私を降りる
何でも信じて尽くす
未来を夢見る
不安や不満は相手の発言した情報を集め、想像して尊重できる内容に摩り替える
過干渉に耐え、20年苦労した
過小干渉は、素直に言ったらアッサリ切られた
努力も虚しく、想いと大切な時間は砂の城のように跡形も無くなった
そうやって繰り返すうち、私には僕が居ることに気付いた
しなやかな女性には男性がたくさん言い寄るだろうが、何故だか昔から別の性別を見ているような感覚だった
なれないのではなく、なろうとも思わない
なり方がさっぱりわからない
それより、格好良く見られたり少しだらしなく見られたかった
女友達は守りたいと感じたりもする
調べたら、ジェンダーというらしい
思春期頃からは、ギターや音楽に夢中になって日々無くてはならなくなった
有名になりたいと思った
だけど、“私”がずっとそれを止めていた
ようやく気付いた
“私”は、弱過ぎる女性で、恋愛に向いていなかったみたい
“私”がこれ以上、人や自分に傷付けられて仕舞わないようにゆっくり眠りについてもらおうと思う
“私“を守れるのは僕しかいない
いきなりは無理だけど少しずつ
これからは“僕”として生きてゆく
誰にも屈しない
目標値までいけないかもだけど、要は生き様だろう?