なぜ、ストーリーを学んでいるのに、ストーリーブランディングができないのか?
なぜ君はストーリーを学んでいるのに、ストーリーブランディングができないのか?
それは情報源となる人たちが中途半端だから。
その中途半端さに、真実が隠されてしまう。
僕の記事の読者には、ストーリーブランディングをもっと深く理解してほしい。
このままでは君の努力が無駄になってしまうから。
まず、現状がいかに悲惨かを理解しよう。
世の中の発信者が語るストーリー論は、表面的なものばかりに思えます。
僕が見聞きしたものでは、「ストーリーの本質は不幸から成功を描くV字型だ」なんてものがありました。
本質という言葉を軽々しく使いすぎでは?と素朴に思います。
V字型の成功物語が本質なら、悲劇はストーリーではないことになる。
これは明らかにおかしい。
あとは、皆揃いも揃ってヒーローズジャーニーの話しかしない。
「ヒーローズジャーニー通りに語れば、完璧です」と言わんばかりです。
そんなわけないですよね?
その証拠にハリウッド映画はほぼ全てヒーローズジャーニーで構成されているけど、興行収入は天と土地の差が生まれる。
この理由を、彼らは語れるのでしょうか?
彼らはストーリーテリングを教えているようで、実はストーリーテリングの真実を隠してしまっているのです。
ブランディングにおけるストーリーへの理解も同じ。
物語調のコンテンツがあれば、ストーリーブランディングなのか?
そうではありません。
ストーリーブランディングは、多くの人が誤解していることがあります。
物語調のコンテンツだけではブランディングになりません。
ストーリーブランディングの本質は「顧客と関係を築くこと」です。
ストーリーブランディングとは、物語を読み聞かせて感情を動かしセールスすることではないのです。
ストーリーブランディングとは、ブランドと顧客の関係性に、物語の構造を構築し、深い心理で顧客との結びつきを作ることなのです。
深い結びつき(ストーリー)が出来上がれば、マーケティングとセールスは必要なくなります。
Appleの新製品発売の日、Appleストアの前で何時間も並ぶ人々に、セールスはいらないのです。
彼らはAppleの提示するストーリーに参加しているのだから。
このように、ストーリーブランディングでは、主人公は顧客であり、ブランドは導き手です。
ブランドは自らの情熱によって、顧客を導く。
顧客にとって、顧客とブランドが主人公と導き手の関係になったとき、ストーリーブランディングは完成するのです。
僕はあなたの情熱的なアイデアを、ストーリーを通して世界へ物語ってほしい。
あなたの情熱の火は世界を明るく照らすと、僕は信じています。
なにより、僕自身がもっと面白いストーリーに触れたい。
現状のストーリーテリングの知識では、不十分です。
このままではあなたの情熱の火は、人知れずに消えてしまうかもしれない。
だから僕の声が届く限り、本質的なストーリーテリングの知識を送りたいのです。
あなたの情熱の火は、名もなき主人公の旅路を照らす松明なのだから。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?