ウルトラマラソン:2019年10月伊南川ウルトラ遠足
伊南川100kmウルトラ遠足の記録。いつもながら長い。
伊南川100㎞ウルトラ遠足・ファイナル大会に参加してきた。
海宝道義さんが企画したウルトラマラソン、いや、ウルトラ遠足(とおあし)。2014年にしまなみ海道100㎞ウルトラ遠足のファイナル大会に参加して(わたしにとって初の100㎞大会だった)ウルトラの楽しさを教えて貰った恩人とも言うべき海宝さんの大会。福島県南会津町を中心に開催される伊南川のウルトラ遠足も、今年(第10回)がファイナル大会になるということで、しまなみ海道の時と同じように、慌ててエントリー。最初は宿の手配もつかずにいたが、友達経由でスタート近くの宿の宿泊グループに混ぜていただき、往復の車にも乗せてもらえることになった。
エントリーして宿と足を確保したらすっかり安心してしまって、結局前の週まで全然コース研究もせず。海宝さんの大会は制限時間が16時間で(100㎞の大会は制限時間14時間の大会が多い)余裕があるから、よほどのことがなければ完走できるだろう、と気軽に考えていたし、参加した人は皆、ホスピタリティーの高さと、景色の美しさばかり語る。一部、山道があって、そこは国立公園だから走行不可、歩かなくてはならない、とかそういう断片的な知識だけ。そもそもどこの国立公園を走るかも知らなかった。前週になって地図を見て、あ、山道を登った先は尾瀬なのか、とようやく知った位の予習不足。
そして、大会1週間前に台風19号襲来。その週の大会は軒並み中止。予想外に甚大な(二重表現か)被害が各地で広がっていて、これって1週間後にも大会なんて開催している場合ではない? 伊南川は阿賀野川の上流にあたる川で、ニュースをざっとチェックした限りでは被害が発生している感じではないが、山道を走る大会だし、どうなんだろう、と、大会のFacebookページなどをリロードしては状況確認。月曜の時点で、海宝さんが現地入りして状況確認、大会は開催するが、やはり山道は通行不可能になっていて、コース短縮を余儀なくされることが明言される。その後、コース後半の木賊温泉の峠道(ロードだけど)も通行困難で走れないことが判明。月曜火曜時点ではどの程度の短縮になり、制限時間が何時間になるかは明言されなかったが(決められなかったのだろう)、前日になって、道の駅檜枝岐(23キロ地点)で折り返し、同じコースを戻り、最後はスタートポイントを過ぎてもう少し先まで行って戻る、全51.4㎞を制限時間8時間で走る大会となることが発表された。スタートの伊南総合支所が標高550mで、道の駅檜枝岐が920m、本当は沼山峠(1700m)まで登る予定だったので、それに較べればほぼ平坦と言えてしまう高低差。初めて走るわたしにはよくわかっていなかったが、何回も走っている人ほど、えーっとがっかりする、いい部分がカットされてしまった感じのコース。いや、この状況の中で開催していただけるだけでも本当にありがたい、とみんな思っていたことも確かなのだが。
東北道で西那須野まで行って、そこから西へ山越え。一つ山を越えると鬼怒川流域、そこからもう一つ山を越えると伊南川である。鬼怒川は太平洋側に注ぎ、伊南川~阿賀野川は日本海側に注ぐのだから、そんなに高い峠ではないけれど、文化圏までが違う感じだ。自宅から4時間ちょっとで伊南到着。伊南総合支所でゼッケンや参加賞を受け取り(長袖Tシャツ、キーホルダー、花嫁ささげという豆の煮ものの瓶詰、カップ酒、まんじゅう、パン、塩、レーズン、トマトジュースなど)更に2000円分の金券をくれるので、その場で買い物。いきなり大荷物である。制限時間が8時間になったので、当初4時スタートだったのが5時スタートに変更。これはちょっとありがたい。
スタート地点からほど近い宿に入り、さくっと入浴し、手作りの美味しい夕食をいただき(ビールはやめておく)、早く寝なくちゃ、と思ったが、同室の人が、ぶどうの仮装で走るかも、というので、みんなでぶどうの房の中に入れる風船をふくらませ、その後みんなで試着して写真撮ったりして遊んでいたら21時半過ぎてしまった。窓の外ではカメムシが大発生してかさこそ言っているし、なんか落ち着かない。そして、雨が降り出した。明日も雨の予定。51キロに減ったとは言え、雨の大会は嫌だなぁ。
