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主体性を持ち寄って「みんな事」なテーマを生み出す

2022年8月から Engagement Run! Academy に参加している、NRI横山です。
草野球が大好きな、新米チームリーダーです。
今回は、「【2024年10月特別企画】交流会@アトラエオフィス〜対面による対話の価値を体験しよう!〜 に参加してきましたので、感想を共有します。

【2024年10月特別企画】交流会@アトラエオフィス〜対面による対話の価値を体験しよう!〜

マグネットテーブルでドキドキ仲間探し

マグネットテーブルとは、参加者一人ひとりの主体性によって、トークテーマを決めるという方法です。自分が話したいテーマをフリップに書き、会場をぐるぐる回りながら、同じようなテーマをフリップに書いている人を見つけてチームを組みます。
私は初めての体験だったのですが、自分のテーマと同じようなことを書く人が果たしているのか・・。ドキドキしながら仲間探しをしました。

その後は、チームごとに、自分が書いたテーマの背景や思いを共有し、共通する部分をきっかけに、対話を展開していきます。
このとき感じたのは、自分が主体的に選んだテーマであれば、より積極的な姿勢で対話に参加できる、ということです。

これは、自組織における対話の場でも活用できると思いました。
「今日は離職率について話しましょう」というように、運営側に決められたテーマで対話に入ることが多いと思いますが、この場合、そのテーマについて、自分の頭の中にある記憶を辿って、その場で自分の意見を形成してからアウトプットします。
これに対して、自身の話したいテーマや近しいテーマから生み出したチームのテーマであれば、情報の呼び起こしと意見の整理は、自分でフリップに書いている間にある程度進んでいるので、準備万端な状態で対話を開始できます。

共通項を深めると新たな気づきが生まれる

それぞれ持ち寄ったテーマの中から共通の言葉を探すところから始まり、背景の共通点、願いや未来のイメージの共通点をお互いに語っていくと、新しいキーワードが生まれます。

チームで共通のキーワード(トークテーマ)が決まれば、あとは、それぞれの意見を出し合って、違う角度の意見も加えながら、テーマを深掘りしていきます。

最初に書いた自分が話したいトークテーマは、自身の課題感を言語化したものなので、対話を始める前はモヤモヤしていたのですが、対話の中ですぐに試したい気づきを得ることができ、終わったときにはウズウズしていました。

新しい形式に挑戦するときは「場づくり」が重要

今回の、私たちにとっての目新しい取り組みは、運営側の様々な工夫によって支えられていました。

デモンストレーションを挟みながら、「私のやり方であっているのかな・・(モジモジ)」と戸惑う参加者を少なくしようとしたり、参加者の思考がより開放されるように、グランドルールを丁寧に伝えたり、この場を一緒に作ることを強調したり、重要なルールは繰り返し意図を丁寧に説明したり、チェックインで参加者の関係性を作ろうとしたりしていました。

このワークショップが有意義だったと感じた推進者は、台本だけを持ち帰るのではなく、自分たちの体験がなぜ有意義だったのかを分析して、自組織で展開するときにはどのような工夫があれば、参加者が満足しやすい状態になるのかを考える必要がありそうです。
色々な仲間と試行錯誤しながら、あなたの組織にカスタマイズされた、素敵なワークショップを作ってみましょう。



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