♡終わらない夏休み♡

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最近の記事

15日目(8月3日)

眉子は独房の中で浅い眠りから目覚めた。 連日の拷問に体中が悲鳴を上げている。 ふと目を向けると、扉が微かに開いていた。 ”逃げられるかも” 今まで、失神から目覚めたときが、拷問の始まりだった。今日が初めて、自然に目覚めることが出来たのだ。もう、こんなチャンスは、無いかもしれない。 外はまだ暗い。今から町へ向かえば、彼女たちが気が付くまでに両親と連絡が取れるかもしれない。でもバレたら弟が・・しかも自分は全裸である。体も思うように動かない。 このチャンスに掛けてみよう。また、拷問

    • 14日目(8月2日)

      眉子は小手高に吊されていた。 章一は、コンドームに画鋲を刺しながら言った。 「今度、売り出される薄くて丈夫なピッタリタイプなんだ」 画鋲つきサックを装着したぺニスは、サボテンのようだ。 「眉ちゃん。見てみろよ。すごいだろ」 「ひぃーっ」 眉子は震え上がった。こんなもので突かれたら死んでしまうかもしれない。 「い、入れないで・・・・」 「馬鹿だなぁ。入れるために作ったんじゃないか」 章一は、眉子の膝を抱え、脚を開かせた。眉子の体は、宙に浮き、手首に体重がかかり、千切れそうに痛ん

      • 13日目(8月1日)

        「昨日は、雑巾を1枚も縫わずに寝てしまったようね。そんな、役たたずは、殺してあげるわ」  亜紀は眉子の腹を小突きながら言った。 「そんな、100枚も縫ったじゃないですか」  眉子は涙ながらに訴える。 「なに口答えしてるの。今日であなたは死ぬのよ。約束通り、あなたの弟を慰み者にしてあげるわ」  と亜紀は凄む。  眉子の顔色が変わった。 「わたしは殺されてもいい。でも、達也にだけは手を出さないで。まだ小さいの」  達也は、まだ3つである。眉子が初潮を向かえ、母性の芽が心に芽生えた

        • 12日目(7月31日)

          「あなたが床を汚すから雑巾が何枚あっても足りないの」  亜紀は眉子の髪の毛を引っ張り言った。 「ミシンくらいは使えるわね。今日は雑巾を縫ってもらうわ。百枚縫ったらゆるしてあげる。いいわね。」 「糸の色は赤がいいわね。かわいくて。でも、白い糸しかないから、染 めてちょうだい」  亜紀はそう言うと、眉子の乳首に針で糸を通した。 「い、いたい」 「こうやって、ミシンにつなげば、赤い糸で縫えるわ。さあ、始めなさい」  眉子はミシンを始動させた瞬間、乳首が千切られるような痛みにたえられ

          11日目(7月30日)

          眉子の乳房は、パンパンに膨らみ、乳首からは母乳が滲み出ていた。 「胸が、苦しい破裂しそうですぅ」  眉子は、うめいた。  乳管は妊娠した後、徐々に広がり出産の2,3ヶ月前まで配乳の準備を終える。まだ、未熟な乳腺は強制的に乳を分泌させられ、相当の負荷がかけられ、激しく痛んだ。  章一は、眉子の乳房を指でつついた。 「きゃあああああっ!い、痛いですっ、さ、さわらないで!」  眉子の悲鳴が上がる。 「効果はありすぎるくらいなんだが、副作用が酷くて使いモノにならないな」  乳房を解剖

          11日目(7月30日)

          10日目(7月29日)

          独房で、眉子は朝からのたうち回っていた。右の乳首が焼かれたように腫れ上がっている。乳首が蝋燭の芯になり炎が点っているような熱さだった。 「あついあついよぃ」  ドクササゴより抽出された拷問薬の効果だった。熱が無いので神経は破壊されずそのまま痛みを脳へ伝える。実際に焼かれるより、長時間、新鮮な激痛が続くのだ。  亜紀と敏江が入ってきた。 「あらあら、始まる前から苦しんでるわ。可愛い悶えかたねぇ。敏江。明美を呼んできてしばらくビデオの撮っておいてちょうだい。それが済んだら、身体の

          10日目(7月29日)

          9日目(7月28日)

          「新しく開発された拷問薬を試してみよう。ドクササゴというキノコから抽出された毒素だ。このキノコを食べると手足などの先端部分が火傷したように腫れ上がり、激しく痛む。毒自体では、死ぬことはないが、痛みと疲労で衰弱死したり、自殺した例もあるほどだ。神経系の毒素なので、潜伏期は長く5日くらいかかり、回復まで1ヶ月を要する。」  章一は、亜紀たちに説明した。 「ちょっと待って兄さん。その毒が恐ろしいのは解ったけど、もっと他の拷問も楽しみたいわ。1ヶ月間もそれだけで苦しまれちゃつまらない

          9日目(7月28日)

          8日目(7月27日)

          眉子の体は、昨日の引き伸ばし拷問の後遺症で、体をほんの少し動かしただけで、筋肉が痙攣し、激痛が走った。それでも、得体の知れない食事を取らされ、冷水により洗浄された。朝の日課が終わっただけで、眉子は、失神寸前になったいた。  拷問部屋に連れてこられた眉子に亜紀が言った。 「紹介するわ。わたしの兄さんよ」  眉子は、青年を見た。長身で目元が涼しげな美声年である。 (この人なら助けてくれるかもしれない)眉子は、僅かな希望にすがりつくように、章一の前に身を投げ出して哀願した。 「た、

