoint ファイルでの
描画が出来る、ということですか?
早速、記事を参考にダウンロードと解凍の上、実行をしました。
(有益な情報提供に心より感謝します。)
C ドライブは Stable Diifusion Web UI(AUTOMATIC1111 版)の環境
で常に圧迫気味なので、既に移動させたNMKD Stable Diffusion GUI
同様に外付けSSD 上に環境を作ることが出来ました。
毎回、同じ run.bat を起動するようです。バッチ内容にオプションを
加えると、同一LAN 内のスマホなどからもアクセス出来て、操作が
可能のようです。
Stable Diffusion Web UI (AUTOMATIC1111 版)に似た画面が立ち上がった
ので「dog」を入れましたら60 ステップの描画で2 画が生成されました。
この記事で諦めた xxmix9realisticsdxl_v10.safetensors
を環境に入れてFooocus を再起動して描画をしました。
プロンプト、ネガティブ・プロンプトはこの時のものを使いました。
プロンプト:
(( portrait))++, 1 cute and beautiful girl, walk in city, daylight, outodoor, sunshine, walk, 20yo, ((solo)), (short cut hair), best quality, 8K, cinematic lighting, ultra HD, masterpiece, ultra high res, (photorealistic:1.2), extremely high quality RAW photograph, photorealistic
ネガティブ・プロンプト:
(mask))++, ((facemask))++, monochrome, easynegative, ng_deepnegative_v1_75t, (worst quality:2), (low quality:2), (normal quality:2), lowres, bad anatomy, bad hands, normal quality, ((monochrome)), ((grayscale)), ((watermark)), (badhandv4), (bad fingers), (bad arms), (bad hands), (thin), sagging breast, bad legs, ((deformed hand)), ((abnormal hand)), (long face:1), (less than five fingers:1), (more than five fingers:1, many fingers, six figners, seven fingers), (high forehead:1), ((slanted eyes)), sagging breast, badhandv4, Bad-Hands-5, fat, sagging breast, badhandv4, bad-hand-v5, big hand, three arms, ((long fingers)), tall body, long body, long legs, fat, thin, bad-hands-5, negative_hand-neg, six fingers, thress arms, three hands, fat legs, fat ass, thin body, (hand deformity, hand disability), (((small eyes, small squinting))), (((nsfw:1.5))), (((black line:1.5))), real face, small legs, thin body, ((HDA_BadHands_neg-neg))
あっさり描画されました….。
やや洋風な表情でしたが、LoRA 関係はまた徐々に試して行きます。
使い慣れたSD1.5 用のものが使えるなら話は簡単ですが….。
JapaneseDollLikeness_v15.safetensors を環境に入れて、再起動後
描画してみましたら、エラーもなく使えそうでした。
効きがあまり実感出来ないので、第1 層にディフォルトで入っていた
SDXL 用の LoRA を外して、JapaneseDollLikeness_v15.safetensors
を最大量の 2.0 に設定してみましたが、Tensol.Art での味わいまでは
到達したかどうか….。
Tensol.Art で描画させて惚れ込んだ、このCheckPoint ファイルの
柔らかい画質は再現が出来ています。
まずはここまでで満足しました。
さらに第2 層にも同じ JapaneseDollLikeness_v15.safetensors を設定
して最大値の 2.0 にしましたら、以前、Stable Diffusion Web UI
(AUTOMATIC1111 版)で描画終了直前に画が真っ黒になって
断念したプロンプトが、ほぼその時の狙い通りに再現されました。
プロンプト:
((portrait))+++, 1girl, ((solo)), (short cut hair), ((( wearing gray and black nano-suits)))+++, best quality, 8K, cinematic lighting, ultra HD, masterpiece, ultra high res, (photorealistic:1.2), extremely high quality RAW photograph, (complex, Machine background, spaceship outdoors background, Mecha Transport parts:0.5), (dark and foggy environment:0.5), ((heavy fog environment0.5)), (battlefield behind:0.5), photorealistic,
(ネガティブ・プロンプトは上掲と同じ)
大満足です。
Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111 版)での先日の無念
を完全にリベンジ成りました。
ますますローカルPC の性能が現状で充分、の実感です。
先日の Runway での最大16 秒までの簡易動画生成を知ったことを
含め、超高価な GeForce RTX4090 などもう憧れません(^^)。
Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111 版)で使えなかった
SDXL 系のCheckPoint ファイルを将来のエンハンスがあることを
期待して削除せず退避温存して来て本当によかった…。
(1 ファイルで6 GB超えのファイルばかりですから。)
同様にStable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111 版)での描画を
断念して、保存だけして来た realvisxlV20_v20Bakedvae.safetensors
を使って、今まで mage.Space に頼らずには描けなかった重厚な
宇宙ステーションの画を….。
描けました…。
性能要件で今まで諦めていた世界が急にドンっと窓を開けて目の前に
広がった感じは、去年の夏のAI 描画の沼に墜ちた時の心境に近い
ものがあります。
嬉しいというよりは、半ば茫然の境地に近いです。
出力ファイル名は自分で名前をつけなければいけないのが、他の
ローカル描画ツールやクラウド描画ツールと異なるところです。
また NMKD Stable Diffusion GUI の IMG2IMG 機能で確認すると
出力した png ファイル中にプロンプト情報は含まれていません
でした。
mage.Space でSDXL 1.0 を、Tensol.Art の枚数制限下で
xxmix9realisticsdxl_v10.safetensors を使う運用はこれからも
続ければ良いでしょうが、SDXL レベルの緻密なメカ画も
柔らかい人物画もローカルPC で無制限に扱うことが出来る
ようになった、というのはやはり格別なものがあります。
それにしても、あれこれ隘路に陥ったことも逐一記録に残して
置くものです。それがどなたかの参考になることを願う以上に
自身の恩恵になってこのように返って来るのでした。
その過去のブログ記事の末尾にも記していましたが、また再び
新しい世界の入り口に立つこと、それは何歳になっても新鮮な
ものだという心境を味わうことになりました。
ご覧いただきありがとうございます。
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