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京都ライター塾はわたしにとって「追い風」〜京都ライター塾アドバンスコース第六回講義レポ〜(9/25)〜

春から参加していた京都ライター塾アドバンスコースもついに最終回。第六回講座が最後の講座となりました。第六回目講座および半年間の受講の感想について書いていきます。

《過去の講義レポートはこちらから》
第一回、◆第二回、◆第三回、◆第四回、◆第五回

イベントレポートの書き方

第六回の講義のテーマは「イベントレポートの書き方」。受講生には、前回の講義「エッセイの書き方講座」のイベントレポート書くという課題が事前に出されていました。提出した課題に対する添削コメントを江角さんが説明する形で講義が進んでいきました。

印象に残ったことは次の3つです。

  • 掲載媒体を研究して記事の特徴を掴むこと

  • 講師の発言とライター/編集部の所感は明確に分けること

  • 自分の中に世間の目を持ち、常に第三者として書くこと

これがいわゆる”引き寄せ”でしょうか?

「イベントレポートを書く」という事前課題に挑んでいる最中、偶然イベントレポートを書くというお仕事が舞い込んできました。
これまで現地に赴く取材はしたことはなく、わたしにとってイベントレポートも初。京都ライター塾アドバンスコースを受講していなかったならば、初めて尽くしのこのお仕事はおそらく怖気づいて辞退していたであろう案件です。

それでも引き受ける決心がついたのは、紛れもなく京都ライター塾アドバンスコースの存在があったから。取材日は京都ライター塾の講座の約1週間後とタイミングもばっちりで、誰かに背中を押されるような感覚になりお仕事を引き受けることに気持ちが固まったのです。

そして、先日緊張しながらも初めてのイベント取材が終わりました。学んだことを活かせたことはもちろん、「ちゃんと学んだし準備もした。だからわたしは大丈夫」そんな自信を京都ライター塾は与えてくれたのだと感じました。

京都ライター塾に申し込んだのは、書くことにポジティブな人たちの輪に入りたかったから

わたしは長男(5歳)の産後からnoteを書き始め、時折休みながらも約4年書くことを続けてきました。当時悩んでいた本業(会社員としての仕事)に対するもやもやを文字として吐き出すうちに、ときに意外な自分の本心に出会ったり、ときに癒やされたり。書くことがもたらす効果が面白く、だからこそ続けてこれたのだと思います。

そしてnoteを通じて「書くことを仕事にする」という選択肢を知り、「わたしでもやってみてもいいのかな?」と、本当におそるおそる、細々と原稿料をいただくお仕事を始めたのが約3年前のこと。

「本当にわたしが書くことを仕事にできると思っているの?」
「30歳過ぎてなに夢見がちなこと言ってるの?」
「心から書くことが好きだと言えるの?」
「それをやってなんの意味があるの?」

ちょっとうまく行かないことが起きるとたちまちこんなネガティブワードが脳内に溢れかえります。第二子出産を機に細々と続けていたライティングのお仕事を一旦ストップすると、再稼働するのは更に心理的ハードルが高くなり、なかなか動き出せなくなってしまいました。

そんなとき目にしたのが、京都ライター塾アドバンスコースのお知らせでした。書くことに対し、ポジティブに向き合っている人たちの輪に入ればネガティブな感情に支配されずに書くことと向き合えるかも。そんな期待で申し込みしました。

京都ライター塾はわたしにとって「追い風」の存在

これまでオンラインサークルや有料講座にいくつも通ったことがあります。それなりの数に参加してきたからこそ、参加して良かったと心から思えるものと、そうでないもの、両方経験しました。

京都ライター塾アドバンスコースは、完全に「参加させてもらえて良かった!!!」と思う方です。ビックリマーク3つつけてしまうくらい。

《京都ライター塾アドバンスコースのカリキュラム》
4月 人の心を動かす文章とは?型を使って書く
5月 読者を知り、企画を立てる
6月 企画を立てて、原稿を書く
7月 人物インタビュー原稿のフィードバック
8月 ゲスト講師:寒竹泉美さん「エッセイの書き方」
9月 レポート記事フィードバック