宿の朝食が3時半とのことだったので、3時起床。眠い。例年結構寒いらしいが今日は気温高めの予報なので、半そでのジップアップシャツにアームカバー(手袋は持ってきたが使わないことに)、タイツに山用スカート、リュックのかわりにランニングベスト(前年の能登半島すずウルトラマラソンでも使用)にして、帽子は山用に買ったつばがぐるっと付いてるハット、雨除けは途中で雨が止む予報だったので、捨てても大丈夫なように、100均のビニールポンチョ。靴はGT-2000NewYork。4:40頃宿を出て、伊南総合支所のスタートゲート前へ。途中、駐車場があまりにぬかるんでいて、突っ切りたくなくて、遠回り。しかし、宿を出るときに降っていた雨は確実に弱まってきている。前々年のサロマ湖で、スタート前に靴が水没したも同然の水浸しになったのとは大違い。よい予兆である。何人かの知り合いを会えたが、会えなかった人も多数。例年だったら300人位の大会規模らしいが、今年は最後の大会ということで700人以上エントリーしていて、かなりわさわさである。スタートの号砲、雨のせいか点火状況がよくなく、例年スタート数分前にどーんと鳴っちゃうのが、今日はスタートに間に合わないかも、と海宝さんが言っている。結局号砲が鳴らないまま、5時にスタート・ゴールゲート上の時計が動き始めたので、みんなもなんとなくゲートをくぐって出発。勿論まだ真っ暗。わたしは小型のランプを持ってきたのだが、付けようとしたら電池切れか点灯せず。結局、他の人の懐中電灯で照らしだされる足元を確認しながらゆっくり走ることに。最初は草の生えた川沿いの道で、照らされていないと結構怖い。そして、数百メートル進んだあたりで後方からどーん、と号砲の音が聞こえた。1キロ位、非舗装の道をそろそろと進む。スタート時に一緒にいた仲良しさんとKちゃんとはすぐ(号砲が聞こえた時はまだそばにいたな)別れてしまった。ようやく舗装したロードに入り一安心。もう、心なしか闇が薄まってきている感じ。どんどん、暗かった空が灰色になって、両側の山の輪郭が見えてきた。とはいえ景色は全然わからないが。道は少しずつ登っている筈だが、そんなにはっきりとはわからず。最初の1キロは7分半位かかったが、2キロ目は6分ちょっと、3キロ目からは6分を切った。ウルトラのペースとしてはやや速すぎだが、まぁ平坦なロードだし、無理はしてないのでいいか。雨は完全にあがった。このまま降らないかな。ありがたい。
明るくなってきて、川の姿もはっきりわかるようになり、両側の山の木々も見えてきた。伊南川の流れは青く、前週の豪雨で濁っているという感じではない。河原まで水があふれたという形跡もあまりない。主に岩の中を流れているからか。白っぽい岩が多く、水の青がはえる。まだ紅葉はあまり進んでいないが、川にさしかかる木々の中に紅葉している木があると美しく、橋を渡るとき(川も道路もうねうねしていて、鎖編みのように、道路と川が何回も交差している)写真を撮る。
6キロ過ぎで最初のエイド。スポドリ1杯だけ飲み、仮設トイレを使う。ポンチョは脱いで、スカートの脇ポケットにぎゅーっと押し込む。ポケットふくらんでいるが走行に問題はなし。
この辺は集落が1キロおき位に現れる。集落の端に墓地があり、「平野家」「星家」「渡部家」「馬場家」が多いんだな、ということがわかる。実際、集落に入ると「平野屋商店」とかこれらの苗字を冠したお店などが散見される。「大桃の舞台」という看板が出ていた。道路からは見えなかったが、国指定民俗文化財になっている、歌舞伎の舞台らしい。檜枝岐にも何かあるよな(こっちも歌舞伎舞台か)(今回のコースより先だったので見られず)。そして大桃の集落の中の民宿高畑の前に2つ目のエイド(11.5㎞)。建物の前に水が湧き出ているところがあり、水はそこから汲んでコップに注いでいる。カットトマトやりんごを食べる。どちらも美味しい。みかんやバナナや花嫁ささぎ(地元名産の大粒の豆の甘く煮たもの)、あんパンなどもあった。帰りも通るので帰りに食べよう...。エイドを出ようとしたところで、向こうから悪代官が走ってきた。軽快な走り! こりゃ追いつかれるかも!
