第7回 英文の語順は?
みなさん、こんにちは。
英文法学び直しCafe へようこそ。
今日も寒いですね。
温かい飲み物を飲みながら、
気楽に読んでくださいね。
今回は、
英文の語順(ごじゅん)について
学びましょう。
英文の語順のルール
1.主語+動詞で始まる
英文には主語(S)と動詞(V)が必ず必要だと、
第3回でお話ししましたね。
この順番も大切です。
例文を見てみましょう。
I live in Aomori.
私は青森に住んでいます。
この文の主語は「 I 」で、
動詞は「 live 」ですよね。
「in Aomori 」は、
なくても文が成り立つ修飾語(M)です。
(修飾語については、第6回で解説しましたね。)
日本語の動詞は一番最後に来ますが、
英語では主語の次にすぐ動詞が来るんです。
日本語の文は、最後まで聞かないと
住んで「いる」のか「いない」のか
判断できませんが、
英語では結論を先に言う文化があるので、
先に動詞を言ってしまうんです。
この、「結論を先に言う」文化が
英語で文章を書く時の組み立てにも
関わってきます。
2.目的語(O)や補語(C)はあと回し!
第4回と第5回でお話ししたように、
英文の中には
「主語+動詞」だけでは成り立たず、
目的語(O)や補語(C)を必要とする文も
あります。
その場合も、
「主語+動詞」の部分がまず先に来て、
目的語や補語はあと回しになります。
例文をみてみましょう。
I love you.
私はあなたを愛しています。
この文の主語は「 I 」、
動詞は「 love 」です。
「 you 」は目的語ですね。
日本語訳を英語の語順で並べてみると、
「私は愛しています、あなたを」
となります。
やはり、
「私は愛している」という結論を
英語では先に言ってしまうんですね。
もうひとつ
例文を見てみましょう。
You look(ルック) tired(タイアード).
あなたは疲れているように見えます。
この文の主語は「 You」、
動詞は「 look 」で、
「 tired 」は補語です。
日本語訳を英語の語順で並べてみると、
「あなたは~のように見えます、疲れている」
となります。
look という動詞には、
「~のように見える」という意味もあります。
3.主語が2語以上の場合もある
今まで、わかりやすいように
「 I 」や「 You 」が主語の英文を
紹介してきました。
しかし、主語は1語とは限りません。
My(マイ) mother(マザー)
「私のお母さん」のように2語の時もあれば、
Ken, Yumi and I
「ケンとユミと私」のように5語の時もあります。
英文によっては、
もっと主語が長くなる時もあります。
その時に、
主語はどこまでで、動詞はどれか、
よく見極めてくださいね。
My mother likes music(ミュージック).
私の母は、音楽が好きです。
この文の主語は「 My mother 」で、
動詞は「 likes 」です。
2番目に来ているからといって、
「 mother 」は動詞ではないので
気を付けましょう。
4.副詞が入る文もある
さて、
英文は「主語+動詞」で始まるのが基本だと
お伝えしてきましたが、
文のはじめ(文頭(ぶんとう)といいます)や
文中(ぶんちゅう)に
副詞が入ることもあります。
文の終わり(文末(ぶんまつ)といいます)に
副詞が来ることもあります。
※「副詞って何?」と思った方は、
第2回をご覧くださいね。
たとえば、こんな風に副詞が入ります。
Sometimes I feel lonely.
時々、私はさびしいと感じます。
I sometimes feel lonely.
私は時々、さびしいと感じます。
I feel lonely sometimes.
私はさびしいと感じます、時々ね。
日本語でも英語でも、
副詞はあちこちに入ることがありますね。
厳密には、
副詞の入る位置にも様々なルールがあって、
どこにでも入れられるわけではありません。
副詞の位置については
少し複雑なので、
また今度、解説しますね。
ここで注意してほしいのは、
2つめの例文のように
副詞が文中に入る場合です。
I sometimes feel lonely.
私は時々、さびしいと感じます。
この文の主語は「 I 」、動詞は「 feel 」です。
2番目に来ているからといって、
「 sometimes 」を動詞と勘違いしないように
気を付けましょう。
いかがでしたか?
今回は、英文の語順について学びましたね。
自分の知っている名詞や動詞を使って、
英文を5個、作ってみましょう。
できれば手書きで、ノートに書くと良いです。
英語の上達には、
単語や文法を覚えることももちろん大切ですが、
自分で英文をたくさん作ってみることも、
とても大切です。
自分でオリジナルの英文を書いてみると、
さまざまな疑問が浮かんでくると思います。
それを
辞書やインターネットのサイトで検索して
答えを探してみると、
とても力が付きますよ。
間違いを恐れずに、
どんどんやってみましょう。
Practice makes perfect.
練習が完璧を作る。
(「習うより慣れよ」的な、
英語のことわざです)
次回は、英語のこぼれ話②をお届けします。
また読んでいただけたら嬉しいです。
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最後まで読んでくださって、
ありがとうございました。
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