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ウルトラマラソンの記録:2016年3月5日小江戸90㎞

小江戸91㎞完走記録。長いです。
川越連馨寺8時出発、北に進んで荒川の河川敷を走り(高崎線鴻巣~熊谷の対岸あたり)一旦荒川の対岸に渡って秩父鉄道沿いを走って、玉淀大橋で寄居側に戻り、そこからは東武東上線沿いを川越に戻る、というコース。全く土地勘なく、事前に地図を見まくりました。。
荒川は河川敷が大変広く(鴻巣市~吉見町の「川幅」は日本最大の2537mで、記念碑まで建っているが、実際の川幅は30mくらいhttp://www.town.yoshimi.saitama.jp/kawahabanihonichi.html)、ずっと土手を走っていても、実はあんまり川は見えないし、大会事務局から送られてきた白黒の地図でも河川敷の様子が全然わからない(地図ではどこからどこが河川敷なのかわからず、Googleさんで確認した)。
全91㎞のうち、最後の40㎞(浄恩寺エイド~川越)は1月末に試走、途中の25㎞(手島エイド~浄恩寺エイド)は先々週試走したが、前半は時間切れ、但し、その辺はランナーいっぱい一緒に走っているから問題ないでしょ、とみんなに言われ、その通りだった。結局、リュックに入れた地図及びガイドは一度も取り出さずにゴール出来た。
今回の目標は「歩かずゴールする」「エイド休憩込み1時間9㎞を目安に走る」(そうすれば10時間で完走、だが、これは目標として高いことは認識していた)(実際は11時間の攻防かな、と思っていたらその通りでした。1時間8㎞よりちょっとだけ速い)。今回は、ほどよい曇天で予報ほど気温も高くなく(エイドに長居するとちょっと寒い)、河川敷での向かい風などもなく(先々週はひどかった・泣)、言い訳の出来ないグッドコンディションで、これ歩くわけにいかんでしょ、たった(大笑)90キロだし、という感じでした。
たった90㎞ですよ、奥様。小江戸のゼッケンはオレンジ色なんだけど、変態230㎞が黒ゼッケン、小江戸大江戸203㎞で過去完走者は紫ゼッケン(番号が若いほど速い)、未完走者が緑ゼッケン。オレンジは全部で僅か80人、たまに見かけると同士の親近感。たった90㎞ですみません、と他の人に謝りたい気分で走っているのはなんなんだ。
ICタグのついたリストバンドを一人ずつリーダーで読ませてスタート(なので8時スタートだけど、みんな自分がリーダー通過した時間から計算されるネットタイムで計測)自分のリスタブルGPSはうっかりして、走り出してしばらくしてからONにする。
札ノ辻で右折してしばらく走ると、お揃いのTシャツ着た8さんが追いついてきて、あっという間に去って行った。目標9時間切りですから。他の人は殆ど長袖シャツ、人によっては更にウィンブレまで着ている中、半袖Tシャツ&ハーフパンツですから、服装から攻めているよ。
沼の脇で左折して、田んぼの中を北上するルートは結構ごちゃごちゃした道なのだが前後に人がいっぱいいるので、問題なし(というか一人で再度走るのは無理かも)。途中でKくんが追いついてきた。昨年大江戸小江戸を25時間台で完走しているKくん、あっという間に抜かれると思っていたが、今年はスローペースで行こうと(といっても吉見エイドにほぼ同時に到着した後は、二度と出会うことはなかった)。しばらく併走して喋る。
川の土手に上がる直前(鳥羽井沼公園)に私設エイド、川内レシピのエナジードリンクと、細かく切ったパワーバー。吉見町に入ったところの桜堤、咲いたらきれいだろうなーと思いつつ走るが、そろそろお腹が減ってきましたよ。エイドって何キロ地点だっけ、あとどの位あるのかなーと思いつつ走る。橋の下に吉見エイド、21.2㎞地点でした。ミニアンパンとクリームパンを半分に切ったのと、ホットケーキを4つに切ったの、ぶどうなど食べる。トイレ行く。
その後は川の見えない河原をえんえん走る。ずっと曇りだったのが日が出てきて、気温もがーっと上がる。長袖だと暑い! スタートはかぶっていた帽子も途中で脱いで、リュックにしまってしまったが、陽射しも出て来た。
しかし結果的に、暑い好天は一瞬だった。帽子も、夜ヘッドランプをつけるまでは出さずじまい。
32.7㎞手島エイド。ここからは試走しているので、「ここまで来たら勝ったも同然」気分に。みんな空腹モードになってて、がつがつ食べる。団子6粒(みたらし×4、ゴマ×2)、おいなりさん半分、わかめの味噌汁など。この先はつい2週間前に試走した道を、その日(向かい風強風)より遥かに楽な状態で、地図を見る必要もなく走る。Tシャツ見て声をかけてくれた緑鬼さんと、同じTシャツだった8さんの話などして走る。230㎞のゼッケンだったので、203㎞の先はどこを走るんですか、と聞いたら、川越から折り返してもう一度秋ヶ瀬エイドまで戻ってまた川越に戻るという超つまらないコースだった。これは試練!