エイドを出たところから、車道より一本内側の細い道を走る。集落を出ると山のふもとの小さい野原に紅葉した木が立っているところなどあり、写真撮る。その先の道がぐっと上り坂になっているので、あんな坂道を進むのか?、と思ったらそこで平らな道を右に曲がって進むのであった。というか、その急斜面はスキー場の一角であった。曲がったところにリフト乗り場とかレストハウスなどがあった。高畑スキー場。ロゴマークがリスで、伊南川にかかる橋の上にリスの像がのっていて可愛い。橋を渡って、車道に戻る。
車道を進むとところどころにロックシェッド、スノーシェッドという、脇がすいている、コンクリートの屋根があり、走り始めの薄暗い時間帯にはかなり暗くて怖かった。歩道が付いているところが多いが(国道だが、シェッドの下以外は殆ど歩道はなかった)脇からつる植物とか細い枝とかが入り込んでいるところが結構あり、歩道を進めない場所もあり。シェッドのすぐ下を川が流れている場所もあり、コンクリの柱の間から川の写真を撮ったりもする。スマホをランニングベストの胸ポケットに入れて走っていたのだが、走っているうちにせりあがっていて、走っている途中でスマホが地面に一度落ちて「あっ!」と声を出してしまい、周囲の人に心配されてしまう。川のすぐ脇の道のきわで落としていたらかなり危なかった! 幸い壊れることもなく、すぐ拾ってラン続行。シェッドの上から勢いよく水が流れ落ちている場所などもあり、写真撮っている人多数。山にはもやがかかり、川幅が細くなってきた川はますます青く、紅葉の比率も上がってきて、本当に美しい。
17㎞地点の小豆温泉・窓明の湯前に第3エイド。トイレが借りたかったが、トイレは500m位先、と言われる。またトマトやバナナを食べ、大きなハムブロックから切り出されたハムを食べる。塩分補給。そして数百メートル進んだが、沿道にトイレ見当たらず(どうやら少し引っ込んだところだったらしい)え、トイレないなーないなーと思いながら進む。しばらく行くと屏風岩という絶景ポイントがあり、駐車場まで作ってあるがトイレはない、低いところに屋根が見えたので駐車場の中まで入ってみたが、屏風岩の正面に東屋が建ててあるのであった。嗚呼。
仕方なく進む。トンネルのように長く暗いスノーシェッドがあり、これはみんなが言っていた、長くて中で登ったり下ったりするトンネルかな?、と思ったが、折り返し点まではもう少し距離があるので、これじゃないのかな? 若干の上り下りはあった。そして、このスノーシェッドを出たところで、向こうからランナーが来た。淡々と走っていて、テンションがそんなに高くないので、一瞬気づかなったが、この人要するに折り返してきたトップランナーだよね? その後、結構間が開いてから2位と3位のランナーが続けてやってきて、この人たちはもっとにぎやかに対向ランナーを応援して走っていったので、ここからが楽しい折り返しの時間だね、という感じ。同宿の人たちはもっとのんびり走る方が多かったので、わたしより先行している可能性の高いO△が来ないか目をこらしながら走る。スノーシェッドを出てしばらく行ったところで道の駅檜枝岐まで3キロ、という看板が出ていた。折り返しだ! トイレだ! そして、今度こそ、みんなが言っていた長いスノーシェッド(高屋敷スノーシェッドという名前らしい)。