いもようかん

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最近の記事

2-8. いつまでも二人で(嘘みたいな話)

「僕を見捨てないでくれてありがとうハンラティさん。あんたは最高にかっこいい人だ!!」 『ありがとう。そんなこと初めて言われたよ。』 「…で、どう終わらせればいい?」 『君のやり方で。』 やめろ涙零すな (鼻水拭くな!俺のコートで…) いつの間にかお前と踊る 最後まで隣で もうGAMEは終わり 認めるよ君の勝ちだ 手錠を外すまで僕はずっと君の隣に 嘘みたいな話だろ?残された2人だけが 仕方ないお前だけが俺のこと信じてた フランク!さぁみんなにサヨナラを 塀の向こうに行く

    • 2-7. Goodbye

      『悪いなフランク、さぁこれで終わりだ。』 今ハッピーエンティング これでお別れだよ 幕を降ろそう 消してよ僕のスポットライト ショーは終わりだ 主役はもういない これが答えさ もう何も歌えない いざハッピーエンディング 最後だ 『Goodbye』 『Goodbye』偽りの人生 『Goodbye』僕はもう何も隠せない ただ拍手浴びて消えよう これはただのカーテンコール 答えはもう見つけ出した 最後に歌う全てに『Goodbye』 『もう逃げられない、お前は世界中に指名手配

      • 2-6. Fly, Fly Away

        『行く前にあなたの本当の名前を教えて…?』 「…僕の名前はフランク・ウィリアム・アバグネイルJr.」 『…愛してるわ。フランク。』 「僕も愛してるよ…。」 子供の頃は何故かわかった 正しい答えが まるで魔法みたい でも今は違う 彼の声が私に希望を癒しをくれた あなたの声が私を導くの 皆の前では嘘の仮面被る でも私の前では孤独な男の子 彼が私に自由をくれたの 今度は私が彼にあげる 自由な翼をFly 飛び立つの遠い空へ Fly, Fly Fly Away まだ言わないGood

        • 2-5.ファミリー・ツリー

          心弾む南部のリズム 歌うよFamily Tree 長い年月 風と共に去り 残るのはFamily 咲き誇る花も香りで祝う 家族の記念日を さぁ家族の未来 家系図に書き込む あなたもFamily Tree 飛び立つミツバチ 囀る小鳥たち 育むFamily Tree 新しい映画が未来を描く夢を託して (さぁ君も歌えよ!) まるでトロンボーン!すぐにでかくなる! 上手く伝え優しく どうすりゃすぐにできる新しい家族 さぁ作ろう Family Tree “さぁ早く、出発の時だ。恐れ

          2-4.世界の七不思議

          『ごめんなさいフランク。心の準備が出来てなくて…。』 「焦らなくていいんだ、僕は君のためならいつまでも待てる。君が話してくれるまで1ヶ月かかっただろ?」 『ごめんなさい。』 「謝らないで、また次の機会に取っておこう。」 『…あなたならどんな女性も落とせる。たくさんの女性を知ってる。パリにもイタリアにもドイツにも綺麗な女性が大勢いたでしょ?それなのにどうして私なの…?』 「それは、、君が一生懸命働くところが好きだし 君といると自分らしくいられる、君がいつも本当のことしか言わ

          2-4.世界の七不思議

          2-3.男になれ

          『フランク、彼には今貴方が必要だ。自首させるんだ、終わりの時だ。それを止めれるのは貴方だけかもしれない。』 「あの子にとって俺はフランク・シニア郷でイエス・キリストでJFKだ。だから俺はその期待に応えられない。俺にはあの子に毎日愛してると伝えてやることぐらいだ。」 『いや、彼には重窃盗を侵すなと。』 「世の常だよカール。父親が俺たちをめちゃくちゃにした。今は俺たちが子どもをめちゃくちゃにしてる。」 『誰かがそれを壊すんだ。』 『男になれ』あいつの口癖 キスもない子守唄も で

          2-2.忘れないで この愛を

          『こういう連中はいずれ必ずミスを犯す。奴がブレンダとイチャイチャしてる内に俺たちは解決への糸口を掴もうとしていた。どうやらここから俺の時間らしい。ハードボイルド風仕立てでやってみるからちょいと付き合ってくれ。9月にしちゃ暑かった。ハエ取り紙にまとわりつくハエみたいに俺のケツは車のシートにまとわりついた。スーツはまるでサウナだ。着てるだけで滝のように汗ををかくほどホット。だがあの時に話を聞いた女は他の誰よりもホットだった。熱すぎて目玉焼きが焼けるほど。ファンファターレという言葉

          2-2.忘れないで この愛を

          2-1.ドクターのいいなり

          僕はパイロットとして働きすぎてたし、ほとんどの銀行からもう足が付くから引き出せない。しばらくの間大人しくするしかなかった。貯金を取り崩しながら僕はアトランタにあるリバーベルトアパートに引っ越した。アッパークラスの高給取りしかいないとても素敵な集合住宅だ。ひっそり暮らすにはうってつけの場所。 僕は目立たないように気をつけてた。贅沢な生活はなし!嘘もなし! 『フランク、君はなんでリバーベルトにやってきた?このアパートには医者やナースしか居ないぞ。』 「あぁ…僕も医者なんです。」

