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《KOF ALLSTAR》 八神庵 - 八尺瓊一族の末裔:海外ファンの萌え語り【翻訳】

先日、THE KING OF FIGHTERS ALLSTARの公式フォーラム(グローバル版)に投稿されていた海外の八神庵ファンの萌え語りを読んで激しく共感してしまい、勝手ながら「わかる」「それな」となった部分をピックアップして翻訳させていただきました。

元記事:The King of Fighters ALLSTAR Official Community - IORI YAGAMI- THE LAST DESCENDANT OF THE YASAKANI CLAN (LetsGoCena,  Oct. 15th, 2020)

私は庵でプレイするのが好きだ。彼のバトルモーションは敵を切り裂き、紫炎で燃やし尽くす喜びが見事に織り交ざっている

元記事のトップに貼られているgifアニメ、裏参百拾六式・豺華がまさにそうですね!敵を切り裂き・紫炎で燃やし尽くし「ハァーハッハッハッ…!」と喜び(?)に満ち溢れたあのボイス。ある種の狂気を感じますが、これぞまさに八神庵!という技で私も大好きです。(コマンド入力よく失敗するけど(笑))
八神流古武術は草薙流古武術と同じ流派を源流としているので、百式・鬼焼き、百八式・闇払い等、草薙京と似たモーションの技があります。一方で参百拾壱式・爪櫛、百弐拾九式・明烏等、草薙家と袂を分かった後に編み出したと思われる技もいくつかあり、これらの切り裂く様な技が八神流古武術独特の技なのでしょう。

時が経つにつれ、庵は京以上にカッコいいだけでなくヒーローよりもずっとヒーローらしい奴であることに気がついた。 庵は確かに辛辣で陰気な奴かもしれないが、犠牲の象徴でもあるのだ。

私も大人になってから気づきました。八神庵の魅力に…。
LetsGoCenaさんの言う通り、彼は660年にもわたる八尺瓊一族の罪を背負わされており、まさに「犠牲の象徴」でもあるわけです(本人は絶対に認めないと思いますが)。草薙京がカッコイイのはもちろんのこと、それ以上に八神庵もかっこいいと思えるのはこういう一面からでしょうか。

とはいえ、彼はニヒリスト(虚無主義者)になるほど自己中心的ではない。 正気を失った獣と化し血の暴走に飲み込まれてさえも、オロチへの激しい怒りに集中させるため京を殺すことより優先させる意思の強さを持っている

これ、97のエンディングのことですね…(涙)オロチの手によって暴走状態になったにも関わらず、封ずるものとして意思の強さを見せました。
八神庵にとって草薙京の命を絶つ事こそが人生最大の目的ですが、とにかく草薙京が倒せれば何でも良い、というわけではないんですよね。「自分の意思」「自分の手」によって倒すことが何よりも重要なので、それが叶わないのであれば共闘することだってあり得るわけです。

話は少し逸れますが、KOFの乙女ゲーム「THE KING OF FIGHTERS for GIRLS(KOFG)」において八神庵はニヒリズムの元祖・ニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」を読破しており、「超人思想」が彼の行動原理となっていることがわかります。
これだけ理不尽な宿命を背負わされても「人間の存在に意義や本質的な価値などない」という虚無な思考(ニヒリズム)に陥ることなく、自らの確立した意思でもって行動する八神庵は、まさに「超人」とも言えるでしょう。

だがひとつ言っておかなければならない事がある。
彼が命を犠牲にしている事は、そもそもKOFシリーズの誰もが歳をとっていない時点で議論しても意味はない。

最後、しっかりオチつけてくれました🤣🤣🤣
確かに初登場の95から数えれば、なんだかんだでもう25年(ヒエッ...)。八神家は代々短命といいつつも庵の父親は健在の様ですし、庵もこれだけ執念深ければオロチの呪いなんかに負けず、まだまだ生きてくれるでしょう!


自分の好きなキャラクターがこうして海外のファンにも愛されているだけでなく、国や言語・文化の違いを越えて同じ様な解釈をもてることは嬉しいなぁと感じた週末でした。(◜◡◝)

おわり。

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