TOPIAのドキュメント解説~概要編~
先日、TOPIA(旧NFTWorlds)のドキュメントが大きく更新されました。いよいよα版のリリースも6月に迫っており、以下導入部分をわかりやすくまとめて翻訳してます。
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TOPIA の目標は『次の Minecraft』になることです。
私たちが常に Minecraft に望んでいた魅力的な無限のゲーム体験を可能にするためには、熱狂的なプレイヤー、意欲的なクリエーター、プロジェクト協力者がコミュニティ内で協調しイノベーションを促進することです私たちは新しいゲーム、エンジン、プラットフォームを一から構築することで、プレイヤー、クリエイター、協力者で構成される相互接続されたエコシステムを構築しています。
①無料プレイで楽しめます。TOPIA ゲーム (サーバー) をプレイするためにアカウントやゲームの購入は必要ありません。
②PC または Web ブラウザーで TOPIA をプレイできます。デバイスを選ばずプレイでき高いスペックは要求しません。
③Minecraft にインスピレーションを得た馴染みある親しみやすいゲームであり、プレイヤーは戸惑うことはありません。
④コミュニティとソーシャル機能を強化してあるから友達と一緒にお気に入りの TOPIA ゲームに参加しよう。
⑤プレイヤーが自分らしくキャラクターを表現できるように色々なアイテムを用意します。
⑥コンテンツクリエイターや開発者が制限なく構築できる広範なツールを提供します。
⑦下位互換性によりお気に入りの Minecraft サーバーに接続してプレイできます。
⑧スクラッチから構築 - RUST で開発され、すべて1から作成しており違法性はありません。
私たちのビジョンは、多様なグローバル コミュニティで次世代のプレーヤーやクリエイターの無限の想像力を刺激することです。ビジョンの中核には、私たちのブランド、テクノロジー、プラットフォームがすべての人に成長の場を提供すべきであるという確固たる信念があります。私たちはツールと基盤に情熱を注ぎました。 プラットフォームの将来を積極的に形成し、すべての人に利益をもたらすコミュニティのガバナンスの価値を信じています。 TOPIA は私たちのものであり、私たちは一緒に可能性の限界を押し広げます。
Minecraft や Roblox に匹敵する最新のプラットフォームを作成すると同時に、『分散型ゲーム経済とコミュニティが管理するオープン システムのためにブロックチェーンを組み込むことです。』
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要点は上記の通りです。
ここからは私の考えやこれまでを踏まえて感じていることを書いていきます。
まずこれまでの大半のWeb3ゲームと違う点がいくつかあり注目しているところです。
①マインクラフトと互換性を持たせ、ゲーム内容も似てるものとなる。
競合はあくまでWeb2ゲームであり、ターゲットであるプレイヤーやクリエイターも従来のゲーマー及び開発者である。市場の小さいWeb3に留まらない。
②コミュニティ主導の分散型プラットフォームを目指す。
あくまで主体はコミュニティであり、ガバナンスの投票により運営の方向性を定める。又、プレイヤーのみでなくゲームを構築する事業者もエコシステムに引き込む。
③Web3ゲームの参入障壁を取り除く
これはTOPIAが開発したMetaFabというゲームエンジンの特性でもあってゲームアカウントがディスコードアカウントと連携してログインできたり、ログイン後ゲーム内ウォレットが即座に作成され、クレジットカードでのNFT購入も簡単にできます。又、ウォレットの署名やガス代も用意する必要がありません。
NFTに関しては投機的な側面があり、従来のゲーマーからは否定的な意見が多いのは知ってます。しかし、それは本質的な部分ではありません。更に、Web3ゲームの”Play to Earn”も本質では無いと思ってます。ポケモンカードだって投機的な部分が取り沙汰されたけど、それが本質でないのと同じことです。Web3は魔法の技術では無いため、そもそも出来ることと出来ないことがあります。今はまだその線引を模索してる段階だと思ってます。ただ突き詰めるとNFTの基盤となる技術であるブロックチェーンは分散型台帳技術と訳すとおり、下の図(引用元は下記リンク)になります。
上記の通りWeb3では非中央集権型となり、分散化されます。
これによっていったい何が実現されるのか??
勿論、私たちプレイヤー自身がアセットを所有することが可能となり、P2Pによる売買が可能となるのですが、それより大事なことは"コンテンツを限りなく開放し、ゲームの持つ無限の可能性をイノベーションにより解き放つ"ことだと考えており、それにはブロックチェーンの技術が必要だと感じています。面白いゲームを体験したとき「もっとこうなったらいいな」とか「自分だったらこんなものを作りたい」と思ったことはないでしょうか?そんな夢のような話がWeb3により現実になりつつあります。
従来と比較しましょう。例えばマインクラフトを開発したMojangは2014年マイクロソフトに買収されました。ユーザー側の不安は、マイクロソフトに買収されたことで、展開されるプラットフォームに制限がかかったりすること。現状は全プラットフォームに展開すると述べているものの、将来にわたって保証されるとは限らないと思います。その上、マイクロソフトの全体のエコシステムにマインクラフトが今後も利用されることは想像がつきます。会社の利益や株主の利益が優先され、プレイヤーの声は中々聞き入れてもらえないのでしょうか。
なぜWeb3だと理想とするゲームの実現が可能になるのか?分かりやすい例をあげましょう。1つはコミュニティによるガバナンスです。TOPIAではTOPIAというガバナンストークンがあります。まずこのTOPIAを持っていると議案の提出ができます。それに対しTOPIA所有者が投票を行い運営の方向性を決定します。本来投票というのは有権者を把握し、投票用紙を厳重に管理し投票時においても不正がないか厳重にチェックがされますが、ブロックチェーンの技術がそれを用意にし、かつ管理者がいなくても成立します。
長くなるので割愛しますが、それ以外にもこれまでのゲームでは不可能だったことが、Web3ゲームなら可能になることがあって、今後更に可能性が広がるのは楽しみでなりません。
興味がある方は、是非TOPIAのドキュメントの全文を下記リンクより読んでみましょう。