確かに中でバウンドするように上下しているが、これは要するに先に上下する道路があったところに、後付けてシェッドをかけたからだね。暗くて人の顔が見えにくいが、向かいの歩道を走る戻りのランナーを見ながら進む。1キロちょっとあったシェッドを出たら、あと500m位で道の駅、という看板。そして、寒い。そして、雨が降っている。ポケットのポンチョを出すほどでもないか、と思いながら進み、道の駅の前にあるテントで飲み物をいただき、パイナップルやりんごやトマトを食べる。そしてトイレだ! 山旅案内所というきれいな建物の中に、きれいなトイレ。やっと一安心。スタートから標高で370m位しか上がっていないので、紅葉はまだそんなに進んでいない。この先にどんな光景が待っていたんだろうなーと思いながら折り返し。水芭蕉の形の「尾瀬」と書かれた碑とか、紅葉している木とか、写真を少し撮って、帰路につく。走り出してすぐ悪代官とすれ違う。冷たい雨が降り続いていたが、幸い強くはならず。そして、ここからは多くの知り合いと会う。O△は思っていたチームTシャツを着ていたので、スノーシェッドの中だったけれどわかった! わたしより後ろにいたのかー。すごく久しぶりのMヤンに声かけて貰った。みんなそれぞれ順調に歩を進めている。わたしは下り基調になったので、少しスピード上がる。往路、向かい風を感じた箇所があったので、若干追い風にもなっているのかも(わからない程度だが)。リスタブルGPSの記録を見ると、往路はキロ5分40~50秒台で走った区間を、帰りは5分10~30秒台で走っていた。雨は一つ目のスノーシェッドを出たらすっかりやんでいた。その辺ですれ違った仲良しさんに「この先トンネル出ると雨だよー」と伝えたが、彼女がスノーシェッドを出たらもう殆ど止んでいたらしい(とゴール後に聞いた)。
往路の光景を確認しながら走る。逆向きに走ると、川の上にスノーシェッドがかかっている全貌が見える場所があったり、道の反対側の歩道を走っていて、川の白い石に紅葉が映えている場所があるのを写真に撮ったり、やはり見えるものは少し違う。あんまり台風の爪痕が残っている場所はないが、畑の花や(どうやら花卉栽培をしていたみたい)大豆がなぎ倒されているところ、泥をかぶっているところもあり、また、道路の一部に砂っぽい泥が散っている場所が少しあったが、これは土嚢が破れた跡か? コーラ飲んだりスポドリ飲んだり、水飲んだり、バナナ食べたり、トマト食べたり(まだ青いトマトがこの辺の名産らしい。水を張ったバケツにトマトが冷やしてあるのなども眺める。何ヶ所かでフルーツポンチが出ていたが、具が紙コップに貼りついてしまって食べにくく、上からコーラを注いで少し浮かして食べたりもした。距離表示は5キロごと。新たな距離表示を見るたびに、あ、もうnキロしかないじゃん!、と残念な気持ちに。往路の第1エイドだったところが、第7エイドになっていて、そこが40キロ地点だった。ピーナツかりんとうをもしゃもしゃ食べる。そして、後半、走りながら頭の中でぐるぐるリフレインしていたのは中島みゆきの「夏土産」という曲。「海辺の崖から吹きあげる風にまぎれて愛を語る名所なのねあなたが友だちと行く場所は」って辺りが何故かぐるぐるぐるぐると。海ないじゃん!