          8日目(7月27日)

          7日目(7月26日)

           眉子は拷問台の上に寝かされ引き延ばし機に手足を縛られていた。じわじわとロープが巻き上げられ、引き延ばされる。縛られた手首と足首が千切れそうだ。 「痛い少し緩めてください」 「なに言ってるの。あなたの手足を延ばして、カッコイイスタイルにしてあげるのよ。あなたのような可愛い顔をした娘は、スタイルもよくしないとね」  亜紀は、眉子の乳房を弄びながら言った。  眉子のスタイルは、白人の娘のようにダイナミックさは無いが、均整のとれた非の付け所がないものであった。強いて言えば、幼さが残

          7日目(7月26日)

          6日目(7月25日)

          眉子が乗せられた三角木馬は特製だった。足が一本しかなく、やじろべえのように、台が乗っている。上に乗った者が少しでもバランスを崩すと台があらゆる方向に傾くようになっていた。 「30分でゆるしてあげるわ。た、だ、し、途中で声を出したら初めからやり直しよ。わかった」  眉子は唇を噛んでうなずいた。うっかり返事をしようものなら、どんな責めが加えられるか解ったものではない。  「あら、返事もできないのね。悪い子の眉ちゃんにはこれを付けてあげるわ」  そういうと亜紀は眉子の口にボールギャ

          6日目(7月25日)

          5日目(7月24日)

          「さあっ!起きなさい!」  亜紀は、地下牢の床に死んだように眠る眉子の髪を引っ張り上げた。 「い、いたい!」  眉子は束の間の安らぎから、地獄に引き戻される。眉子にとって、失神している間が、唯一の与えられた休息であった。次の拷問の為の体力を回復するために休まされているといってもいいだろう。 「さあ、その汚い体を洗ってあげるわ。こっちへ来なさい!」 眉子が連れてこられたガレージは、亜紀のベンツが入っている他は、2台分の空きがあった。 「今日から毎日、拷問を受ける前に、ここで体を

          5日目(7月24日)

          4日目 7月24日

          朝から眉子は独房の中で腹痛にのたうち回っていた。大腸には、ほとんど消化力がない。昨日、肛門から強制的に注入された流動食が直腸で腐りかけているのだ。腸が炎症をおこし、グルグルと鳴る。眉子の下腹部はまだ膨らんでいる。 「さあ、立ちなさい」  お迎えの敏江が命じる。 「た、立てません。お腹が痛くて」 「なに、甘いこといってるの。立ちなさい」  敏江は眉子の耳を引っ張り上げる。立ち上がった眉子の股間に膝蹴りを入れ、下腹部を殴った。眉子はウッとうなり床にへたりこんだ。敏江は眉子の髪を引

          4日目 7月24日

          3日目 7月22日

           独房は、1畳の広さしかなく、床は板張りでビニールシートがしいてあるだけだった。他には毛布が1枚あるだけだ。  眉子は、一人で嘔吐感と戦っていた。自分が飲み込んだものを思い出しただけで、胃の中のものがもどってくる。喉の途中までせり上がったものを何度も飲み込んだ。  眉子は、とうとう耐えられず吐き出してしまった。「吐いたりしたら特盛りを食べたもらうからね」亜紀の言葉を思い出した眉子は、それを必死に舐めとった。  敏江と明美に抱えられるように、地下牢から引き摺りだされてきた眉子の

          3日目 7月22日

          2日目 7月21日

          山中の別荘にある拷問部屋は、小さな体育館くらいの広大なものだった。照明も明るく、換気も行き届いていて、陰湿なイメージはない。しかし、隅に並んでいる数々の拷問具は、使い込まれ、犠牲者の血を吸い黒く光っていた。  眉子はさんざん脅かされた。  夏休みが終わるまで、残酷な拷問に架けられ、慰み者にされること。  逃亡や自殺を図ると家族を皆殺しにすること。  さらに最愛の弟は酸鼻を極めた拷問の末、殺されること。  拷問に耐えきれず、早死にしても同じであること。  夏休みの終わりまで生き

          2日目 7月21日

          1日目 7月20日

          眉子は明美に誘われて、終業式の後、亜紀のマンションを訪れた。マンションには、亜紀と敏江がまっていた。 「よく来たわね。眉子ちゃん。これから、あなたをわたしの別荘へご招待するわ」 亜紀が敏江に目で合図を送ると、敏江は、眉子を羽交い締めにした。 「なにをするんです!」  眉子は、身をよじらせて抵抗するが、敏江の腕は丸太のように太い。眉子の細腕では、振りほどくことなど不可能だった。 「いくら叫んでもいいのよ。この部屋の防音は完璧だから。秘密の別荘に行くには、失神してもらわないとね。

          1日目 7月20日

          プロローグ

           亜紀、敏江、明美の3人は、夏休みを別荘ですごすことになった。同時に今年の新入生の中より、美少女を一人同行し慰み者にすることになっていた。  選出には、中学校の卒業アルバムから数人ピックアップし4月の入学式より、明美が一人一人に密着し調査を行った。その結果、河合眉子が選ばれた。