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「お客さん」を減らし、作り手を増やす

学んでいるだけじゃ

 いくつかのプロジェクトに参加して学んでいます。このようなプロジェクトに参加しているような先生たちと一緒に働きたい!と思うことがよくあります。しかし、そんな人は珍しい。話す時間、機会がなくてそれぞれの先生の素晴らしさを私が発見できていないだけかと思いますが。

 いくら学んでも、素晴らしい実践を知っても、それを学校でやらないと意味がない。さらに言うと、自分一人だけ変わったことをやっても意味がない。

意欲の差・危機感の差

 当たり前だけど、教師の中に変化(成長、学び)したい意欲の差がある。
まず、今の学校は変わらなきゃいけないと思っているかどうかの差もある。

  • 会議になっていない職員会議(例年踏襲ベース)

  • 教科書をなぞるタイプの授業

  • 学ばない、行動しないのが普通の教師(学んでいる人がむしろ珍しい?)

  • 子どものためになっていないが労力だけ使う評価

  • 人事評価(完全にブラックボックス)

など、あげたらキリがないけれど、変わらなきゃというかアップデートしていかないといけないのは事実。これを職員室の皆様とも話し合って、一緒に考えたい。こういう話をすると、理想はそうだけど、現実は難しいよね。できることからやろうねとなってしまい、何も変わらないことが多い。

小さく始めて、輪を広げる

 まずは「小さく始める」のが大事だというのは分かっている。異動して一年目だからやれている方かもしれないけど、まだ物足りていない!
・授業のアップデートとその発信
・子どもに渡す実践とその発信
この二つはできているし、少しずつ巻き込むことはできている。

 校内研で対話をする時間がとれたら!と思う。一歩踏み出す勇気の出ない自分に喝をいれて、輪を広げていきたい。

作り手を増やす

 今日の朝もミーティングだった。やっぱり、人と話すと思考が活性化されて、やりたいことがはっきりしてくる。様々な先生方の悩みを聞いて、思ったこと。ホストになること・作り手を増やすことが大事ということ。教師も子どもも同じだけど、お客さんのままでいたら、いつまでたっても変わらない。学んだつもりになるだけだ。一斉一律の授業・研修を受けている子どもや先生のイメージです。はじめは参加してもらうだけでいいが、徐々に一緒に作り側に回ってもらう。小さく始めて、徐々に責任を渡すのは、すべてにおいて同じことなんだなぁ。

作り手になった子どもたち

 今年度は、係活動がかなり活発だ。3年生は時間もあるし、やる気もあるので、一番やりやすいのかもしれない。イベント係やお笑い係、虫係が活発で、休み時間の予約表を取り合っている。一番楽しそうなのは、そのイベントに参加する側ではなく、運営する側の子どもだ。大変さもある、楽しんでもらえなかった、じゃまされたなど、失敗を繰り返しながら「次はこうしよう!」とアップデートしている姿は、まさに理想の学びの姿です。
 先生に楽しませてもらう立場から、係活動でクラスのみんなを楽しませる側に回ってから、楽しさも学びも大きくなっているようです。

作り手になった先生

 今、自治体のプロジェクト研究にも参加している。従来の研修とは少し違って、テーマを決めて何をするかかなり自由度がある研修の形です。どうやって発表するかも自由なので、とても楽しい。楽しいのは、作り手になっているからだ。この前の中間発表は、小さい自治体だが、120名集客した。来年度の本発表では、もっと呼びたいし、発表の形式をさらに楽しいものにしたい。

 また、勉強サークルを仲間と立ち上げて7、8年になった。活発に活動し続けているし、学びは多い。これも、運営のコアメンバーが一番楽しんでいるし、一番学ばせてもらってる。

 以上、エンチャントでした!


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