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意外と知らないクリエイティビティを発揮するための条件とは?

あなたはロバート・ガルブレイスという作家を知っているだろうか?

『カッコウの呼び声』という推理小説を書いた作家だ。

実はこの本が、2013年の出版界に大きな衝撃を与えた。


この本には、ある大きな秘密があったのだ…。


実は、作者の正体がJ•K•ローリングだったのだ。

あのハリーポッターシリーズを生んだ、世界一成功した作家である。


でもなぜ、ローリングはビッグネームである自分の名前を伏せ、あえて名義を変えたのだろう?

そんな疑問に答えるように、ローリングはこう語っている。

「もう少しの間、ばれないで欲しかったですね。
ロバート・ガルブレイスでいられたお陰で、どんなに羽を伸ばせたことか」

成功している作家は、自分の名前という重圧を抱えている。

重圧はクリエイティビティの邪魔をするのだ。

誰だって大きなプレッシャーを感じながら、自由な思考など持てはしない。

それは成功者も同じなのだ。


推理小説の女王アガサ・クリスティも、メアリ・ウェストマコット名義で恋愛小説を書いた。

『ゴッドファーザー』など多くの名作映画に参加した、伝説的な脚本家であるロバート・タウンも、クレジットに自分の名前が出ることを拒んだ。


SNS時代の現代は、誰もが有名になりたいと願っている。

しかし、無名という自由を味わうことも大事なのだ。


他人からの期待(あるいは自分自身に向ける期待)に縛られず、自分の本心に向き合い、まるで子供のように夢中になれることを探そう。

僕らは自由でいれば、新たな道へ挑戦することもできる。

無名とは自由であり、自由はクリエイティビティを発揮するための条件なのだ。

無名という褒美を味わおう。

歌手のシンディ・ローパーも言っている。

「ストリートの鼓動を感じながら路地をふらふら歩き回っている、まだ無名の人。
そんな人が、新しい何かを創造するのよ」

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