キラリラリ
幼少期、よく祖父にゲームセンターに連れて行ってもらっていた。
孫とはそんなに可愛い物なのかと、自分へ容易に金を献上する祖父を見て幼いながらに思っていた。
ゲームセンターは良い。
煌びやかな装飾、光、騒々しくも癖になるような環境音。
熱心にメダルで遊ぶ老人、熱心に景品を得んとする若者、熱心にカードを動かす子供...。
ちなみに私が好きだった景品は、クレーン車のような搔き手を操作をボタンで操作する機械によく大量に入っていた。
緑や黄色、色は様々で形も不規則形。
光を当てるとキラリと光沢を帯びる。
お互いにぶつけるも麻雀牌のような音がするプラスチック性(?)のガラクタである。
しかし、そんなガラクタがそれがたまらなく好きだった。
やはり、本能的に「光るもの」というものには惹かれてしまうのだろうか。
ガラクタであるが、光るという要素がありさえすれば、ガラクタでも宝にも見えるようだ。
ガラクタながらに頑張りたまえ。
そして頑張ろう。
以上。