純ジャパ高校生だった私を留学に導いたアデノシン三リン酸
昨日のnoteを書きながらふと思い出したことは、私が留学に行くきっかけとなった事象の一つはアデノシン三リン酸との出会いだったこと。
こういうタイトルだと、アデノシン三リン酸に興味を持って探求した素晴らしい体験についてかと思われるかもしれませんが、
違いますw
アデノシン三リン酸、つまりエネルギーの物質ね。
高校時代、化学の授業で先生がさらっと説明したアデノシン三リン酸という名前がしっくりこない。。なんで名前に3が入ってるの?カタカナと数字と漢字の組み合わせって、そんな言葉ある!?と考えていたら、その後の授業が全く頭に入ってきませんでした。
もちろん先生も授業中に簡単に説明してくれたものの、全然馴染んでこないので思わず、
これが理解できないと私、次に進めません!
と訴えると、先生が次の授業ではかなりの時間を投入して構造を説明してくれました。
今となっては自分で調べなよとも思うのですが、ググるが主流ではなく勉強とは学校と塾でするものだった私には、自分で調べる/探求するなんていう発想は微塵もありませんでした。
その時にアデノシン三リン酸の後ろには私の知らない世界が奥深くある、、、、と気づいたと同時に、
文系理系を決め、大学受験を意識してこれから「学ばない分野」もある狭い選択肢の中で私の人生の方向性を決めるなんて無理、、、
と自由が奪われたような感覚に陥りました。
でも、正直クラスのみんなはアデノシン三リン酸についてなんて気にしていないように見えて、当時は「自分の理解力がないだけなのでは」「みんなすんなり受け入れていてすごい!!」「化学面白いけれど私には向いていないのかも」「深く知る必要ないならアデノシンなんて書かずにエネルギー物質って書いてよ、、」と思っていました。
アメリカで最初に受けた化学(生物かも)の授業でadenosine triphosphate、、、、adenosine tri-phosphate!!一気にしっくりきて涙が出そうになった記憶があります。
もちろん、高校時代の先生の説明があったからこそすんなり理解できた部分もありますし、当時はtriphosphateの感動を味わえるほど英語的感覚が身についていなかったとは思うものの、
アデノシン三リン酸がadenosine triphosphateになった瞬間に、一気に体に(頭に?)馴染んでいきました。
言葉と意味がしっくりこないことは他にも時々あるので私の特性なのかもしれませんがw、もともと英語だった分野を日本語に訳すことでわかりにくくなっている分野は(私には)あります。
こういう「見えないリミット」で潰される可能性ももしかしたらあるのかもしれません。
今の時代、知識を得るだけなら留学しなくてもオンラインでもいくらでもできるので、そういう意味でも英語を学ぶ→英語で学べることで広がる可能性はいくらでもあると感じます
n=1を知ることは再現性のためではなく読み手自身が使える要素を抽出したり、ケーススタディ的にそこから見えることもあるかもしれないので、当時の私のように困っている人に届いたら嬉しいなと思ってnoteを書いています。