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定まってきた、さぐりさぐりの算数の進め方

 自分にとって、毎日ある算数はいつも研究の対象になってきました。
 一斉授業を極めようと頑張ってきた今まで。
 そして、それを捨てて、自由進度(自分学び)に挑戦した近年。
 その結果、今、なんとなくではありますが、答えが見えてきた気がしています。結論から言うと、色んなやり方を経験することが大事ということが分かってきた。当たり前だけど、やったからこそ、気づいてきたこと。

①4月は一斉授業で学び方を学ぶ

 これについてはさんざん書いてきたので、バックナンバーをご覧ください。自分で学べるようになるには、「学び方が分かること」「学びへの姿勢が身に付いていること」「クラスの友だちのいい人間関係」がベースであると思います。

②徐々に自由進度学習を増やしていく

 単元の初めは、一斉授業がいいと思っています。(個人的な感想)軌道に乗るまでは。2学期になると、多くを任せても、誤学習突っ走りマンが減ってきます。

③ここは!というところは、一斉で授業する

 全体をホールドするためにも、算数の面白さをみんなで感じ、共有し味わうためにも、「このページはとばして進んでね、みんなでやりたいから。」としています。

④単元の最後に「問題作りの時間」をする

 出された問題をといていくだけでは、いつまでたっても受け身です。問題を作る側になって初めて分かることがたくさんあります。先生方もそうでしょう?教える側になって初めて分かったことがたくさんあるでしょう。
 単元全体を振り返って、「面白い問題」を作ります。どんな問題が面白いのかは、作る前に教科書をめくりながら、一斉で考えます。うーんとうなる問題、一筋縄ではいかない問題、みんながよく間違えた問題、解けると気持ちいい問題など、算数で「面白い」ってどういうことかはみんなで共通理解をしておきます。
 問題を作ったあと、解説を作ります。だれがみても分かるように、作ることが大事です。(答えが違う子もいますが、そこは出し合う中で修正されていきます。)

 出し合う時間は、子どもたち、本当に楽しそうです。レクみたいです。友だちが作った問題を解いたり、自分が考えた問題でうなっている友だちにヒントを出すのって、本当に楽しいのです。私もいつも一緒に活動するので、その楽しさを実感します。

そんな時間ないって?

 あります。ないと錯覚しているだけです。教科書通り進めているから、時間がかかるんです。自由進度学習の中で、先生から教わりたいと言った子たちは、問題数を減らし、教科書の練習は最低限にし、ドリル学習をメインにします。そうすると、苦手な子も、かなり早く進むことができます。工夫次第です。

 以上、エンチャントでした!



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