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レビュー:蒼き革命のヴァルキュリア

プレイしたハード:PlayStation4 Pro
ジャンル:アクションRPG

PS STOREのセールで、1000円弱で購入したもの。
評価の★は多くはなかったですが、特に低くもなかったので、じゃぁやってみようかなと。
よほどのことでもない限り、“元は取れる”と判断しました(笑)。

PS4「蒼き革命のヴァルキュリア」オープニング。

Posted by フランシスコ ザヴィエル on Sunday, January 24, 2021

なお、本家(?)の「戦場のヴァルキュリア」はSLGジャンルですが、こちらはRPG。
ヴァルキュリアシリーズは未プレイです。

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架空のヨーロッパにて、経済封鎖にあえぐ国家ユトランドを戦争へと導いた5人の「大罪人」の真相に迫ってゆく物語。
主人公が、その「大罪人」の一人なんですね。

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街で準備を調え、出撃するミッションを選択すると、作戦の説明が始まります。
出撃メンバーを編成して、いざ戦闘開始。
と、流れはSLGのようになっていますが、RPG。

難易度も選択可能
僕は「易しい」でプレイしました。

基本は近接武器による攻撃で、回避やガードなども行えます。
咒術(じゅじゅつ:魔法のようなもの)や、携行火器、アイテム等を使用するためのリングメニューを開いている間は時間が停止。
敵の動きが止まっているので慌てることなく選択できました。

なお、プレイ中に操作キャラを変更することもできます。

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戦争
大罪人

基本的には重めのストーリーですが、イベント中、ふっと笑えるシーンもあったりします。

姫は「大食漢」・・・・・・

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単独で大軍をも壊滅させるほどの圧倒的な力を持つ「ヴァルキュリア」に、どのように立ち向かってゆくのか。
そこも見所でした。

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ヴァルキュリアシリーズは、絵画調のグラフィック表現がユニークですね。

それでは以下、「満足度」について述べてゆきます。

システム

満足度:★★★★☆

RPGとしては色々とユニーク。
戦場で戦っている雰囲気を味わえるバトルシステムに、ワールドマップ上では勢力図が変化したりもします。

各人物には上述の「大食漢」や、「花粉症」といった個性に関する設定があり、それぞれにメリットやデメリットがあります。
有用な個性を活かしやすい編成・立ち回りがポイント。

ラグナイトと呼ばれる鉱石を加えることで、武器を強化。様々な効果を選択しつつ強化していくのですが、最終的にはすべての効果を獲得できます。ここはあまり個性が出る部分ではないですね。

戦闘時に使用する武器パレットに、どの咒術や携行火器をセットするか、ここで個性が出ます。
効率重視で選択しても良いですし、「このキャラならこの火器だろう」と、キャラクター性重視で選択するのもアリだと思います。

なお、拠点での準備と出撃(プレイ)を繰り返して進行するゲーム性のため、広大な世界を冒険するような内容ではありません。

ストーリー性

満足度:★★★★★

ルーシ帝国という強大な国家に「解放戦争」を仕掛けるユトランド。
そのユトランドを戦争へと導いた5人の「大罪人」。
彼らは、<復讐>のために国家を利用した・・・・・・

この辺は序盤で分かる内容ですが、大変引き込まれるストーリーでした。
また、序章、1~10章、最終章とあり、全体のボリュームも多かったです。
これで1000円弱は安いと思いました(笑)。

サウンド

満足度:★★★★★

壮大なストーリーを彩る、オーケストラによって奏でられる壮大な楽曲群。
サウンド面も満足でした。

グラフィック

満足度:★★★★☆

絵画調のグラフィック表現は好みが分かれるかもしれませんが、僕は割と気に入りました。
だからと言って、どのゲームタイトルでもこのようにしてほしいとは思いません。架空の中世ヨーロッパが舞台であるこのタイトルだからこそ、という感じですね。

操作性

満足度:★★★☆☆

UI関連は悪くないと思います。戦闘時の操作性も悪くないかと。

ただ、ターゲットを固定していない時は自動でターゲットが合わさっている敵の方へ向かう仕様のため、対雑魚戦で混戦になるとちょっとストレスがたまりました。
例えば、目の前にいる敵を攻撃しようと思って攻撃ボタンを押した時に自動ターゲットが後方の敵に合わさっていると、勝手に後ろへ方向転換して攻撃を繰り出してしまいます。
混戦時はターゲット固定せずに攻撃した方が早いのですが、攻撃するつもりのない敵を攻撃してしまうことが多々あったため、ストレスとなったわけです。

総合満足度

★★☆☆☆

まず、ワールドマップ上での勢力争いについて。
これ自体はRPGとして斬新なシステムであり、良いと思うのですが、フリーミッションを放置しているとどんどん自軍の領地が侵食されていきます(汗)。
領地が減ると街のお店の品揃えも悪くなるので、なるべく領地を維持したいわけですが、そうなるとメインミッションを進める前に、フリーミッションをこなさないといけません

フリーなミッションのはずなのに、フリーでなくなっています(笑)。

加えて、自部隊が参加しないと領地を奪われるミッションが複数箇所で発生することもあります。なので、もう終盤はあえて放置で進めました。
せっかくのユニークなシステムですが、律儀にやっているとなかなかメインミッションを進められないので、これもストレスでしたね。

次に、一部の強力なボス戦について。
やり応えを感じられるよう、難しくしようとしたのかもしれませんが、たんに“嫌みな行動”を増やしただけではないかと、感じました(苦笑)。

・立て続けによろけ系の攻撃を繰り出す
・立て続けにやたら広範囲の攻撃を繰り出す
・頻繁に増援を呼ぶ

戦っていてうんざりしたそれらのミッションは、クリアまで40~50分以上掛かっていました。
まぁ、もう2度と戦いたくないなと。全体を通して2つくらいでしたが。

最後に、進行バグについて。
終盤のボス戦で、ボスのHPがゼロにならないバグが発生しました。いつまで経ってもボスが倒れないので不思議に思ってググったところ、どうやらそのようなバグが存在する模様。
知らなければ、延々と戦っているところでした。

幸い、2度目のプレイ時には発生せず、クリアできました。
モチベーションがかなり下がっていたので、2度目をプレイするまで何ヶ月か空いてしまいましたが・・・・・・。

僕は、この手のバグについては厳しく見ています。
“発生したらクリアできない、クリティカルなバグ”ですから。
それは、発売から何年経っていようと修正パッチで直しておくべきですが、攻略サイト等で情報も出ているのに直っていないということで、大きく★を引かせてもらいました。

ストーリーとサウンドとグラフィックに全体のボリューム。
ここまでならゆうに五つ星以上で、“元は取れた”と思っていますが、ゲームプレイ部分で残念な点がいくつか見受けられました。

他人にお勧めするか?

というと、ちょっと判断に迷いますね(苦笑)。
バグは必ず発生するわけではなく、厄介な強ボス戦もごく一部なので、そこさえ目をつぶれば、といったところでしょうか。

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