土手を降りたところに私設エイド。スポドリとかチョコレートなどいただく。畑の間の道を走っている時に、事務局の人が道案内に立っていて、女子だけ!、とチョコレートもらう。古墳群のあたりをゆるゆると走り、植松橋手前のきれいな公衆トイレで2回目のトイレ。入り口前で、もうずっと先に行ったと思っていたAさんと一瞬遭遇。この辺梅の大木が多く、風下にいると、梅がとってもいい匂い。
重忠橋を渡るところがほぼ45㎞。時計を見たら13時を少し過ぎている。久々のウルトラだが、日中&比較的平坦なコースなので、目標を1時間9キロに設定してみたのだが、ここで5時間を超えているということは、後半へばってきたらタイムも落ちるし、やはりキロ9分は無理ってことだな、と判断。11時間の攻防だね、と思いつつ橋を渡る。ここで文明世界に復帰、で、多くのランナーが橋のたもとのファミマ(試走の時はわたしも世話になった)で休憩補給しているが、手島で結構食べたし、そのあとでトイレも行ったので、見送ることに(この先はコンビニも沢山ある。結果的に行かなかったが)。旧R140を走り始めたら、男の人がコカ・コーラの大びんと紙コップ持って立っていて、ありがたくコーラいただく。
あとは淡々と走る。途中、事務局の人が車停めて声かけしてくれたりしている。ランナーはかなりばらけてきて、前の人が見えない時とかも出てきたので、道に迷わないよう注意だ。鉢形駅近くの浄恩寺で51.8㎞、吉見や手島のエイドにいた人が既にこちらに回ってきてエイドやってる。パンにポテトサラダやツナをはさんだサンドイッチや、ジャムサンドをその場で作ってどんどん出してくれる。あとプチトマトが美味しくてもりもり食べた。あとはコンソメスープ。
この先は荒川を離れ、上り坂。ホンダの寄居工場の辺りで標高130m位まで行く。長丁場の人は、上り坂は歩いたりしている。小川町、嵐山町と一本道をえんえん走る。同じ人たちに抜いたり抜かれたり。唐子エイドまでの20㎞が長い長い。歩道橋のたもとでブルボンエリーゼを配っているお嬢さんがいた。ありがとう。上唐子北交差点で右折、その後もエイドまでが結構長い、よれよれになって、唐子エイド72.0㎞地点。あと19キロだ! おひなさまプリン、と、女子だけプッチンプリンみたいのをいただく。あとは温かい肉うどん。トイレも行く。ここまで、コンタクトレンズ保護のため、サングラスかけていたが、暗くなってきたのでリュックにしまう。ヘッドランプはまだいいかな。エイドを出たのが16:45頃、えーとあと19キロを2時間15分で行けるか? ほんとに11時間の攻防であることを認識。
下青鳥北、という割と地味な交差点で右折して、東武東上線の踏切を渡り、ひたすら直進。この一本道が試走の時はかなり長く感じられた。だんだん薄暗くなってきた。古凍の交差点で254に出る。これで川越までは一本だ! 信号が増えて、立ち止まったり無理やり走って渡ったりの連続になる。途中でリュックからヘッドランプ出してて、リスタブルGPSのボタン押してしまっていて、しばらく計測を止めてしまう。
ランプつけても足元は結構暗い。昨年の大江戸でも使ったランプだけど、昨年は夜スタートで最初から夜目になって使っていたせいか、そんなに視界が悪いとも感じなかったが(単にこの1年でR眼が更に進んだだけか)、今日は結構怖い。圏央道川島ICのう回路の入り口で、最後の私設エイド、エナジードリンクが出ている、あ、最初に鳥羽井沼公園のところでエイドやっててくださった方たちですね。最後までありがとう!
