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エンジニアのミカタの目指すもの 


・自己紹介

エンジニアのミカタ 代表の田代 正義と申します。
経歴を説明すると早稲田大学在学中の2020年4月に株式会社エンジニアのミカタを設立し、途中複数のベンチャー企業での経験を経て、2021年8月からSES事業を開始し今に至ります。エンジニアのミカタ社は前期年商4億、今期年商16億を見込む急成長中のスタートアップ企業です。自分自身は所謂学生起業ですが、現在弊社正社員で学生はおらず、社会人主体の会社となっています。
創業期から大変な幸運に恵まれ、適格機関投資家であるThe SEED Capital2号投資事業有限責任組合(LP投資家三井住友銀行、DeNA)、SkylandVentures4号投資事業有限責任組合(LP投資家 SBIホールディングス、サイバーエージェント、ベクトル)
から出資を頂いています。


・SESとは?

エンジニアのミカタはSES事業を展開しています。
SESとは、ITエンジニアが足りない企業に、自社のエンジニアを常駐させる形で、その企業でのシステム開発を受託する、システム受託開発事業の一種です。
自社のエンジニアはクライアント先に常駐し、システム開発業務を行います。日本のIT業界は、NTTデータやNEC、富士通といった大手IT企業を頂点とするピラミッド型構造であり、それを人的なエンジニアリソース面で支えているのがSES会社です。そういった大手IT企業はシステム開発を行うとき、ITエンジニアをSES会社から確保しています。
約1万社のSES会社に約40万人のITエンジニアが所属していると言われており、日本のITエンジニア100万人の約半数がSES会社で働いているのです。
つまり、SES会社無しには日本のIT産業は成り立ちません。

・なぜエンジニアのミカタはSES事業を行うのか?

私の父親はエンジニアです。
理系の大学を卒業し、インフラエンジニアとして働いていました。
私がエンジニアのミカタ社を創業したタイミングでは社名も違う名前であり、イベントの開催といった全く違う事業を行っていました。しかし、イベント事業は全くうまくいかず、20201年5月には資金も枯渇し、完全な八方塞がりな状況でした。
そこで、会社を閉じ、成長産業であるIT産業でITエンジニアとして就職しようと考えました。そこで父に相談したのですが、おどろいたことに一方的に反対されたのです。
その理由は父がエンジニアとして日々実感している日本のIT業界の構造的課題と、年収の低さ/苛酷な労働環境でした。
日本のIT業界には多重下請け構造という大きな課題があります。
これは、IT業界には中抜きピンハネ業者が無数に存在するということです。
システム開発会社と実際に開発するエンジニアが所属するSES会社の間には、中間搾取を行う業者が最大6社、平均2.5社も挟まっているのです。
この結果、顧客はエンジニア1人当たりの一か月の稼働に150万円もシステム開発会社に払っているのに、実際に開発しているエンジニアには月給25万円しか支払われないという非合理がまかり通っています。
また、中間搾取を行う企業が多すぎるため、システム開発予算が潤沢にあるにもかかわらず、エンジニアの人件費が不足し、結果としてエンジニア1人当たりの稼働時間が増え、長時間労働につながってもいます。


多重下請け構造

この事実を実感しているからこそ、父は私がエンジニアになることに反対してきたのです。
しかし、これからは情報産業が産業の中心になる、情報革命で人々が豊かになる、そういう時代です。日本の旧態依然としたIT産業では、日本の国際競争力は低下し続けてしまいます。この状況を本当の意味で打開するSES会社の必要性を悟りました。
そのため、2021年8月よりエンジニアのミカタ社はSES事業を開始しました。
いかにしてIT産業の多重下請け構造を打開できるか、徹底的に考えました。
そして出た結論が「全てのSES会社が二つの種類の会社になること」です。

これは、全てのSES会社が
A型SES会社
エンジニアの足りない企業とエンジニアが所属するSES企業を繋ぐ営業会社
B型SES会社
エンジニアが全員正社員/フリーランスとしてとして直接所属するエンジニア会社
いずれか2種類の企業となり、システム開発会社➡A型SES会社➡B型SES会社 又はシステム開発会社➡B型SES会社と実際に開発するエンジニアが所属する企業とシステム開発会社の間には、A型が一社だけ入るか、一社も入らない状況を創ることです。

こう書くと、A型SES会社はいらないのではないかという意見が出ますが、営業をほぼ雇わずにエンジニアの採用と育成にだけ注力し運営されているSES会社も多数存在するので、実際に営業を行うA型SES会社が必要です(勿論、エンジニアのミカタ社は徹底的に営業をやり抜く会社です)

