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教科書ベースでない学び

 現在私は、色々なプロジェクトに参加させていただいて勉強させていただいています。その中で、教科書ベースではない学び方の必要性が常に話題に出てくるし、私自身もとてもその必要性を感じています。

1.今の私は教科書ベースではない学びをしているか?

 答えは「いいえ」だ。算数はむしろ、教科書ベースで自由進度学習を行っているし、国語も教科書の教材を扱っている。理論上は、教科書をなぞってやっていかなくてもいいのに、なぞってしまっている。子どもに合わせるのではなく、教科書に合わせてしまうこともある。

2.「数学者の時間」

「作家の時間」「読書家の時間」「社会科ワークショップ」などの本を知っていますか?今、私がプロジェクトに参加させていただいている、吉田新一郎さんが翻訳した本です。検索すると、たくさん実践が出てくる。教科書ベースではない学びのスタイルだ。その算数・数学版の本を現在執筆されているのが、桐朋小学校の伊垣尚人さんだ。出版も近いそうです。私が参加している団体で、お呼びして話を聞くことができた。

ヤタイカフェ〜数学者の時間〜|tonke1001 (note.com)

3.私が算数でやりたい授業は?

 教師16年目ですが、算数の研究授業を何本もやってきました。そのほとんどが一斉一律の授業。(最近は、自由進度学習を見てもらっています。)今となっては、とても反省です。その中で、私自身がうまくいったなと感じるときは、子どもたちが、「うーん」と悩んだあとに「あ!」と閃いて、そのひらめきが全体に広がっていく場面です。なので、今日伊垣先生がおっしゃっていたことが腑に落ちました。「数学者の時間」には、算数において一番感じてほしい算数の楽しさが詰まっていると、ビビッと来ました。必ず自分なりに取り入れたいと思うことができました。
 

4.今のところの私の最適解

 現在は、自由進度学習など、子どもに学びを渡すことに挑戦していますが、伊垣先生がご指摘されていた問題に直面しています。それは、子どもをホールドしきれないこと。協働が起きづらいこと。「数学者の時間」だけではなく、通常の算数の授業も、一斉一律だけではいけないなと思い、しっくりくる形を模索しています。自由進度、一斉授業、個別最適な学び、数学者の時間などなど色々な学び方があるから、全部やるのがいいんじゃない?ってのが今のところ思っていることです。

 以上、エンチャントでした。

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