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レビュー:英雄伝説 界の軌跡

満足度

88 Points

プレイ時のハード
PlayStation5

総合的な感想
あの温和な人物が、一体何をやらかしたのか?
その謎に迫っていく流れが楽しかったです。
相変わらず、コミカルとシリアスのバランスがよく、楽曲もよく、世界観にも引き込まれていきます。
難易度も選択可能ですから、自身の腕前に応じた楽しみ方ができる点もいいですね。

「軌跡シリーズ」の途中からプレイを始めた場合には、用語や人間関係など分かりづらい事も多いと思います。プレイ中、いつでも調べられるよう配慮はされていますが。
本作でもメインの主人公はヴァン達「裏解決屋」なので、事前に「黎の軌跡」「黎の軌跡II」ぐらいはプレイしておくと理解しやすそうです。

なかなか、壮大な話になってきました。

世界の息吹度

20 Points(Max 20)
軌跡の世界は、「導力」という神秘的なエネルギーが利用されている事を除けば、リアルの世界にかなり近い文明・文化を持っています。
そこで暮らす人々も、我々に近い感性を持っていると言えます。
それ故に、世界観に馴染みやすく、感情移入もしやすいと思います。
リアル時事ネタをサブクエストに採り入れていたりもします。

物語に胸打たれ度

16 Points(Max 20)
ヴァン、リィン、ケビン、それぞれのルートで楽しませてもらいました。
謎が謎を呼び、まだ謎が残っていますが(笑)
リィンがトールズ士官学院の先輩、元クラスメイト、教え子たちとの絆を改めて確認したシーンは、胸が熱くなりました。
「閃の軌跡」4部作が長かった分、各人物への思い入れも相当ですからね。

見た目に惚れ込み度

18 Points(Max 20)
ファルコム作品のグラフィックは、リアル志向ではなく、パッと見で凄みは感じませんが、プレイしているとやはり「イイ感じ」だったりします。
心地よいプレイフィールに一役買っていると思います。
また、戦闘時のエフェクトやカメラワークなどの演出は「黎の軌跡」に続いてド派手、カッコいいですね!

鼻うた度

18 Points(Max 20)
街、フィールド、バトル、イベント、どのBGMも素晴らしいですが、鼻歌を歌いたくなるのはフィールドだったりします、特に物語が佳境に入ってからの。

ラクラク度

16 Points(Max 20)
フィールドバトル時、混戦になると狙った対象へのターゲット固定がやりづらく感じたものの、それ以外はあまり気になりませんでした。
オーブメント周りのUI操作については、ちょっと慣れが必要な部分かもしれませんね。それは「黎の軌跡」でもプレイ開始当初に感じていましたが。

ファストトラベル時の画面暗転も短いですし、総じて、快適にプレイできたと思います。

ここに感嘆!

「閃の軌跡」では通常バトルとは分離していた、イベントバトル的扱いだった「機神戦」。本作では既に「機神」が失われているので機甲兵ですが、通常のバトルシステムのまま、戦闘できた事に感嘆しました。
「黎の軌跡」のグレンデルのシステムを利用してるんですねぇ。お陰であまり違和感なくバトルを楽しめました。

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