落合橋のたもとで躓いて転びそうになる。あぶねー、疲れてきているよ! その後ももう1回よろめいたり、足首ぐきっと捻挫しそうになったり、最後まで油断できないよ。落合橋を渡った後、6人位一緒に淡々と走り、川越市街を目指す。あー、ここも結構長いなー、やっぱり11時間は無理かなー、と弱気に。札ノ辻交差点をすぎ、最後の1キロ弱で、「最後だけ上げますね」と宣言してグループを抜け、スピード上げて、連馨寺まで戻ってきたら、入口にMちゃん! 中に入ると、とうにゴールして(何しろ男子1位)風呂まで入ってきた8さん! 連馨寺会館前のリーダーでICを読ませて、わたしの小江戸は終わりました。
8さんに写真撮ってもらってから中に入り、記録証を貰う。女子2位! でも1位の人は総合1位だって! 男女混合で16位。今年は飛び賞が出るということで、第6回大会なので、総合順位の末尾6の順位の人が飛び賞に当たるということで、棚に置いてあるグッズ(キャップとか靴下とかバッグとか)の中からなんでも好きなもの、ということだったので、ファイテンのアームカバーをいただきました。ピース。。
それにしても最後まで天気に恵まれ、走りやすい大会でした。なのになのに、下方修正後の目標11時間に1分41秒届かず! 途中Facebookの更新なんてしないで走るべきだったか? 最後に札ノ辻でなくもっと手前の山田の交差点辺りからダッシュすべきだったか? ウルトラは無駄に過ごした時間が本当に無駄だったか判断が難しいが(信号のタイミングとかどう転ぶかわからないし)。
まぁ怪我なく完走出来て感謝。痛いのは両ひざ(特に右ひざ)、それから右の足首がちょっと痛いかな。
リュックの中には、菓子パン2個、桜餅1個、栄養バー2本入れてましたが、全く食べず。スポドリのペットボトルは途中で結構飲んだけど、ゴール時点ではまだ200ccくらいは残っていた(帰りの電車で飲み切った)。
今回は気温もそんなに下がらず、雨も降らなかったので、薄いウィンブレ1つリュックに入れていたのも発動せず。ずっと長袖シャツの上に半袖Tシャツ、薄めのタイツにハーフパンツでした。
風呂入って、連馨寺に戻ろうとしたら霧雨が降っていて、大江戸の幸先に不安を感じだけど、ひどくならなかったようでよかった。
風呂から出たところで、大江戸に出発するNくんと会い、連馨寺ではRさんに会えたが、Tちゃん、Pちゃんのお見送りが出来ず、残念。朝会って、レース中は会えなかったUちゃんとは、また連馨寺で会えた。よかった。あと、連馨寺でゴール後はカップラーメン(味噌ラーメン)と玉子焼き、それからアサヒのドライゼロを飲みました。途中のエイドにもドライゼロはあったけれど、そんなに欲しいとは思わず。
いつもながら長くてすみません。応援して下さった皆様、サポートして下さった皆様に感謝感謝です。
#マラソン #ウルトラマラソン #小江戸大江戸 #小江戸 #完走記

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