ヨーロッパのバルコニーと地中海の水平線 -Balcón de Europa-
スペイン アンダルシア州のいくつかの街を周る旅。
前回の旅の続き、スペイン アンダルシア州の白い村 フリヒリアナ(Frigiliana)からバスで南へ約15分、ネルハ(Nerja)へ。
コスタ デル ソル(Costa del Sol)、ここネルハの地中海沿岸にある岩場の上に造られた展望台 "ヨーロッパのバルコニー"へ。
ネルハの観光スポット
温暖な気候、コスタ デル ソルに並ぶビーチ、ヨーロッパの人たちのバカンスを楽しむ所でもあり、ヨーロッパ系、主にイギリス人移住者が多いと聞く。
ネルハは昔、小さな漁村だったらしいが、1980年初頭スペインのTVドラマ "青い夏" (Verano Azul)の舞台として一躍有名になり、またネルハの東にあるマロ(Maro)という村にて、1959年に発見された鍾乳洞、ネルハ洞窟は観光スポットとして知られている。
主なネルハ観光は、ブリアナビーチ (Playa de Burriana)、ネルハの洞窟(Cueva de Nerja)、そして、ヨーロッパのバルコニー。
地中海沿岸の街、やはり春から夏場の観光が最適な街かと。
この時5月初旬、ビーチはバレンシアにもあるし… 他でも行ってるし…
今回は次の旅の移動もあり、ネルハ洞窟へは行かなかった。スペインの他で訪れた洞窟が、とても神秘的だった…
地底湖のある洞窟
違う洞窟で余談となるが、以前、地中海に浮かぶバレアレス諸島の島のひとつマヨルカ島(Mallorca)のドラック洞窟(Cuevas del Drach)へ行ったことがある。
夏場や暑い時期の洞窟(鍾乳洞)はひんやり、とても涼しく、洞窟内の様々な鍾乳石などがライトアップされていた。
ライトアップされた幻想的なエメラルドグリーンの地底湖(マルテル湖)に、小舟に乗って現れる演奏者たちが奏でるクラッシックコンサートが幻想的。
その後、小舟に乗り込んでの地底湖の遊覧クルーズもとても神秘的だった。
2023夏、猛暑日続き… 今、涼みに行きたい。。。余談でした。
ピンタダ通り -La calle Pintada-
ヨーロッパのバルコニーを目指し通りを南へ歩く。他の通りからでも行けるが、最短のピンタダ通りで進んだ。
途中までは特に何かある通りではないが、南に進んで行くとネルハの街の看板辺りからお土産屋さんも増え、街の中心といった雰囲気。
ヨーロッパのバルコニー -Balcón de Europa-
昔々のスペイン国王 アルフォンソ12世(1857‐1885)が、マラガとグラナダの海岸を襲った地震の後、この街を訪れ "ここはヨーロッパのバルコニーだ!!"と言ったことから"Balcón de Europa"と名付けられたらしい。
本来この時、アンダルシア地方マラガ周辺は"お天気が悪い予報"だったが、
"匿名 男性 スペインで老眼と四十肩になりました さん"の願いと祈りが天に通じてネルハでも晴れ間が続いていた。
ここはレストラン、お店や教会、ホテルなどがある広場、先端の展望台から地中海沿岸の景色や、天気が良ければ? 地中海の水平線の向こうのアフリカ大陸も見えると言う… ええ望遠鏡いるやろけど… 知らんけど。
展望台の東側にある小さなビーチへはスロープを下って降りられるようになっており、展望台の下にも回り込むことができる石畳の道がある。
多少、雲は多めではあったが晴れ間もある中、カメラ片手に地中海の眺めや景色を納めた写真。(過去2016年に撮影)
では、今回は一気に行く。
ネルハのバス停へ戻り、次の目的地マラガ(Málaga)行きのバス待ち。
マラガへ行くのは観光よりも、その次の目的地へ行くための移動手段として乗るスペインの新幹線 AVEまたはAVANTなどの停車駅があるのが理由。
マラガで少し散歩と夜の食事、そして一泊、次の朝にはコルドバへ向かう。
この後、17時頃のバスに乗り約1時間の移動中、遂に雲行きが怪しくなる…
ザーザーと本降りの雨が降ってきた…
最後に
都会での旅なら歴史的建造物や美術館、その街の有名スポットを周るなど、どうしても忙しい旅になるが、前回のフリヒリアナ、今回のネルハと小さな観光地でのカメラ散歩をゆっくりと楽しむことができた。
まだマラガへ移動と、この日は終わっていないが。。。
小さな街ネルハだけなら1日、フリヒリアナとセットで一泊二日あれば、食事や観光も含め、ゆっくりと楽しめるだろう。
これからアンダルシア地方を旅行する人たちに、何かしら役立つ情報になればと思う。
ではまた、¡Hasta luego!