最後のロックシェッド(下の方はスノーシェッドではなくロックシェッド)をくぐり、伊南川を渡るところからは、往路に通ってない道だ。前日車で通ったのだが、その時にはよく理解出来ていなくて、漫然と走り続けていたら、突然泊まっている宿の前に出て驚いた。えーと、スタートした伊南総合支所が道の反対側にあり、でも、まだゴールまで5キロ、ゴールしてくる人たちを迎える案内放送ががんがん聞こえる脇を通り過ぎ下流の方に向かうのは、ちょっと野辺山ウルトラマラソンのゴール(やはり、ゴールのアナウンスが聞こえる中、3キロばかり遠回りしてきてからのゴールになる)に似ているが、こっちは5キロあり、しかも、伊南総合支所の建物が目の前にしっかり見えているのだ(野辺山は音声だけで、ゴールは見えてない)。道沿いにお店が少し並んでいて、店先に出ている人に「頑張って!」と言われたりする。そして、どんどん天気が良くなってきていて、この辺からは陽射しもきついし、気温も高くなってきて、結構辛い! エイドがあって、ハムとかきゅうり漬物、赤かぶ漬けなどを食べる。「ここが最後のエイドです~」と言われ、え、最後のエイドって本当はみんながすごく楽しみにしている焼き肉が出るエイドではなかったの?、と思いながらエイドを後にする。川は少し幅が広がり、流れも少し緩やかになっている。欄干が青く塗られた青柳橋という橋が折り返し、橋を渡って対岸で左折。あとはもう2キロ位戻るだけだ、と思った。
大間違いだった。前の人が車道から右に折れ、そこに「久川」と大きく書かれた石碑があり、あれ、なんか上り坂になってませんか? そういえば昨日、Kちゃんが、いつも暗くなってから高いところから古町の大イチョウがライトアップされているのを眺めていたのに、今回は昼日中に見るのか」と言っていたが、高いところって? 高いところって? あと2キロでゴールなのは確かなので、そんなにひどい峠道を登らされる訳ではない筈なのに、じゃりの道(日陰なのでまだ雨が降ったあとが残ってじめじめしている)を、どんどん登ることに。これは野辺山の最後の3キロよりずっといけずだね! そして、山の日の当たる側に出て(つまり峠を越えた訳だ)眼下に畑とか紅葉している木々とか見ながらひたすら下るが、え、結局古町の大イチョウがどこだかわからない! イチョウどこーどこーと思いながら、写真も撮れずに下る。夜ならライトアップされててわかったのかー。あと1キロを切り、橋を渡り、川沿いの舗装されていない道に入る。あ、ここは今朝真っ暗なうちに通った道か!(暗かったので、全然記憶にない道だ) 人が少し歩いていて(応援の人やレースの終わった人?)総合支所の建物の前でゼッケン番号の確認をしている人がいて、それがゴール地点に伝達され、曲がってフィニッシュゲートに向かうところで自分の名前がコールされる。両手を上げて、笑ってゴールしましょう、と言われ、勿論そうする! 途中で5時間半は切りたいな、とちらっと思っていたが、イメージ通り。5時間28分22秒。大きなダメージもなく、ロング走のように走ってしまったよ、伊南川。
ゴール地点で抽選して(安定の残念賞でタオル)、飲み物貰って(ビールテイスト飲料。ノンアルではない)、記録証とゴール写真が印刷されているのを待つ。そのうちO△とか悪代官とかPさんとかが戻ってくる。奥の方で豚汁とおにぎりをふるまっていて、おかわりして食べる。
宿に戻ろうとしたら、宿の前の道でゴールに向かうKちゃんと会う。お風呂に行く道具を持って、外に出て、古町温泉に向かうが、途中で着替えの下を忘れたことに気づきもう一度宿に戻る。そうしていたら、同宿の友達3人連れが来た! 少し話しながら、先ほどレース中に場所を確認した赤岩荘へ向かう。温泉は鉄錆っぽい色の濁ったしょっぱい湯で気持ちよかった。
温泉の帰りに小学校のグラウンドに植わっている、古町の大イチョウ(ガイドブックにも出ている観光名所だけど、他に見ている人は誰もいなかった)を見て(まだ真っ青)、伊南総合支所(13時の制限時間をちょうど過ぎたところ)に戻り、沢山の知り合いと会って、話したり写真撮ったりする。飲み物余っていたので、ビールテイスト飲料をもう1本いただく。また、エイドで配り残したバナナやトマトもくれて、これをつぶさないように持ち帰るのが大変だったのは、また別のお話。最後は青空となり、あっけらかんと伊南川ウルトラ遠足ファイナル。いつかまた来て、紅葉の山道も通ってみたい!
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