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訪日旅行者に話しかける言語に悩む話

私は最近、外国人と思われる方に話しかけるときに英語を使うかどうか悩むんです。

その理由は2つあって、1つ目は日本語を理解できる外国人の方が案外いるなと感じること。

先日、ある百貨店のエレベーターに乗った時に東南アジア系と思われるカップルと一緒になりました。

彼らは3階に行きたかったようなのですが、あいにくそのエレベーターは3階には止まらないため、何度ボタンを押してもランプがつかなかったんです。

私は「その階には止まらないんです」と日本語で言うべきか、「This elevator doen't stop at the (3rd) floor」と英語で話かけるべきか、少し迷いながら彼らに近づきました。

すると男性の方が「3階は・・・?」と自分が行きたいフロアを日本語で言ってくれるではないですか!

それを聞いて私も「3階は止まらないんです」と日本語で伝え、彼らは私の日本語をすぐに理解してエレベーターを降りていきました(それもお礼まで言って)。

海外旅行先で「こんにちは」「ありがとう」が現地の言葉で言える旅行者はそれなりにいます。

でもその東南アジア系カップルは、もう少し高いレベルで日本語を理解できていると感じたし、もしかすると日本に住んでいる可能性だってあると思いました。

私は今回のように「海外から来た人かな?」と思ってもまずは日本語で話しかけてみて、理解されなかったら他の言語(英語)を使ってみても良いのでは?と思うんです。

もう一つ悩ましいのが、欧米人と思われる方々に話しかける場合。

英語圏に住む方であれば、「Hello, do you need help?」

でいいと思うんですが、もしかするとフランス人かもしれないし、イタリア人かもしれない、と思うと下手に英語で話しかけるのもどうかと思って躊躇してしまうんです。

(英語圏にいれば、そんな心配は無用なんですが…)

それに、外見だけでその人がどの国から来たか見分けるのってすごく難しい…

私がイギリスで駐在妻生活を送っていた時、見知らぬ人からは99%くらいの確率で中国人だと思われていました。

「シェシェ」と手を合掌しながらお礼を言われたり、通りすがりに「ニーハオ」と言われることなんて日常茶飯事。

私たちアジア人が、中国・韓国・フィリピン・ベトナム・インドといった出身国を見分けるのはそこまで難しくない(いや、難しいかな…?)けれど、普段アジアと関わりのない生活を送っている欧米人にとっては、その違いを見分けるのはもっと難しいのだろうと思いました。

(例外は、パリやローマといった世界的観光都市で観光業に従事する方。彼らはおどろくほどの精度の高さでどの国から来た人か見分けます…)

同じ事が私たち日本人にも言えると思っていて、欧米諸国の方々をひと目見ただけで、どの国から来た人かを見分けるのもやっぱり難しい。

最初から英語で話しかけると、英語圏から来た人だと決めつけているような気がする。。。

そんなわけで、

ここは日本だし、最初の言葉は日本語でいいのでは?

という結論に至っています。

以上、私のちっちゃい悩みでした。

お付き合い下さって本当にありがとうございました!







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