エンジニアって稼げるの?
まえがき
今回はお金の話です。
エンジニアになったら今より稼げるかも、そんな期待をして転職を考える方も多いと思うので、エンジニア二年目の実態をお伝えしましょう。
具体的な所得を公開するのはハードルが高いので、幅を持たせた表現にしています。ご容赦ください。
結論
『全体の平均よりは稼げる』
解説
定義
そもそも、「稼げる」という言葉の定義をしてみます。
タイトルのような質問をされる時のその言葉の意味は、 「一定の基準値以上に稼げるか」ということだと思います。
なので、ここでは、以下の四点と比較して、それ以上ならば稼げる、それ以下ならば稼げない、と結論付けることにします。
日本の平均給与
日本の30歳の平均給与
米国の平均給与
米国の30歳の平均給与
調査
日本の平均給与
というデータがありました。令和5年の平均給与は460万円とのことです。
正直にいえば、エンジニア二年目で40時間未満の残業手当と賞与を込みで、総支給額がこの値に届くか届かないかくらいだと思います。
対象の平均年齢が47歳とのことですから、30歳前後でこの値に至るなら悪くないかもしれません。(残業が発生しやすい職種であるだけかも、、、)
日本の30歳の平均給与
同資料の〔年齢階層別の平均給与〕の欄には以下のグラフがありました。
これによると、30~34歳の平均給与は431万円ということです。当然ですが、全体の平均よりも低いことがわかります。
少し残業時間を減らしてもこれくらいの水準には達するということですね。(書きながら自分が勉強している)
米国の平均給与
米国による発表をうまく見つけることができませんでしたが、USA TODAYという新聞のネット記事には下記の内容がありました。
2023年(令和5年)の平均給与は$59,384で、当時のレートで約700万円とのこと。(ホントかな、、、2024年11月のレートだと900万を超えています)
日本の平均給与の1.5~2倍程度であることがわかります。悲しくなる結果ですが、アメリカのGDPが日本の約6倍あると考えれば、当然給与にも差が生まれるでしょう。
米国の30歳の平均給与
年代別の集計も載っていたので一応見ておきましょう。
25~34歳ということで、日本の統計区分とは異なりますが、やはり全体よりは下がっています。
日本の場合も全体の平均から6%減でしたから、比率にはそれほど差がないようです。
調査結果
日本国内の平均給与と比べると、エンジニアの給与は転職者であっても同水準にあることがわかりました。
また、今回は調査しませんでしたが、エンジニアの給与の推移を調べるのも面白そうです。
より稼ぐために
会社にもよりますが、資格手当や社内研修を受けることで奨励金や昇給の機会が得られることもあるでしょう。
また、経験年数や評価によって、昇給や昇格もあります。
実体験としては、他の職種よりもエンジニアは評価制度が明確で、ゲームの経験値取得やスキルツリーを伸ばす感覚で成長しやすいと感じています。
平均給与も高く、昇給の仕組みも明確であることから、エンジニアは稼げると言って良いと結論づけました。
しかし、稼げるようになるには成長し続けることが必要不可欠で、前回の記事でも示したとおり、ビジョンと覚悟が必要であることも確かです。
自分を資本や企業と捉えて、自己投資する考え方も有効だと思います。
まとめ
転職者で経験年数が短くても日本の平均給与並みに稼げることがわかった
成長を評価してもらいやすいことが多く、より稼げる可能性もあることがわかった
以上、拙い文章を最後までお読みいただきありがとうございました。
(ご意見、ご感想お待ちしております)