京都くらしの研究室『4月スタート!京都ライター塾の「アドバンスコース」を開催します!』より一部抜粋

その理由の一つは、まずは期待していたことがきちんと得られたという感覚があること。

「インタビューライターとしてスキルを身に着けたい」
「メディアに提案できるようになりたい」
「ライター業を再稼働させるきっかけが欲しい」

受講前はこんなことを考えていました。5月テーマの「企画の立て方」と7月テーマの「人物インタビュー」は事前課題から前のめりに参加させてもらいました。

講義を受けて勢いがついたわたしは、インタビューの講義を受けたあと、知り合いへインタビューさせて欲しいとすぐさま提案。メディアへの提案の仕方の講義を受けた30分後には、実際にメディアに提案メールを送ってみました。あれだけ腰が重かったのが嘘かのように!

講義で習い、江角さんから添削という形でお墨付きをもらい自信がつき、実践のハードルがぐっと下がったんです。まさに京都ライター塾アドバンスコースはわたしにとって追い風の存在でした。

ひとつ仕事が始まると、さまざまなタイミングが重なり次々とお仕事が舞い込むようになりました。京都ライター塾が追い風となり、仕事を運んできてくれたかのようです。

そして、京都ライター塾アドバンスコースに参加させてもらえて良かったと思う理由の二つ目は、予想外の”わくわく”を見つけられたこと。

カリキュラムのうち、4月テーマの「なにかをおすすめする記事の書き方」や8月テーマの「エッセイの書き方」は、参加する前は実はあまり乗り気ではなかったんです。

今思うと自信がない気持ちの裏返しで、自分には向いていない、無縁のものと決めつけていたのでしょう。

愛用品をおすすめするnoteはこれまでも自主的に書いてきました。でも、いつも書くときに時間がかかるし、うまく書けている気もしない。自分には向いていないだろうと思っていました。

そしてエッセイなんてとんでもない!あれは才能がある人だけが書くもの、わたしには関係ナイナイ!そんな風に思っていたんです。

ところが、実際に講座を受けてみると印象がガラリと変わりました。

忘れもしない4月の第一回講座。「文章には型があるんですよ」という江角さんの一言に「型があるなんて!」という衝撃を受けました。実際に型を使って愛用品をおすすめする文章を書いてみると、びっくりするほどするする書ける。

えー!面白い。

苦手意識をこじらせて「興味ない」って思い込んでいただけだと気付いたわけです。「愛用品をおすすめする文章」の楽しさに気付いて、実は最近、愛用品をおすすめする企画のライター募集を見つけ、メディアに応募してみました。採用されたら嬉しいなと密かにわくわくしていることです。

そして8月のエッセイ講座も衝撃の連続でした。書き手が自由に個性を爆発させる文章だと思いこんでいたエッセイですが(もちろんその側面もあるのですが)、エッセイにも書き方が存在するんです!
経験を”描写”する方法を知ると、その作業がもう楽しくって。忘れたくない思い出を残しておく手段のひとつとしてエッセイは魅力的であることを知りました。それ以来、時おり自分と家族のために、家族の思い出をエッセイとしてしたためています。

ネットや本を探せば文章の書き方を学ぶ方法はいくらでも探せるのかもしれません。それでもリアルタイムで行われる講座に参加すると、ある程度決められたカリキュラムに沿って進むからこそ予期せぬわくわくに繋がることができる。それが自主勉強とはちがうメリットではないでしょうか。

半年間、課題に挑むのも講義もとても楽しい時間でした。

最後に江角さんと受講生の皆さん。この場を借りて改めて感謝申し上げます。みなさんと一緒に書くことに真摯に向き合う時間は、とても贅沢で充実して時間でした。これからもみなさんの文章読みにいきますね!今後ともぜひお付き合いいただけたら嬉しいです。


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