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18歳の憧憬

フィンランドからこんばんは


一昨日Facebookにnoteみたいな長文を投稿したらお友達がいっぱい褒めてくれたので嬉しくなりつつ満たされてしまって、noteの存在意義とは?ってなりました。

でもnoteにしか書けないこともいっぱいあるし知らない人にこそ読んでもらいたいこともあるんですよね。


というわけで、
フィンランドの飛行機や地下鉄やヘルシンキやタンペレやスーパーマーケットやWiFiや住環境や食べ物やムーミンやロシア人などの話は飛ばして、
今日Rovaniemiの図書館で絵本をパラパラとめくっていたときのことを書きます。

絵本なら文字がわからなくてもストーリーがわかるとかそういう理由ではなく、フィンランドの絵質?絵調?なんて言うのかわからないけど、どんな感じの絵が多いのかな〜って気になっていろいろパラパラしてました。

雪が積もってない季節だってあるはずなのに、9割の絵本が雪とかオーロラとか、寒色系でした。

春っぽい暖かな絵本も開いてみたけどあんまり惹かれなかったし、ここは寒さを売りにしてもってる地域だということでしょう。しらんけどさ。

雪も寒いのも大好きです。
お腹いたくなるし気分は落ち込むけど、冬はいいものです。


いやそんなことはどうでもいいんです。
(どうでもよくないよ!エンデちゃんのことはなんでも知りたいよ!どんな些細な感情もお話して!丁寧に紅茶を淹れながら聞くよ!)

「フィンランド語はほんとに3単語くらいしかわかんないわ」と思いつつ絵本の文字をぼーっと眺めていたら、
その中の一冊に、Rakastanという文字列を見つけました。

あーーーーー!これ知ってるぞーーーーーーーーー!

その瞬間、いろいろと繋がって、18歳のとき好きだった子のことを思い出しました。

彼とは小1〜3まで同じ塾に通っていて、私が転校してからずっと思い出しもしなかったんですけど、
17歳の秋頃にmixiで再会し(エモい!)、18歳になったくらいからちょくちょくその界隈と遊び、
気がついたらなんだか好きかも〜!みたいになっちゃってて、きゃー!懐かしい!恥ずかしい!エモーショナル!な、関係性でした。

後半は私だけの視点なので関係性とは言えないか。

とにかく彼はちゃんと勉強を続けてちょー有名な男子校に進んで、
家庭環境がほんとにほんとに悪くて育ての親(?)的な人もほんとにほんとに理解がなかったけど、
ほんとにほんとに達観していて世を嘆きつつ落ち着いていて、17、18歳の私が「なんだか好きかも〜!」って思っちゃうのにはピッタリの相手でした。

その子はやりたいこととかすごく明確で、自分を律して努力するとかがめちゃくちゃできて、
育ての親的な人からめちゃ抑圧されて「くぅ〜シャイセ!」ってなりながらもちゃんと綺麗にもがいてたんですよ。

弱いふりしてれば誰かが気がついて助けてくれるかな〜って逃げた私とは大違いで立派だったわけです。

で、その子のやりたいことっていうのがナショジオで働くだとか、好きなバンドの通訳をするだとかそういうことで、
言語が得意…というかそりゃもちろん努力してたんだろうけどそれにしてもよくできててすごすぎる……といった感じだったわけです。

一年間でフィンランド語をかなりのレベルまでマスターして使いこなしてたくらい。
どこでどうやって学んだかとかも書きたいけど書いたらさすがにこう……バレるどころの話じゃなさぎるから割愛。


それでなんかもう、もうもうもう恥ずかしすぎて言えないや!
なんですけど、いくつかのフィン単語には見覚えがあって、それを今日、絵本の中にみつけてしまって、
エモエモの大洪水にのみこまれそうになった、というお話でした。

そしてその子とはなんだかんだでもう疎遠なんです。
悲しいや。


私のこんな過去のきゅんよりもフィンランドのお話が気になりますか?
(そんなことないよ!エンデちゃんのことはなんでも知りたいよ!どんな些末な出来事もお話して!丁寧に紅茶を淹れながら聞くよ!)

フィンランド式の手動ウォシュレットでさようなら。

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下北沢エンデ🇩🇪
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