世界一つよい女の子
わたしのことではありません。
そもそも女の子とかいう年齢じゃないから。えっ……
女の子って何歳までなの!!!と思って調べても「若い女性」とか出てくるし、まあでも「少女」は18とか21とかまでっぽいし、だからそろそろわたしは「女の子」じゃないんだろうなという自覚は持ちつつ、ちやほやされることもできるだけ期待はせず、でもしてくれたら嬉しいなっていう態度で生きていきたいです。
エアビーで人様のおうちに泊まらせていただいてる、そんな日曜日は起きてネクタリンをかじって、食料がないなあと気がついて出かけたけどめっちゃ日曜日でYeah!!めっちゃホリデイで松浦あややでズバッとサマータイムで、とにかくお店が開いてませんでした。
Sunday is really sunday.
それでもガソリンスタンドとマックとKFCは開いてます。高度に文明化された社会!
いずれはあのモンゴルとかもこんなふうになっちゃうのかなと考えるとそこはかとなく不安です。
とにかくガソリンスタンドでパンと水を買い込み、洗濯したかったのでおうちの人を探して洗濯機の場所を聞くと「地下だよ」と。
えっ、このおうちの使わせてくれないの……しかもコインいるじゃん…めんどい……って思ったけど洗濯しないという選択肢はなかったのでわざわざまたマックに出かけて両替をするためにパニーニとトロピカーナを買いました。
おうちの鍵の開け方もむずいし、洗濯機の仕組みも全然よくわからないし、ちょっと泣きそうになりながらもなんとか服を干すところまでやり遂げたわたしはやっぱり世界一つよい女の子では?!無敵なのでは?!?!あ、もう女の子じゃなかった。
そのあとはずーーーーっとベッドで「安定したWi-Fiのある生活」を楽しみました。
なぜか脳内がとつぜん「日本で暮らす以上に自分がしっかりしないといけないんだ」って考えに支配されてうわんうわん泣いてました。
つらい、なんにもできない、もうむり、なんて言いながら一人で泣いてたんですけど、やはり解決策としては印税で暮らす、っていうのが今のところ一番いいと思うので、えーっと、才能が欲しいな!
あとやる気と体力と人脈とフレンドリーさと謙虚さと可愛さと若さと運と強さと知識と経験と、そういう諸々のあれをあれしたい。
そんな精神状態でも、だからこそこの日はちゃんとnoteを更新したのです。わたしめっちゃ偉いな?!自分で自分のことコントロールできてるな?!やば!!!
まあこの不安定さは結局PMSだったんじゃん、って翌日わかったんですけどね。
もう子宮とかいらないよ〜〜誰かもらって〜〜〜〜〜!
その翌日はまず、歩いて10分くらいのところにあるショッピングモールでフルーツとチョコレートと水を買いました。
去年オーストラリアで見かけた、まるごとのオレンジがぎゅーーっとされてオレンジジュースになるマシンがここにはありました。最高か!
そういえば大量のビール瓶を持参し、機械に投入しているおじさんたちもいました。
なんなんだろう、と思ってたけどドイツはリサイクルで缶や瓶やペットボトルを持っていくとデポジットが返ってくるらしいです。
がんばろうリユースリデュースリサイクル!
それからまた40分くらい歩いて、ヘルマンヘッセ通り(あのヘッセのこと?)とか、めちゃくちゃマイナスイオン!って感じの川沿いを抜けて、ブルテンブルク城というところに行きました。
ここもミヒャエル・エンデの図書館とかいうのがあるんですけど、なんとこの日はおやすみでした。がーん
それでもお城のまわりは白鳥がいるし、小さなお庭には林檎の木があるし、池とかお花とか最高に綺麗で最高だったので帰りに1時間くらい歩くのはまったく苦ではありませんでし、嘘!歩くのはまあまあつらかったです。
あとハチとハエがたくさんいるのちょっと耐えられない。
昼間なのにテラスでマスジョッキ(1L)のビールを飲んでるおじちゃんたちがいて、でも日本の飲み会とかよりよっぽど爽やかでした。
なんだろう、みんな「ビールを飲むこと」への真摯さがあるように見えます。これは後々、ほかのところでも感じたのでまた書きます。
歩くのも疲れたので駅前でカリーブルストとキルシュジュースをいただき、スーパーでまた水とジュースとアイスを買いました。
お腹痛くてちょー死にそうだったので薬を飲んでベッドとお友達になりnoteを書いて、まあとにかく全部がめんどくさかったのでvisaの申請とか嫌になって、シェンゲンとビザなしの国を半年くらいフラフラして帰ろうかな、なんて考えて、それも面倒だなって思って寝ました。
翌日はもう人様のおうちをチェックアウトです。
全然コミュニケーションとかしなかったな〜ただお部屋を借りただけだったな〜まあそれもそれでたまにはいいよね〜めんどくさいもんね〜って感じです。
毒を吐き足りないのですが有料マガジンでまた吐いてもいいですか?
カバー写真にできるくらいよく撮れてる写真がいっぱい(自画自賛)!