          2-1.ドクターのいいなり

          1-8.1番好きな日

          ★夢のクリスマス・イブ 天使の歌声 響く鐘の音 今夜は飾るよ クリスマスツリー(キャー!) 「あんたが電話に出るとは思わなかった。クリスマスだからね。家族がいると思って…。」 『家族はいない。』 「僕もいない…。」 最高のクリスマス・イブだろ? 俺以外は楽しそうだ サンタ待ってる銃片手に そうクリスマスが1番好きな日さ 宿り木を見つけても 甘いキスはお預けだ 指名手配のお尋ね者 Yes.クリスマスが1番好きな日さ あの家には戻れない 無くした帰り道は人生 同じだ お

          1-8.1番好きな日

          1-7.あの男の手がかり

          『TheFlash、ピーナッツバター、奴は子どものようだ…。さぁテイラーお前はどこに隠れている…』 このコミックブック Miss.July. 湿気った紙マッチ チューインガム 揃わない靴 書きかけの手紙 空の小切手が俺を導くあいつへと ヘアピンとベースボールカード 食べかけチャイニーズフード いつも負けるレッドソックスのチケット この部屋に残された全てが俺を導くあいつへと 沢山の人生を見つめてきた 自分の傷見ないふりして 愛を捨て家を売りひとりで眠る 孤独に押し潰されなが

          1-7.あの男の手がかり

          1-6.ミルクからバター

          ★ラテンクォーター・ピンストライプ 見・て・よ!このユニフォーム!下もシルク~!見せてあげるあなたにだけ 私の人生の全て! 「ねぇ父さん。僕にはこの素晴らしい仕事がある。お金も沢山稼げる。ローマで朝食、マイアミでランチ。サンフランシスコでディナー。世界中どこだって行ける。」 『そうさ。お前はただの副操縦士じゃない。誇りに思うよ。』 今も覚えてるあの話 あのネズミが僕 ネズミがミルクに落ちた 1匹溺れて死んだ 生き延びたやつは作った ミルクからバター 彼は諦めなかった 溺れ

          1-6.ミルクからバター

          1-5.Dont Break The Rules

          『俺は生まれた時からこうだ。他のガキは鬼ごっこの鬼になんかなりたくなかった。でも俺は鬼になりたかった。』 生まれた時から始まった どちらを選ぶ善か悪か いじめられるかいじめる方なのか 上手く立ち回るずる賢いクソガキ ルールを歪めて上手く勝ったつもりだろう? でもこのゲームルールを無視すりゃ意味が無い (Dont Break The Rules) 法律がなけりゃ野垂れ死ぬ (Dont Break The Rules) 神様は全てを見てる (Don't Break The

          1-5.Dont Break The Rules

          1-4.ジェット・セット

          小切手を使えばなんでも出来た! そしてある日42丁目のプラザホテルの前を通りかかると運命が回転ドアから飛び出してきたんだ…! 「皆さん誰を待ってるんです?」 『『『パイロットよ!』』』 「あのさ、僕パイロットの訓練生で…パンナムで募集してますか…?」 『あらぁかわいいわ。待ってね…。人事室長のジェミー・テイラーに連絡して。シンディの紹介だって言うのよ。』 「ありがとうございます!シンディさん。空を飛ぶって最高ですか?」 『もちろん!でももっと楽しいことがあるの… 分かるでし

          1-4.ジェット・セット

          1-3.誰かの顔して

          「小さなホールに200人の兵士がいた。」 『私はまだ16歳だったあなたぐらいの歳よ。 自分が何を望んでいるかなんて分かるわけない。』 「ママは父さんを選んだ…。」 『フランスを出たかった。それに子どもが欲しかった…。随分昔のことよフランキー。いつかあなたも気づくわ。過去の自分は消えてしまうって。』 ここには無い電話ボックス マントもない 僕はヒーローになれない ここには見えない 光が 誰もいない暗闇の中 立ち尽くす1人で… 【よく聞くんだ。我々は君に選んで欲しいんだ。お母

          1-3.誰かの顔して

          1-2.ピンストライプに釘付け

          『いいか、2匹のネズミの話を覚えておくんだ。 2匹のネズミがバケツいっぱいのミルクの中に落っこちた。1匹は溺れ死ぬがもう1匹は諦めなかった。ミルクを掻き回しバターを作って逃げ出した。諦めなければいいんだ。俺の事は心配するな…。ダウンタウンでお前にクリスマスプレゼント 買ってやろう。真新しいブルックスブラザーズのスーツ「あぁ…。そんな高いのダメだよ。」』 『フランキー。なんでヤンキースが勝てるか分かるか?理由はユニフォームだ。誰だってピンストライプを見たら立ち尽くすしかない。あ

          1-2.ピンストライプに釘付け

          1-1.Live In Living Color

          『これは現実だ。これは小説でもない、映画でもない。そしてミュージカルでもないんだよ』 「!? ミュージカル…?」 「ミュージカルだー!!スポットライト! Sing and dancer!そしてフランク・アバグネイルJr.オーケストラ!」 「僕の名前はフランク・ウィリアム・アバグネイルJr.」 『一体なんの真似だ』 「21歳になるまでに250万ドルを稼いだ。 パンアメリカン航空のパイロットとして500万マイルを飛んで、アトランタの病院では医者として働き、ルイジアナでは検事も

          1-1.Live In Living Color