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駐妻の苦い記憶〜ある日の海外ボランティア〜

私は以前、イギリスのOxfamというチャリティショップでボランティアをしていた時に、

「英語ができないと仕事のパフォーマンスが落ちる」

と痛感した出来事がありました。

当時の私はバックヤード業務を担当していたので、レジで接客をすることはほとんどありませんでした(たまにスタッフが席を外す時に5分ほどレジに立つくらい)

でもある日、マネージャーがレジの使い方を教えてくれることになり、1〜2回やってみることに。

当然マニュアルなど無く、自分のメモに最低限のことを記録して終了。

その後はレジを使う機会もなく、何ヶ月も経過したある日…

不意にレジ打ちの機会がやってきました。。。

教わった時のメモを見ながらやってみたけど、「ピー」というエラー音が鳴り先に進めなくなったのでマネージャーにヘルプを要請。

早速来てくれた彼女が「大丈夫、できるよ」と励ましてくれる中、

お客さんから

「No, she can't」

と言われてしまい、実際にその通りだったんです。

海外では「Yes, you can!」みたいにポジティブな声掛けが主流だと思っていたのに、まさか自分が「No, she(私のこと) can't」って言われるとは思ってもみませんでした。

当時の私の英語力で聞いた言葉なので、もしかすると実際のニュアンスとは違ったのかもしれませんが、結構心に刺さるものがありました。

私は学生時代(20年以上前の話)、コンビニでバイトをしていた事があるんですが、その時はレジの操作で困る事なんて無かったんです...

それを思うと情けなくなりました。

「なぜ自分はこんな簡単な事ができないんだろう」


海外で凹む理由って結局これに尽きるのではないでしょうか?

簡単な作業に時間がかかったり、ちょっとしたミスをしては、自分が情けなくなる。

でもよく考えると、

脳のキャパが英会話に取られているから、他の情報の処理能力が落ちてるんだと気がつきました。

「英語が得意じゃない人が英語圏で生活する」

これは、いつもの自分なら「できる」と思うレベル感を、だいぶ下げなきゃいけないってことなんですよね。

そう気付いてからはちょっと気持ちが楽になりました。

あとは脳内での英語の処理スピードをあげれば、もっと色んな事がスムーズにできるはず。

それにはコツコツ実践あるのみだと思って、今日も英語学習頑張ります!

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