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越後妻有大地の芸術祭(4)まつだい農舞台~鉢&田島征三絵本と木の実の美術館

越後妻有大地の芸術祭、モモンガ滑空コースで回った施設の案内もこれで4回目。そろそろ終わります。
奴奈川キャンパスでランチ後、まつだい駅前へ。ほくほく線まつだい駅前から山の上までずっと広がるアートスペースですが、時間の制約があり、駅のすぐ脇で、大地の芸術祭初年度に設置されたイリヤ&エミリア・カバコフの作品「棚田」を展望台から眺め、農舞台フィールドミュージアムでカバコフの作品を他にも色々鑑賞。駅至近の草間彌生「花咲ける妻有」他の作品群も鑑賞。

イリヤ&エミリア・カバコフ「棚田」。鑑賞台から見ると、詩のキャプションが視界に入るように作り込んである。
オブジェの近くまで行く時間がなかったの残念。ここは、ほくほく線まつだい駅直近なので、車がなくても電車でアプローチ可能なので、ここだけで時間をとって鑑賞しても愉しいと思う。


施設内のトイレもカバコフトリビュート。
カバコフのイメージ画。
その具現化。
ジョセップ・マリア・マルティン「まつだい住民博物館」
河口龍夫「関係ー黒板の教室」
室内の設備すべてが黒板素材で作られていて、来訪者がみんな思い思いにチョークで何かを書きつけている。
草間彌生「花咲ける妻有」


かなりよれよれになりつつ、最後の訪問地、鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館。

絵本作家田島征三が、廃校になった小学校の最後の生徒だった3人を主人公に、学校の中に住むおばけたちとの共生を描いた絵本「学校はからっぽにならない」をモチーフに、校舎内に流木や木の実を使って再現した世界が繰り広げられる魅力的な空間。


元々小学校にあった遊具を元に、鐘の鳴る魅力的なブランコに。
ししおどしが水を落とす動力が、講堂にある子どものオブジェの手足を動かしている。
入ってすぐの講堂に溢れる生命。
トペラトトが階段にいた!


屋外ではヤギを飼い、ビオトープが作られ、ビオトープの周囲にも田島さんの作品が。


小学校はかなり大きく、昔はこれだけ沢山子どもがいたんだ、と思うと切なくなる。

過疎化に悩みつつ、起死回生の策として、芸術祭に参加する、各自治体の意欲とか思惑などを色々考えさせられた。
一人でも多くの人に認識してもらい、見て貰いたい、すぐれた芸術作品の数々だった。

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