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『世界のお料理』の話・イギリス編

11月の第5週末はイギリス料理

こちらのnoteに引っ越してから、もう1ヶ月!?
「今年の冬は焼かないの?」
と常連さんから聞かれたパイ。
子羊の肉で焼くのが正式な『シェパーズパイ』
シェパードって犬、ご存知ですか?
羊飼いの人たちが飼っているイメージが店主にはとってもあって、
その理由がこの『シェパーズパイ』の名前だと感じるのは
花より団子の胃袋直結型思考ならではだからかも知れません。
(写真のモデルさんは羊じゃなく山羊ですけど)
とはいえ、意外と牛肉も美味しいんですよね。
使用する肉の種類が変わると『コテージパイ』という名前なります。
「そんな細かいこと、どうでも良さそう」だと思われますか?
でも、そのちょっと融通が効かないというか偏屈なところが
店主の愛してやまないイギリス人っぽさだったりするんですよね。

お品書き

*シェパーズパイ・コテージパイ*
どちらのパイになるかは直前までわかりません。
初めて聞いた!というみなさんへ。
ミートソースみたいなのの上を、マッシュポテトで満遍なく蓋をして、
オーブンでこんがり焼き上げるグラタンみたいな料理です。
パイっていう名前ですが、小麦粉をこねた生地は使っていません。
小麦が買えなかった労働者や貧困層の人たちの食べ物が発祥という
ちょっと切ない理由から。
日本ではあまり馴染みがないラム肉ですが、
このパイにするととっても美味しく、
山の店でなくても、どこかのお店で見かけたら
どうぞ<ラム肉のデビューメニュー>として
お試しいただきたいなと思います。
*季節の野菜、サラダ・クリーム添え*
ドレッシング、マヨネーズより、大御所感のあるサラダ・クリーム。
日本ではほとんど見かけませんが、軽い口当たりでとても美味しく、
イギリスのスーパーを巡られたことがある方なら視界に、
そして体内にも入ってるはず?!
乳白色のぽったりとしたクリーム・ドレッシング=サラダ・クリーム。
マヨネーズは生卵(黄身)、オイルをたっぷり使いますが
こちらは茹で卵(黄身)、生クリームを使ってできてます。
似て非なるもの、どうぞお楽しみに。

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