留学中の失恋から立ち直るには:ポルトガル留学記Week11
月曜日
この日は、People Teams and Organization(以下PTOに省略)の授業を受けた。授業の最初のアイスブレイクで「今どんな気持ちか」というテーマで生徒が円になって、一言ずつ語り合った。
私は、前日にサッカーのポルトガル代表戦に行って、クリスティアーノ・ロナウド選手を見ることができたのでとても嬉しい気持ちだと言った。この話をした時に多くの人が自分の気持ちに共感してくれた。
午後からは、いつも通りラグビーの練習に参加した。日曜日に大会があるので試合のような実践的な練習だった。この日もチームで良い練習ができた。
別れの時
火曜日
この日は、Sociology of Work (以下SWに省略)と Environmental Sustainability for Business(以下ESBに省略) の2つの授業があった。授業の終わりに日曜日のラグビーの大会に備えて、スポーツ用品の買い物に出かけた。
店を後にして、スーパーに買い出しに行く途中で、彼女から連絡が来た。
そして電話に出た。
「ポルトガルの航空券キャンセルすることになった。」
「私たち別れよう。」
彼女は、私に会いに来るために2月の航空券を予約していたが、それをキャンセルして別れるという選択肢を選んだ。日本とポルトガルの時差は9時間離れていて、距離にすると10,000km以上も離れている。彼女はとてつもない不安と負担を感じながらも今まで頑張っていた。そんな話を聞いて、一緒に乗り越えようとは軽々しく言えなかった。
その気持ちを承諾して、別れることになった。
その後すぐに、アパートのシェアスペースに行って友人のGregorに別れたことを伝えた。そうすると励ましてくれて、ビールを持ってきてくれた。続々と他のアパートの友人も話を聞いてくれて、気にかけてくれた。全員話を親身に聞いてくれる優しさに感動した。
酔いと友人の優しさが失恋を少し忘れさせてくれた。
新しい人生のゴール
水曜日
この日は、PTOの授業とラグビーの練習を欠席した。
正直、まだ失恋から立ち直ることができなかった。そのため、たくさんの友人に話を聞いてもらった。
たくさんのメッセージや電話をしてくれた友人には本当に感謝しているし、改めて自分は本当に恵まれている存在なのだと実感した。
友人の一人にゴールを設定すると良いと言われ、新しいゴールを設定した。
Business Pitch、事業説明、企画書作り、グループワーク、グループプレゼンを全て英語でできるようにする。
交渉力、話術に長けた人物になる。
学生起業家として、ビジネスの成功、メディア出演、100億円の資金調達を達成している人物になる。
筋トレ、食トレを毎日行って、70kg後半〜80kgの体重になってムキムキゴリマッチョになっている。
自分が本当にしたいこと、なりたいことはなんなのかということを考えた結果がこうなった。前までは少し保守的な考え方だったが、これからの人生は自分に正直になって、自分の思うままの人生を生きていくことに決めた。
木曜日
この日は、SWとESBの授業に参加した。
その後、学校の近くのスーパーで食料品の買い出しをした。
波とつながる
金曜日
この日は、3回目のサーフィンのレッスンに参加した。
3回目ということもあって、だんだんと波に乗れる回数も多くなっていって上達していった。
いつもは、頭の中でボードの上に立って、波に乗ることに必死になっている。しかし、この日は一度だけ波と一緒になれた気がした。それは、波に乗った際に、波と心が共鳴して、波が最後まで共にいるという感覚だった。波とつながることができた。この経験が自分の不安や、悲しみなどの気持ちを穏やかにしてくれて、落ち着かせてくれた。
その後、レッスンで一緒だった方とビーチで話をした。私は、1年間付き合っていた恋人と別れたことを言った。その方は、6年間付き合っている恋人がいて、1年間は相手のことを全て理解するには難しいと言っていた。また、今は自分のことを深く理解して、さらに学んでいくことが重要だと言ってくれた。
土曜日
この日、前日のサーフィンの疲れもあり家でゆっくりと過ごした。
ラグビーの大会
日曜日
この日は、ラグビーの大会に参加した。結果は、5試合中2勝1敗2分けだった。チームでたくさんコミュニケーションをとって、試合をすることができたのでとても良い大会だった。
大会の後はチームメイトとビールを飲んで、有意義な時間を過ごした。
また今後もこのチームで大会に参加していきたい。
そして、チームで結果を残してチームメイトと喜びを分かち合いたい。
来週に向けて
自分が設定した人生のゴールを達成するには、何が必要で、何を今しなければならないのかを考えて、毎日を大切に過ごしていきたい。
そして、さらに前進して成長していく。
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