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僕らが助けを求める理由 〜なぜ子供たちは助けを求めずに自殺してしまうのか〜

少し、重いサブタイトルをつけてみました。
2020年の小中学生の自殺が過去最高になっていることも受けて書く記事です。
ただ、内容はそんなにどんよりしない!はず。書いてみないとわからないけど。

まずは情報から。
2020年は過去最高の約500人の小中学生が自ら命を絶ってしまいました。
これは悲しいです。すごく悲しいです。

もっといろんなものを見て欲しかった。
一人の大人として、そんなことしないで済む社会にしたかった。
子供の自殺は、別にその地域の問題でも家庭だけの問題でもなくて、「社会」の問題なのだと、声を大にして言いたいです。
僕たち大人全員の、問題です。


それで、今回はその理由に注目してお話します。
中高生の自殺の理由、何だかご存知ですか?


実は、理由の6割は「不明」なのです。
先日とある講演会で聞いて、自分でも調べてみました。
「不明」なのです。

つまり、小中学生の自ら命を絶ってしまう人の6割は、死の淵に立ってなお、何が辛いか言わないらしいです。
びっくりですよね。
最期くらい、何が辛かったか言ったらいいのに。
誰にも言わず(言えず)、絶っていってしまう。

僕が聞いた講演でも言っていましたが、その原因ははっきりしています。

日本の大人が「助けて」を言わないから

です。
「助けてを言わない」ことが美徳で、自分で頑張ることが良しとされる社会だからです。

大人が言わないのだから、子供はもっと言えないですよね。
だから溜まっていくのだと思うのです。

かつては、そういう時期もあったでしょう。
助けては言わず、自分は自分で頑張ることで経済を発展させ、日本を支えてきた。

でも、もういいはずです。もう十分発展した。
もうそろそろ、大人が声を大にして「助けて欲しい」と言う社会でいいと思っています。
そして、大人が「助けて」と言ったら誰かが助けてくれる。

そのやりとりを子供に見せていく。
子供たちは「あ、助けてって言えばいいんだ。誰か助けてくれるんだ。」と、潜在意識の中で感じる。
それが「不明」に一番届くのではないでしょうか?


「自己責任論」とか、本当やめたほうがいいと思います。
その結果が「原因不明」じゃないですか。

僕らは、寄付を求めます。
自分たちだけではうまくできないので、助けてもらいます。
自分で買えばって?思われるかもしれないけど、買う前に「誰か余ってませんか?」と聞きます。

助けてもらえたら「助けてもらえた!」と発信します。
個人としても会社としても「助けて」ってたくさん言いますよ。

たくさん言って、たくさん助けてもらいます。

言っていいんだ!と若者に伝えます。

大きな変化にはつながらない。
だけど、まずは小さなところから。


助けて、とはっきり言える大人が増えていくことが一歩だと思うので、こんな記事を書いてみました。

おーしーまい!

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