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2017年10月:杉戸洋「とんぼとのりしろ」(東京都美術館)

過去の展覧会の記録。

昨日、ボストン美術館展の帰り、時間がなくて寄れなかった「杉戸洋 とんぼとのりしろ」展を見に行く ボストン美術館展の半券提示で300円引き。しばらく前に、チラシを見て、なんとなく気になっていた杉戸洋(今回初めて知った)、大雨の中ぐしょ濡れになりながら東京都美術館、行った甲斐あった! 素晴らしい美術展でした。
キャンバスを重ねて立ててあったり、額縁を段ボールで囲ったり、見せ方もすべてインスタレーションになってる。驚くべきは、チラシに出ている作品は、何一つ展示されてない。この展覧会のために色々用意されている。
圧倒されたのは、様々なタイルを平行に並べた大作。これって、この展覧会限定だよね。実に美しく、色々なものを喚起する。台座の裏に、三沢厚彦の荒削りな動物の木彫を飾っているのも面白い。文字で語っても、展覧会チラシをアップしても、この作家の凄さは語れない。会場はそんなに混んでもいないが、みんな一つ一つの作品を丹念に観覧している。可愛らしく、でも尖っている。この連休いっぱいで終わってしまうが、一人でも多くの人に見て貰いたい! うかうかと図録まで買ってしまった…。展覧会設営後に、会場で撮った写真を中心に構成された(だから会期初めには売っていなかった)、展覧会の息吹を伝える図録。

(2017/10/6)

展覧会ウェブサイト:杉戸洋 とんぼとのりしろ

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