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「いい時」にこそ、振り返りを

2022年8月から Engagement Run! Academy に参加している、NRI横山です。
草野球が大好きな、新米チームリーダーです。
今回は、「【アクションリーダー中級】Wevox振り返りフレームワークの実践」のクラスでの学びを意識しながら実施している、Wevoxスコアの振り返りの様子を共有します。

【アクションリーダー中級】Wevox振り返りフレームワークの実践

その数値はどのような意味を持つのか

組織内のあるチームでは、昨年秋頃からスコアが安定しはじめ、現在の総合スコアは90を継続しています。そんなチームの「Wevoxスコアの振り返り」の様子を取材しました。

今回取材にご協力いただいた「設計構築チーム」の皆様

ベンチマークや組織内の別グループとの比較からも、「いい状態」なのは分かります。ですが、90という数値にとらわれずに、この数値が何を意味しているのか、各キードライバーのどのような状況の組み合わせで構成されているのかを、メンバーどうしの振り返りによって導き出すことが大切です。

その数字が何を意味しているかをメンバーと一緒に考える

このチームのスコアの振り返り会にお邪魔して、スコアの向こう側にある、実際のチーム状況を伺ってきました。

「チームの声」に耳を傾ける

スコアとは、その時のチームの声の集まりの結果です。

各メンバーのスコアが高かった要因は、もしかしたら、サーベイに回答した時に贔屓のスポーツチームが勝って気分が良かったからなのかもしれませんし、今週苦労しているシステム障害対応が起こる前のタイミングで回答していて、苦しい状況が反映されていないからなのかもしれません。

前月はどう過ごしたか、サーベイに回答したときはどのような状態だったかを振り返る

また、常に高めのスコアをつけがち、という可能性も頭の片隅におく必要があります。回答する時の数字の意味(例えば、回答時の「5」という数値が高いか低いかという感覚)のすり合わせは、スコアの実感値をチームで揃えるためにも有効な取り組みです。

その他にも、冒頭にこの時間の目的を共有してから振り返りに入っていたことで参加者の意識が揃っている様子も感じましたし、チームの理想像と照らし合わせたときのギャップについても、メンバーそれぞれが感じていることを自身の言葉で語られていたのが印象的でした。

健全な「チームの移ろい」を楽しむ

もちろん、スコアは下がることもあります。
大切なのは、そのときの状態を受け止めて、どうありたいかを考え、未来に目を向けて行動し続けることだと思います。

理想とのギャップを認識して、未来に向けた前向きなネクストアクションを考える

各メンバーの振り返りのコメントを聞くと、うまくいっていることばかりではなさそうです。
しかし、個々のできごとをしっかり反省しつつも、自分たちがさらに進化するためにはどのような行動や改善をすればよいのかというような、前向きな意見が多く、振り返り会は終始穏やかな雰囲気で行われていました。

今回のチームのように、スコアを見ながら振り返りをするためには、サーベイの回答に対しては正直であることが前提となりますし、それを歓迎する組織風土が必要だなと改めて感じました。

みなさんも、自分たちなりの振り返りが習慣化できるよう、一歩ずつ取り組んでいきましょう。


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