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あぁ、横須賀

今夜もまた初めて行く道を散歩しております。


今日はめっちゃ歩いた。正直きた道を覚えておらず、迷いかけている。

電車が走る音が聞こえる。

地下鉄じゃないというだけでだいぶ離れていることがわかる。

人がいない茂みの奥、家への帰り方もわからなくなった今、少し怖さも覚えている。

しかもここは向かっていった方角的におそらく、昔親に聞いていた、殺人事件のあった公園だと思う。

もちろん暗闇は怖いし、お化けも怖い。
不審者も怖いが、側から見たらこんな人気のないところでnoteを書いている私の方が不審者かもしれない。

普段なら1人でこんなとこ来ない。
ただ、恐怖を感じている自分とその先へ行ってみたい自分が戦って、後者が勝ったから先に進んでいる。

もしかしたら冥界への入り口があって、その先に進んで妖怪達と出会う冒険が始まるかもしれない。

ごくたまにランニングをしている人が通り過ぎていく。

ここまで離れると自然の音がより豊かに聞こえる。

虫の音、池まわりの水の音、木々のざわめき、たまにどんぐりとかの木の実が落ちたであろう音。

かなり落ち着く。

そしてまた、知らない道で来て、さらに知らない道で迂回した。

この先に何があるんだろう?
この道はどこまで続いているんだろう?

こんなところに教会?があったのか?、違う、これはキリスト教系の幼稚園だ。

こんなところにもんじゃ焼きがあったのか、この店、月島にもあったな、今度出来杉くんと行こうかな?

あ、知ってる街が見えてきた、あっちにいけば帰れるな

ジムで筋トレしてから帰るか、今日は背筋にしよう

といった感じだ。

一見普通の感じだと思うかもしれない。

でも、この感じがすごく大事なんだ。

非日常を取り入れて、アーティストの自分を刺激してあげる。

官僚の自分が強すぎる私は、こうしてアーティストの自分を喜ばせてあげていることで幸せを感じている。


中道のこの、官僚の自分とアーティストの自分のいい按配にしよう!という考え方はすごく好きだ。

「世界が綺麗に見えている時の私」を言語化してくれたようだ。

あの時の感覚になれれば私は幸せになれるのに、その感覚になろうとしてもなれなかった私にとって、その感覚を言語化してくれた中道やそれを紹介してくれた本には感謝している。

今は1人でも誰かと一緒にでも生きる幸せを感じることができている。

明日が来ることの幸せ、友や恋人など私を愛してくれる人がいる幸せ、お風呂があったかい幸せ、二度寝ができる幸せ、ドーナツが美味しい幸せ、いろんな幸せがある。

久しぶりの遠出

昨日、のび太くんから

「銭湯いかねーか?」

というラインがきた。

彼はどうやら、よく行く私の最寄りの銭湯ではなく、4.5駅離れたところにある銭湯に行きたいとのことだ。

18時にその駅に待ち合わせの予定だった。

が、彼は17:30に車で私の家の前に来ていた。

どうやら彼の実家の車を借りれたから車で来てくれたらしい。

予定より早く彼が着いたというので、
私は軽装に急いでコートを羽織り、下へ降りた。

彼の車に乗ると、彼は

「なぁ、横須賀いかね?」

と言ってきた。

私の家から横須賀は遠い。
多分電車で1時間半はかかる。


近場の銭湯行く格好で来てしまったが、私も少しテンションが上がっていたので横須賀に行くことにした。

彼とのドライブは久しぶりだ。

彼は運転をしながら、友人が結婚する話をしてきた。
いつも4人グループでいたサークルの人たちのうちの1人が結婚するとのことだ。

私は軽音サークルではなかったので、その3人とは無縁だ。
「3人いたら友人代表スピーチ争いとかになるんじゃない?」
ときくと
「ううん、3人みんなで前説、中説、後説で3つに分けてすることにしたよ。」

