年度末にピッタリ!英語を楽しむ「短い劇」アクティビティ
【年度末におすすめ】英語の既習事項を使った「短い劇」アクティビティで学ぶ楽しさを
年度末は学んだ内容の総復習をする絶好の機会です。ただし、単にテストのための暗記ではなく、英語を実際に使う場面を作り、子どもたちが主体的に楽しみながら学べる**「短い劇」**を提案します。
例えば、こんな劇を作ってみてはいかがでしょうか?
劇の例:占いブックを使った会話
A: What's this?
B: It's a fortune-telling book. When is your birthday?
A: My birthday is April 1st.
B: Let me see... Your lucky color is red!
A: Really?
このように、学んだ表現を自然な会話に取り入れ、会話の背景や登場人物の気持ちを子どもたち自身で考えさせて劇を作ると、英語を使う意欲が高まります。
劇の進め方とクラス運営のアイデア
1. アイデアを出し合う時間を確保
個人でアイデアを出し、全体でシェア
その後、ペアでアイデアを練り直して、再度全体で共有
このプロセスに約30分ほどかけると、どの子も自分の意見が言いやすくなります。
2. 子どもたちが出したアイデア例
超高級レストランでの注文
道を聞かれるシーン(家を出たところで)
宝くじが当たって友だちに好きなものを買ってあげる
ドラえもんへのインタビュー番組
強盗に金を出せと言われて「How much?」と聞き返す場面
魔法使いが登場して「What do you want?」と聞くシーン
子どもたちは、こうしたアイデアを考えるのがとても得意です。意外な発想が飛び出し、楽しさと学びが両立する瞬間が生まれます。
3. 練習方法と時間配分
簡単な対話形式で、ほぼ既習事項の範囲でカバーできます。
台本を用意する必要はなく、体を使いながら自然に覚えられるようにします。
クラスが活発であれば、2時間で劇の発表まで進められます。
アクティビティのねらい
既習事項のアウトプット
実際に使うことで表現が定着
友達の劇を見て理解できる喜びを実感
英語はさまざまな場面で使えると気づく
自分の成長を実感し、自信を深める
感情を込めて役になりきって英語を発話する
お互いの表現を認め合い、協力する
まとめ:遊びながら英語を学ぶ喜びを
子どもたちにとって、英語は「与えられて覚えるもの」ではなく、**「自ら使い、遊ぶ道具」**であることを実感させることが重要です。この「短い劇」のアクティビティを通じて、自分たちで考え、工夫し、英語を使う楽しさを味わわせましょう。クラスの雰囲気によって進め方に工夫が必要な場合もありますが、主体的な学びを促す絶好の機会になるはずです。
ぜひ、年度末に子どもたちと一緒に劇の発表を楽しんでください!