外資系の転職事情 〜準備編〜
転職ってだいぶ一般的になってきた気がするけど、大学の同期で転職したの私1名と実際に転職している人や活動している人って実はそんなに多くない気がする。
データとしてもこんなのがあります。
引用元:https://www.mynavi.jp/news/2019/04/post_20002.html
この図は「マイナビ転職動向調査」の抜粋だけど、60%〜70%ほどの人が転職に前向きに考えているようだけど、実際の転職者となると実は約4%程度となります。
引用元:https://www5.cao.go.jp/keizai3/2017/0118nk/n17_2_1.html
労働人口がだいたい6700万人ぐらいなので、、、こういう図式です
転職を前向きに考えている人:約4400万人
実際に転職をした人:約270万人
ここからは私見をいれながらですが、もう少し分解します。
転職を前向きに考えている人:約4400万人
経歴書を書いてる人:約400万人
転職エージェントに相談した人:約350万人
実際に転職をした人:約270万人
何が言いたいかっていうと実際に考えても行動していない人が圧倒的に多数ということです。
私は新卒からずっと外資系IT会社です。
ありがたいことに転職のたびに年収はだいたい2倍ずつ上がっています。
具体的には1社目から2社目で1.5倍になり、2社目で成果を出せたので、入社時の2倍ほどに上がり、その約2倍のオファーをもらい3社目に転職しました。
ここからは自分が2回転職した経験と、外資系会社でマネージャーとして採用責任者をしていた際の面接者を見ていた視点を含めて書いていこうと思います。
外資系企業への転職のススメ
手順の前にこれ書いときます。
結論:年収あげたいなら外資系IT企業が最強にオススメ
ここから書く内容は「外資系企業への転職がテーマ」になります。
外資系をオススメする理由は色々ありますが、
圧倒的に年収を含めた待遇が違います。
私が3社目に転職するときに複数の会社からオファーをもらいましたが、一部を掲載してみます。(これはすぐ消すかもしれません)
この条件に加えてRSU(株)を数百〜数千株ともらいます。
(ちなみに私はこの会社に行かず、他の会社に転職しました)
こんな待遇を30半ばの営業に提示する日系企業は知る限りありません。
転職の鉄則の1つですが、自分のキャリアを後退させる所に行ってはいけません。
具体的には給与とポジションです。Managerをやっていたのに、平営業に戻るのは給料が上がったとしてもキャリアとしては後退です。
働きやすいか、とか働く人がどうとかそんなのは実際働かない限りわからないので、まず目に見える条件が上がることが必須です。
我々は自分の貴重な時間を提供して報酬をもらっているプロな訳です。
より多くの給料を払うという方にいくのは当然です。
もう1点、大事な点です。
年収をあげたいなら、その年収を払ってくれる会社に行かないといけません。
何を当たり前なことを、と思うかもしれませんが、年収1000万を目指すなら1000万を払える会社に行かないといけないんです。
そう考えると日系企業で1000万以上払ってくれる企業はどこ思いつきますか?
三菱商事、三井物産、とかの総合商社は、、、無理だな
電通、博報堂、、、も無理だな
TV局も無理、銀行のIBも無理、あれも無理これも無理
そうなんです、日系で1000万を出してくれる有名なところは高学歴×新卒であることが必要で軒並み入るのがめちゃくちゃ難しく、転職先として狙えません。
転職するなら外資系一択な理由です。
その中でもオススメなのは外資系ITです。
理由ははっきりしていて、圧倒的に伸びている会社が多く、また新しく生まれる会社も多いんです。
これを見ると明確で、世界ランキングでも上位はほとんどIT企業だし、IPOしまくってるのもIT企業です。
伸びているということは、人を必要としていて積極的に人を採用したがっています=入りやすい。
新しい会社が次々生まれるということは、次の転職先が見つかりやすい=リスクヘッジ&キャリアアップ
転職に向けた進め方
実際に転職をしようと思うとまず何から始めるのかですがだいたいこんな流れかと思います。
特に重要なものは①の職務経歴書と書くというものと③の受ける会社のHPや事例をめちゃくちゃ読み込む、です。
今回はこの①と③に絞って書こうと思います。この①と③は密接に絡んでいます。
ジュニアかシニアかによっても面接のプロセスや聞く内容は変わります。