「全てのSES会社が二つの種類の会社になること」ができるのであれば既にそうなっていると指摘されることも多いです。
しかし、既にそうなっていないことには理由があります。
これは営業の人数が200名を超えるSES会社がほぼ存在しないことにあります。
SE/PG/インフラエンジニアのみの稼働数だとテクノプロやレバレジーズが1万人前後の稼働数を誇りこの2社が日本で一番大きいSES会社となりますが、どちらもSE/PG/インフラエンジニア担当の営業の人数は300人以下です。
両者ともに協力会社はほぼ稼働させておらず、自社所属のフリーランスエンジニアと正社員のみ営業しています。つまり、テクノプロやレバレジーズはA型のSES会社ではないのです。
日本のIT企業の数を考えると全てのエンジニアが不足している企業と繋がり全ての案件と人材を確保しようとすると、200名以上300名近い営業人数は絶対に必要です。しかし、最も大きいSES会社ですら営業人数は300名以下であり、A型SES会社としては営業人数が100名を超えた会社は一社もありません。
このため、全ての案件と人材を持ってこれる会社が存在しないため、どのSES会社も自社の一社下や2社下、3社下の会社の要員をクライアントに提案しなければなりません。
本来A型SES会社に300名の営業担当がいれば、クライアントからのどんなスキルのエンジニア需要であっても間の会社を一社も通さずに無数のB型SES会社からエンジニアを調達することができ、多重下請け構造がなくなるのです。
エンジニアのミカタ社の第一段階の目標は営業300名体制構築とエンジニア1万人採用体制を構築し、A社、B社どちらの要素を兼ね備えたSES会社としてIT業界を変革するのです。


・2030年エンジニア1万人体制に向けて

「卓越した営業力でIT業界を変革すること」これが弊社のミッションです。
これはつまり、圧倒的な営業力と採用力によって2030年1万人体制を構築し、多重下請け構造の解決を実現することです。
A型SES会社として圧倒的な営業力を持ち他社B型SES会社の要員を数千人以上稼働させつつ、自社もB型SES会社として1万人近くの自社エンジニアを採用します。これによって2030年にエンジニア1万人体制、営業300人体制を構築する計画です。
勿論たった1万人では多重下請けの完全な解消にはほど遠いでしょう。しかし、1万人を達成すれば業界全体に良い影響をもたらすことができるはずです。
1万人というとほら吹きであるという人がいるかもしれません。しかし、この1万人という数字は完全に現実に則った、論理と事実からなる数字なのです。
エンジニアのミカタ社の2024年8月の月次内定承諾者数は17名(全員経験者のITエンジニア)となります。つまり我々は既に年次200名採用体制の構築に成功しました。
私は2021年8月からSESを始めました、つまり、ちょうど3年かけて年次200名採用体制を構築できたということです。弊社は親会社はありませんし、親/親戚の会社経営者がいるわけでも、前職から人を引き抜いてきたわけでもなく、完全ゼロから独立資本でSES事業を開始しました。
ゼロから3年で年次200名採用体制が構築できたわけですから、エンジニアのミカタ社は必ず2年以内に年次2000名採用体制を構築することができるのです。
年次2000名採用体制があれば離職率を考慮しても必ずや1万人体制を構築できます。
さらに協力会社(B型SES会社)の要員の稼働もありますし、積極的な同業他社のM&Aも行います。
従って自社プロパーと協力会社の稼働数を併せて1万人以上売上高1000億以上を2031年4月期までに達成できるのです。
勿論、1万人という数字は通過点にすぎません。1万人を達成できたならば、更にその次を目指します。事業もSESという単一領域にとどまらず、外国人人材の派遣や、機電系エンジニアの派遣といった事業にも中長期的には進出することになるでしょう。
なぜかというと、エンジニアのミカタ社の圧倒的な成長こそがIT業界ひいては日本経済にとって良いことであるという確信があるからです。
エンジニアのミカタ社の飽くなき成長を実現することが、社員、株主、社会の三方にとって良いということが、私の誇りであり、人生の生きがいなのです。


・エンジニアのミカタに入社するメリット

エンジニアのミカタは圧倒的な成長を実現します。
そのため、弊社に入社することで、人間としてもビジネスパーソンとしても圧倒的な成長を実現することができます。さらにそれだけではなく、日本のIT業界を良くするという社会的意義も大いにあり非常に大きなやりがいもあるのです。
また、弊社はやりがい搾取を良しとしません。労働の最大の対価は成長とやりがいだけでなく給与であると考えています。
成果には正当な対価で金銭的に報いることは、事業成長の一丁目一番地であり、弊社は同業他社よりもエンジニアも営業も圧倒的に稼げる会社になろうとしています。
特に営業のインセンティブは上限を設けていません、成果を出せば出すほど給与が無限に上昇する仕組みになっています。

また、非常な幸運に恵まれ優秀な社員がエンジニアのミカタには集まっています。そのため社員のキャリアステップが単なるマネージャーに終ることは非常に勿体無いと考えており、SES営業やエンジニア、採用担当のキャリアのネクストステップとして会社経営陣というキャリアパスを用意しています。
エンジニアのミカタ社はレバレジ―ズ社のように営業力を主軸に複数の人材領域に進出していきます。そのため弊社の新規事業立ち上げ責任者として子会社代表になることもできます。それだけではなく、ロールアップ型M&Aとしてshiftのように同業他社を積極的にM&Aしていくため、買収先子会社の役員/代表というポジションも得ることができるのです。




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