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長文攻略の最短ルート!『関正生の必修英文100』でわかる、受験に効く英文パターン

購入理由

関正生のThe Essentials英語長文 必修英文100』の購入理由は、大人の英語学習者として長文読解力をさらに強化したいと考えたからだ。

受験生向けの教材ではあるが、効率的に実力を伸ばせる可能性があると感じ、試しに購入した。

この本の「長文がラクになる」といったキャッチコピーが心に響き、内容に興味を持った。しかし、最初は「例文集」という形式に対して少し懐疑的だったところもある。

疑問点

タイトルにある "The Essentials" が、内容と直結しているかと言えば疑問だ。確かに「本質的」というニュアンスを含んでいるが、読者目線ではあまりピンとこなかった。

使ってわかった良い点

それでも、実際に読み進めると良さが分かってくる。特に「長文に頻出する型や形式」を網羅している点は秀逸だ。

100の例文がそれぞれ異なる視点で構成されており、長文のパターンを体系的に学べるようになっている。また、各例文が「無駄のない濃密な英文」になっており、実際の入試問題にも匹敵するクオリティだ。これは過去問を解くだけでは得られない経験値を補完してくれる。

さらに、「消える but」のような実践的な読解テクニックの解説は、非常に実用的だと感じた。これを知るだけで、読解スピードが格段に上がり、設問に正確に答えられるようになった。こうした「目から鱗」的な発見が随所に散りばめられており、勉強のモチベーション維持にも一役買ってくれる。

注意点

一方で、全ての例文が完全オリジナルである点については賛否が分かれるだろう。

確かに「無駄がない」とは言えるが、実際の入試英文で学びたい層もいるかもしれない。だが完全オリジナルだからこそ、短文で重要なところだけを学べるともいえる。そこはトレードオフになる。

また、長文読解が苦手な初学者にとっては、オリジナルの英文が逆に難解に感じられる可能性もある。

まとめ

結局のところ、この本は「長文読解の負担をラクにする」という目的を、かなりの部分で達成している。

ただし、誰にでもおすすめできるかと言えばそうではない。基礎が固まっていない人や、特定のテーマに苦手意識がある人には向いていないかもしれない。

それでも、ある程度の実力がある受験生にとっては「読むだけで点数が上がる」一冊だと感じた。

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