ジュニアかシニアかというのは年齢を言っているわけではなくその人のレベルを言ってます。
①まずは職務経歴書を書こう
今転職しようと思っているかどうかはともかく、経歴書を書いてみましょう。自分の経験の棚卸しにもなるので、非常に良いのですが経歴書はいざ書いてみようと思うとなかなか書けないものです。
そもそも経歴書って何書くの?ってことですが、大枠こんな内容です。
・Personal information
:氏名、生年月日、住所、電話番号
・Work experience
:所属していた会社
:何をやっていたのか
:自分のスキル
ポイントはいくつかありますが、2パターン作っておくといいと思います。
・職歴1枚、自分のウリ1枚の2枚組で作成
・1枚に収めたサマリの作成
自分のウリを簡潔に1枚でまとめるのは案外難しいです。
まずは何枚でもいいので、書き出して、その次に1枚にまとめるように削っていくと良いです。
どうまとめようか、と考えるときには
・まず自分のウリは何か?3つあげましょう
・そのウリを証明するエピソードを書きましょう。
・そのウリは応募しようとしている企業にどう意義があるのか、を考えましょう
例)私の場合
なかなかイメージがつきにくいので、私の場合を書いてみます。
私が思う私のウリ
営業と同じで、相手がどういう状況にあってそれを言ってどう感じて欲しいのか、が大事です。
例えば③の「ずっと関西にいまっせ」がなぜウリになるのか、です。
①-1 関西にいることが強みになる理由
多くの外資系企業は日本に来るときに東京にオフィスを構えます。
そして日本でのビジネスが伸びてきたときに次にオフィスを構えたいのは日本第二の都市である大阪なんですが、困ったことがあります。
人がいないんです。
大阪に新しいソリューションを新規で売れるIT人材はほぼいません。
採用をしていた側でもあるので実感していますが、正直にいうとロクな奴がおらんっていうのが本音です。
100人面接にきたら、まず60%ぐらいがHPすらみてない。
売上がどの程度あるか知らない、事例も知らない、という状況で、よく受けようと思ったよな、という状態で面接に受けにきます。
残りの20%は表面だけでみているのですが、ほぼ内容覚えてない。
いくらすごい経歴を経歴書に書いてても、これができてない人のものは嘘だと判断してました。
この話の詳細は後に回して、、、話を元に戻します。
つまり大阪に来ようとしている外資系IT会社は人を求めているわけですが、そういう会社が求める人は東京にはたくさんいるかもしれませんが、大阪にはあまりいません
大阪にいるということで希少価値が上がります。
いろんな角度から見ると、自分のウリか?と思っていた点がウリになったりします。
なかなかうまいことかけないので、私が書いた経歴書とかCVをサンプルとして公開しようかと思ったけど、拡散すると困るからどうしようかな、、、
③受ける会社のHPや事例をめちゃくちゃ読み込む
上で、本当に事前に会社のこと調べて来る人が少ないと書きました。
100人いたら20人ぐらいです。
HPをみてきたら合格ってしたろかと思うほど少なかった。
そういう人を見ると採用側はこう思うわけです。
「もし自社の営業になったらお客さんにも同じ対応をするんだろうな」
これからシェアを伸ばすために新規をとっていきたい企業がHPすらみてこない人、見た内容をすっきり忘れる人を採用したいですかね?
いくらすごい経歴を経歴書に書いてても、これができてない人のものは嘘だと判断してました。
逆にいうとここさえ抑えれば確実に好印象を与えられます。
IT mediaや日経bp、ZDnetなどに掲載されていないか調べましょう。「社名 事例」でググれば一発です。
私はその記事を印刷して、「ここにこう書いてあるけど、私はこう理解したけど認識あってますか?」とか質問をすれば良いと思います。
また、スタートアップならなおさらですが、日本法人の社長がLinkedInでいろんな情報をコメントしてたりします。それもチェックしておきましょう。
どうでしょうか、正直にいうと1000万だからめちゃくちゃ高いスキルが必要かというと実はそうでもないんです。もちろん成果をまるで出してない人とかは論外ですが、並外れた何かとかなくても入れます。
多くの場合は単にそういう高年収の会社を知らずに、受けることすらできていない、見つけても動かないことが原因だったりします。
だいぶ長くなったので今日はここまで。
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