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AI 描画ストーリー005 :惑星K47 重機動開拓部隊の玉砕。

今回も蓄積したSF 描画を後追いでストーリー仕立てにしてみます。
(あらすじのみの提示で画にキャプションなし。ご覧になられる側の
裁量にお任せです。)


(あらすじ)
そもそも発生起源時期が億年単位で違っていても不思議でなく、
発生以後の発達速度も異なる文明が同じ進化状態で、ましてや
同じ境遇で利害対立関係になることは、まず確率的には考えら
れないものだ。

なので惑星・衛星開拓部隊は基本白兵戦を想定していない。
そんな我々の文明にとっても既に古典の遺物となった事態は
想定する必要が無かった筈なのだった。

しかし我々は本日、地球型惑星K47 上の開拓部隊と比較的近接の
距離にある別動隊からの定期報告を受けて、その想定外の事態発生と
比較的重機動装備を持った開拓部隊の玉砕があったことを知らされた。

報告の主な部分は保守管理のための自動撮影記録の画像で構成
されている。あくまで基地内の保守管理のための自動撮影なので、
撮影拠点数は多くとも基本は基地内各拠点と建屋周縁部に向けて
固定撮影されているのだ。

それゆえ彼らが何の襲撃にあって応戦したのか、画像からは
掴み切れない。相手は何か?その影響波及はどこまで?
彼らが応戦可能な重機動開拓部隊だったことは偶然なのか?
彼らはその応対を誤ったのだろうか?

そして部隊が絶滅した後も、この自動撮影記録は別動隊を自動中継
してこれからも長い間、定期的に我々に送られて来るのだろう。

通信が届くのに数十年間を費やした過去の出来事であり、
今からどうにもできるものではない。しかし報告を受けた通信士は
涙し、管理者の私もただ苦い思いで合掌するしか無かった。

勿論、開拓成功拠点も無数にある。このような事態は僅かなのだ。
しかし、ほんの僅かのこのような悲惨があれば、やはり到達までに
何十世代も紡いだ上にこれほどの被害を強いても、我々は宇宙に
生き延びるための環境を開拓して行かねばならないものなのかと
いう想いに立ち返ることを禁じ得ない。



ご覧いただきありがとうございます。





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