と言われた。彼らしい平和なスピーチだ。

「お前気の利いたこと言えるの?玉袋以外に袋あるの?」

ときくと

「やかましいわい、玉袋以外もあるよ。
まぁ、そういうお決まりの話はしない。」

と言った。
あの拙い日本語で彼らしいスピーチが聞ける友人が羨ましい。

大学生の頃、カナダから来た留学生に
「彼が言っているのは本当に日本語デスカ?」
と聞かれたことがある。

留学生相手に
「り!もち!」とか「あざまる水産」とか言うなよアホが、、、

と思っていた。

そんな彼がまともな日本語でスピーチできていたらできていたでそれはまた笑える、、、

逆に、大失敗しても、それをつまみにしてお酒を飲んだら美味しいだろうな、、、

そうだ、共通の友達に動画を撮ってきてもらおう。

また、結婚式の前祝いに渡す品でも悩んでいた。

私は「コンドーム三箱はどう?」

彼「大事な友達の祝いだぞ?ネタに振る気は無い。」

私「セックスは愛を確かめ合うための最も大事な行動だよ。

ネタなんかじゃない。

体でガチンコに語り合う、素晴らしい行為だよ。

あ!ちんこって言っちゃった!」

彼「おにいさん、すでにセックスゆーてますやん、、、」

そんな話をしていると横須賀に近くなってきた。

高速沿いのラブホとかを抜けると海が見えてきた。

「星が綺麗だね」
と言うと

「もっと綺麗なとこ行くか?」

と言い、海沿いの駐車場に車を止め、コンビニに入った。

ピポピポピポーン(入店音)

コンビニに入った。

私「わぁ綺麗!」

彼「ここじゃねーよ」

と言い、彼は濃いおーいお茶を2本買っていたので、私はミルクティーと期間限定の味のじゃがりこと、マカデミアナッツを買って行った。

車に戻ると彼は

「ん。」

と言い、トトロのカンタの如く、濃いおーいお茶を腕を伸ばして渡してきた。

どうやら一本は私用に買ってくれたらしい、、、

てっきり喉が渇いてたから2本買ったのかと思ってミルクティーを買ってしまった。

それに私はおーいお茶は好きでも、濃いのはそんな好きじゃない、、、

が、ありがたく受け取った。

しばらく海岸の岩に2人で腰をかけ、海を眺めていた。

彼のiPhoneで撮った景色

いやー。ナイトモードは素晴らしい
私のポンコツiPhoneじゃ、真っ暗だった。

そして、すごく寒かった。

近場の銭湯に行くための服装で来たので、風が私の肌を切り裂くように冷たかった。

ただ、景色がすごく綺麗だったので寒さを我慢しつつしばらくそこで海の音や景色を楽しんだ。

彼はどうやら家族でよくここに来ていたらしい。

しばらくして、彼は灯台に登ろうと言ってきた。

彼が見せたかったのはどうやらこっちの方だったようだ。

意外と傾斜が激しく上るのに時間がかかった。

もちろん私は暗闇と幽霊は苦手なので、彼に先導してもらい、彼のダウンジャケットをギュッと掴んでいた。

灯台までの道のり、怖すぎだろ


気を遣ってくれたのか、彼は明るい音楽をかけてくれた。

もしかしたら彼も怖かったのかもしれない。

ホラー映画観た後にアンパンマン観たくなるみたいな感じだと思う。

まぁ私はホラー映画は見たことはないが、姉がホラー映画観た後に、一緒にエルマーの冒険を見させられていた記憶はある。

そんなこんなしていると灯台についた。

初めて近くで見た

地面に寝っ転がると、そこはプラネタリウムなんかより断然綺麗な、本物の星空が広がっていた。

流石にこれはiPhoneでは撮れなかった。

横になって星を見ながら

じゃがりこを食べ、お茶を飲み、

というのをしばらくしていた。

「星の形が何に似ているか?」などと

オリジナルの星座を考案してみたり、、、

きっと大昔の人もこんな感じで星座を決めたのだと思う。

しばらくすると寒くなってきたので、山を降り、銭湯へ向かった。

風呂に入り、初めてのサウナを体験した。

意外と悪くない。が、水風呂は遠慮した。

そして、露天へ

海が見える露天の銭湯

肌が露出してる部分は極寒、お湯の中はあったかい。

寒すぎたので顔以外は全てお湯の中へ、、、

風呂を上がり、牛乳を飲み、飯を食べた。
彼は海鮮丼、おれは海軍カレー

飯を食べた後はポケモンカード

彼はフリーザーex、私はゴローニャとオムナイトの水格闘の混合デッキ

これも性格が出ていて面白かった。

まぁ勝率五分五分な戦いを経て、家に帰ってきた。

今回は特に女性に声かけたり、奇想天外なストーリーがあったわけではないが、普通に楽しかった日記である。

ご愛読ありがとうございました。


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