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「考える」ってどうすることか答えられますか??(3)
こんにちは!
この記事は
○非常勤や臨時的任用で教員しながら本採用を目指している
○一旦民間企業などに就いたが、教員になろうと思っている
そんな方に、採用試験に受かり、そして受かった後も教員として楽しくやっていけるノウハウをお伝えしていくものです。
前回からのテーマは「考える」
「あるお店のカレーがとても美味しかった」として、その理由を考えるには、どのような問いが良いかという話でした。
この場合は
「この間食べたお店のカレーと比べて、何が違うのだろうか?」
と問いを立てるのが正解です。
まずは「違いを見出す」こと
「ルーが違う?」「お米が違う?」・・
違いを見出した後は、「何がそうさせているのか?」と問うこと
ルーの違いは、
スパイスの配分比率がそうさせている?
出汁がそうさせている?
出汁だとしたら、何を使っていることが違う?
お米の違いは、
品種がそうさせている?
生産者がそうさせている?
炊き方がそうさせている?
炊き方だとしたら更に何が違う?
と、いう様に
「違いを見出す」→「何が違いを生み出しているか掘り下げていく」
ことが「考える」ことの超メジャーな方法です。
なので、子どもに「考えなさい」と言うときは
「比べてごらん」
「違いは何かな?」
「何が違いを生んでいるのかな?」
と問う方が有効です。
(少し難しく言うと、事象を分解し(mece)し、違いを生んでいる要素に対し、その原因を予想していくことになります)
×「跳び箱がうまく飛べないのはなせかな?考えてみよう」
◯「跳び箱がうまく飛べているお手本と、自分の違いは何かな?」「何が違いを生んでいるのかな?」
×「弥生時代の人々はなぜこのような生活をすることになったのかな?」
◯「縄文時代と弥生時代の人々の生活で違うことは何かな?」「何がそうさせたのかな?」
などなど
やりがちな「なぜかな?考えてみよう」
では子どもの頭は働き始めない。
教師になるならば、心がけましょう。
教師:「考えなさい」
子ども:「先生、考えるってどうしたらいいの?」
教師:「・・・・・」
とならないように。
それでは、また次回!
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