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元駐在妻が悩んだ「社会復帰の職業選定」

こんにちは、ミントです。

私は10年勤めた会社を退職して駐在妻になり、トータル8年ほど専業主婦として過ごしました。

仕事から離れていた間、ずっと私の頭を悩ませていたのは、

「次の仕事、何しよう?!」

でした。

イギリス渡航前に転職エージェントに相談したら、

・転職はこれまでのキャリアをベースにステップアップがおすすめ
・目安としてTOEIC800点〜貿易事務などの仕事がある
・ブランクは短い方が有利

というアドバイスをいただいたのですが、これが私の心に重くのしかかっていました。

というのも、

・前職の業界、職種には戻りたくない
・TOEIC800点突破は簡単ではない
・妊娠や出産のための時間が欲しい

と考えていたからです。

それならば新しい業界・職種にチャレンジしようと思いましたが、選択肢は星の数ほどあります。

何を基準にやりたい事を絞り込めばよいのか、そして私に出来ることは何か、本当に悩みました。

また、海外で生活した経験をどうにか活かしたくて、

・ブログ運営
・自宅で料理教室
・翻訳
・英国ビンテージ輸入販売
・通訳案内士

など、少しでも自身の生活と関連がありそうなものを片っ端から調べましたが、なかなかピンときません。

イギリス滞在中に英語力を鍛えて仕事で使えるレベルにしたかったのに、思ったほど伸びないことも計算外でした。

日常会話は何とかできても、ビジネス英語や書類作成となると全く自信が持てないのです…

結局、本帰国した時のTOEICスコアは750点で、目標の800点には今ひとつ届きませんでした。

当時の私は、英語を使って仕事がしたい、という気持ちが先走り、「今の私のレベルの英語力でも任せてもらえる仕事が何か?」を考えていました。

でも英語はプラスアルファの技能です。

語学が多少できるだけでお仕事がいただけるのではないんですよね。

例えばグローバル企業の営業職は、営業という仕事が好きでなかったら、いくら英語が得意でも続かないと思います。

貿易事務の仕事も同じように、いくら英語が得意でも、そもそも事務や経理の仕事が好きじゃなかったら、ツライのではないかと(←これ私です)。

この事に気付いてからは、自身の社会復帰における職業(候補)リストをだいぶ絞り込めるようになりました。

私はこれまでのキャリアで人材育成やカスタマーサービスに携わってきたので、リアルに人と話す事が大好き。

また、誰かの成長をサポートすることにもやりがいを感じます。

この2点をクリアした上で英語が必要な仕事を探せばいいのだと思いました。

現在は海外からのお客様に観光案内をする通訳案内士と、英語を教える仕事に携わっています。

通訳案内士は究極のサービス業とも言われているし、英語を教えるのは教育業なのて、どちらも自分の経験やキャリアを活かせる分野だと思っています。

もし「英語を活かして働きたいけど、どんな職業が自分に合っているか分からない」という方がいたら、ぜひ気になる職業を1つイメージしてみて下さい。

その仕事から「英語」という要素を全て取りのぞいても、まだその仕事に魅力を感じますか?

Yesであればきっとそのお仕事はあなたに向いているのだと思います。

(少なくとも苦痛ではないはず)

これだ!と思えるお仕事と出会えますように。



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