#85 ため息と交換
ハァーーー
という、伸ばし棒が3本ほど見えるような人のため息を聞くことがすきではない。
オブラートに包んですきではない、と言ってみたが、本当は苦痛で仕方がない。
私はエンジニアとして働いているが、デスクワークが主であり毎日出社しているものだから、人様のため息とは切っても切れない関係である。
正直聞こえるため息しか気にならないから、隣の席の人がため息をつかないタイプの人であれば問題ないのだが、
右隣の人のため息がすごい。
もう、ハァーーーーッ って。ハァーーーーーーッという感じなのだ。
その人はそれでスッキリするのだろうから、良いと思うのだけれど、私にとって良くない。私は人の雰囲気や態度、物理的な音を敏感に感じ取りやすいという性質を持っているので、本当に良くない。
この性質は性格というより身長の高い低いのように生まれつき持ったもののようだから、気にしない、ということはかなり難しく、ため息があればあるほど負担になるのだ。
だから、できれば吸って欲しい。吐くのではなく吸って欲しい。それが無理ならばパーティーグッズのような、息を吹くと伸びるものをため息をつきたいときだけ使って欲しい。
これこれ。吹き戻しというのか。ちょっと調べただけでも様々な種類があって、かつ110円から手に入れられることがわかった。経費で購入して配ろうかしら。
それか、2秒ほど踊る、などの発散方法であれば全然むしろハッピーで問題ないのだ。そんなの、ぜひ踊って欲しい。ため息って、こう、人間のよくないところを混ぜ合わせたみたいな感じがするし、音が不快なのだ。
だからポイントを付けることにした。
ルールは簡単である。
これだけ。
欲しいもの、というのは、
欲しいものリストにはずっとあるけれど、なくても生活出来るけどあったら嬉しい、という気持ちなものだから中々買うのに踏ん切りが付かない
というものを設定する。
100溜まったらKINTOのコーヒーカラフェセットを購入する予定だ。
今日仕事をしながら決めたのだが、既に、はやくため息つかないかなあ などと思ってしまっている自分がいた。