大・タイガー立石展 POP-ARTの魔術師(2021年5月 千葉市美術館)
2021年に全国巡回していたタイガー立石の展覧会の記録。
千葉市美術館・青森県立美術館・高松市美術館・埼玉県立近代美術館・うらわ美術館を巡回し、それぞれサブタイトルは別々。千葉市美術館は「POP-ARTの魔術師」、続く青森県立美術館は「トラック、トラベル、トラップ、トランス」、高松市美術館は「変幻世界トラ紀行」、2館同時開催の埼玉県立近代美術館・うらわ美術館は「世界を描きつくせ!」。
青森県立美術館の工藤健志さんのキュレーターズ・ノートに、開催の経緯が丁寧に書かれていたのでリンクを貼っておく。
撮影可能ゾーンで撮った「大河画三代」(《明治星雲高雲》、《大正伍萬浪漫》、《昭和素敵大敵》[各1990年])、トップ画像は「昭和素敵大敵」。
昨年5月のわたしのメモ。
都内の美術館が軒並み休館なので、千葉市美術館でやっている「大・タイガー立石展 POP-ARTの魔術師」に行ってみる。あまりにも色遣いがビビッド過ぎて、チラシ見るだけだと躊躇していたのだが、ものすごい情報量一気に流入! 絵画と漫画と絵本と陶彫と商業デザイン、様々なジャンルに才能を発揮して、20世紀を駆け抜けていった稀代の芸術家の足跡をお腹いっぱいになるまで堪能した、というかクラクラになった。凄いとしか言えない。
下階の図書室で、絵本作品なども閲覧し、常設展で、関連する画家の作品も見て帰る。絵画はシュールで、ダリやマグリットに近いイメージ。喚起されるイメージはかなり詩的。撮影OKの部屋の、「明治青雲高雲」、「大正伍萬浪漫」、「昭和素敵大敵」にびっしり描き込まれたテーマを読み解くだけで、何時間もかかりそう。
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