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部屋のなかの部屋(終)

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非常時、部屋のなかに閉じこもって、言葉が枯れていく部屋のなかで、詩や生活のことを考える。 コロナ禍で自宅待機中に書いた日記です。
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#33 掃除する部屋

圧倒的、掃除。 今日は目覚ましをかけずに寝た。何度か目が覚めたが、それでも10時ごろまで眠…

#32 プチミニマルな部屋

しっかり休む日。 ようやく休みの日になった。変わらず朝8時のZOOM会議だけには参加して、あ…

#31 人のようにふるまう部屋

一か月のまとめ。 この「部屋のなかの部屋」というマガジンは、在宅勤務によって、身体や言葉…

#30 再び、疲れている部屋

疲れがたまっている。 この一か月ほどは、おそらくかつてないほどに充実し、健康に過ごしてい…

#29 私の頭の中まで入ってきた泥棒の部屋

韓国の詩を読む。 「愛の不時着」を見て以来、韓国愛が高まっている。いまは仕事が増えてきた…

#28 狂った水の部屋

浅蜊の砂抜きをする。 これは昨日の話だが、おそらく、自分で浅蜊の処理をするのははじめてだ…

#27 追い込み漁の部屋

資生堂の「花椿」に投稿した。 今日の午前9時までが締切だった。まえから投稿しようとは思っていたのだが、なかなか書けずにいた。長篇の詩には取り組んではいるが、一篇で完結する短めのを書くのが、非常に苦手なのだった。 しかし、その苦手の理由もわかった。結論から言えば「締切」がないせい。結局は「完成」させにいくという切迫感のようなものが足りていなかったようだ。さすがに昨夜から今朝にかけては、かなり時間をかけて取り組んだ。 そもそも、今回書いた詩の素材はそれこそ数日前に集めたもの