見出し画像

KOFGに対する海外からの期待

THE KING OF FIGHTERS for GIRLS(KOFG)」のグローバル版リリースを希望して、海外のファンの方が署名活動を開始しました。

この活動の趣旨を日本語でわかりやすく紹介してくださった方がいらっしゃったので、勝手ながらご紹介させていただきます。(下記ツイートのツリーもぜひご覧ください)

発起人の谭总(Tanzong)さんのKOFGに対する評価にグッときた(TдT)

KOFGは大好きなKOFのキャラクター達に対して、全く新しい観点で理解を深めたり、キャラクター達と交流できる機会を提供してくれます。イラストやテーマソングはとてもクオリティが高く、世界中のKOFファンから高く評価されています。

[English for KOFG!より引用・翻訳]

ですよね〜!KOFというコンテンツ自体、性別や国籍を超えて世界中のファンに愛されていますから、KOFGも英語版がほしい!と思うファンがいて当然だと思います。私も、この素敵なストーリーやイラストが世界中のファンに届けばいいのにな〜と常々思っていました。

実際、KOFGのリリースに際し海外でどんな反応があったのか少し調べてみたところ、2019年6月12日、KOFG始動のニュース発表以降、海外で続々とニュースに取り上げられていたことがわかりました。
英語圏と中華圏からいくつかピックアップしてご紹介します。

GameRevolution.com [June 12, 2019]

サムネにドキっとしちゃいますね🥰

記事内で"otome game"と書かれているように、”乙女ゲーム”というジャンルは日本発の独特の文化なのかも。
この記事では、

何よりも重要なのは、このゲームが欧米でもリリースされるのか、それとも日本限定でリリースされるのかということです。

という一文があるように、KOFGが欧米でもリリースされるのを期待していることが伺えます。

MMO Culture [June 13, 2019]

続いて同じく英語圏からもう一つ。

上記ニュース内のこのくだり↓に笑いました。

このゲームの最大の特徴は、ファイター達との友情や絆を深め、最終的にはハーレムを築......いえいえ、真の愛を見つけるための決断をしていくことです。

ハーレム…(笑)
厳密には、ハーレム気分を味わえるのはプレイヤーだけであり、物語の主人公は各ファイターと1対1の恋愛関係を築いていきます!主人公は純真で誠実な女の子です!!何卒誤解無きよう…(笑)

あと、最後に書かれていた一文が気になりました。

KOFGはアジア以外の国でリリースされることはないと思います。なぜなら、このようなゲームがグローバルで成功した事例をあまりみかけません。日本とは市場が違いますからね。

確かに”乙女ゲーム”というカテゴリで見た時、アジアと欧米でユーザーが求めるものに大きな違いがあり、日本の慎ましやか(?)な恋愛観がそのまま欧米に受け入れられることは少ないのかもしれません。でもKOFというIPをうまく活かせれば、欧米でも通じる気がするのですが…実際の所どうなのでしょうね〜🤔

巴哈姆特(GNN 新聞網)[June 12, 2019]

こちらは中華圏(台湾)からのニュース。

第一報のニュースのため記事では日本で発表された内容を淡々と伝えていますが、記事のタイトルから、なんとなくKOFGへの期待が伝わってきました😊

懐かしの格闘ゲームが女性向け恋愛ゲームになってニューリリース!
イケメン格闘家達とラブソングを歌おう

游戏狗[June 24, 2019]

こちらは中国本土からのニュース。
6/24発表の記事ですが、内容からKOFGに対する期待の高さを感じられました。

記事のタイトルは「乙女ゲームKOFGが来襲!八神庵と恋に落ちよう」といったところでしょうか。わざわざ八神庵を指名しているところに、中華圏における彼の人気の高さを伺わせます。

記事内では、格闘ゲームが原作でありながら、KOFGは女性も操作しやすいように工夫されていることや、KOFキャラクター達によるバトルソングのリリース等様々な企画が計画されており、ゲームだけに留まらず新しい世界を見せてくれることに対して期待を述べています。

他にも中華圏ではニュースの見出しに八神庵の名前が使われてるのをちょくちょくみかけました。以下は一例です。

乙女向手游《拳皇 for GIRLS》公布 感受帅气八神庵的壁咚[GamerSky.com, June 12, 2019]
[壁咚]は「壁ドン」。これ、日本から輸入されたスラングでしょう😆
タイトルを訳すなら「イケメン八神庵の壁ドンを受けてみろ」ですかね(笑)

被八神庵壁咚种怎样的体验?乙女向手游《拳皇 for GIRLS》公布[17173, June 13, 2019]
タイトルは「八神庵に壁ドンされるってどんな感じ?
ここでも壁ドンが(笑)。確かにあのイラストは衝撃的!

いや〜〜〜ほんっと八神庵は中華圏で大人気だなぁ😳

今後の展開に関する所感

海外の記事を読んで、改めてKOFというコンテンツのブランド力・人気の高さを感じました。確かにKOFGが国内だけに留まるのは勿体無い。

とはいえグローバル化にあたっては、サービス運営と事業運営の面で、乗り越えなければならない課題があることも想像できます。

サービス運営の観点では、まずあの重厚なストーリーをローカライズするのがかなり大変な作業だと思います。日本と海外の恋愛文化の違いを踏まえた上で翻訳が必要になりますから。また、日々のSNS運営やゲームに関するお問い合わせも全てグローバル対応することになるので、ひとくちに「英語版対応」といっても運営側は本当に大変です。

事業運営の観点で言えば、グローバル化することによる収益の見込みを試算しないといけませんね。慈善事業ではありませんから、利益を出すためにどうしたら良いか?を考え、ビジネスモデル(ガチャの仕組み等)の見直しと経営陣への説明が必要になります。企業は通常、1年単位で事業計画を立てますから「明日から海外展開しよう」なんて事は起こり得ません。

私の個人的な推測ですが、KOFGの制作にビクターさんが関わっていることから、元々ゲームのグローバル化よりも先に国内の音楽分野への展開が計画されていたのだと思います。乙女ゲーム市場・モバイルゲーム業界だけで生き残るのは大変厳しいですから、まずは分野を超えてKOFGを展開していくことで収益を得ていく経営戦略なのでしょう。

そう考えると、英語版のリリースはまだまだ先かもしれない。
ですが、1周年記念のこのタイミングで海外のファンが動き出したこの活動を私は応援したい📣(早速署名しました)
まずは、海外のファンが英語版を求めているという事実をしっかり運営に届けることが大事だと思っています💪

この記事を書いている時点で既に60人以上の方が署名されていました。
本活動への署名の際に名前や住所等の入力を求められますが、メールアドレスの認証さえできればぶっちゃけあとは適当でも大丈夫です(笑)ので、賛同いただける方はぜひお気軽に署名を!\(^o^)/

最後は発起人の谭总(Tanzong)さんのメッセージで〆たいと思います。

私たちがどれだけKOFを愛しているか、そしてGoogle翻訳を使わずにKOFGをプレイしたいと思っているかをSNKに伝えるため、ぜひ署名をお願いします。
ありがとうございました!


最後までお読み頂きありがとうございました。note会員でなくてもスキ可能ですのでお気軽にどうぞ🍀