欠けている。
仕事帰りに、毛糸を2玉買う。
たぶん計7玉、これで仕上がりそう。
いよいよ、というところに差し掛かると、なんだか達成感の向こうの寂しさを感じ始めてしまう。
寂しさ、悔しさ。
そうかぁ、やっぱり数字かぁ、、と夕方のひんやりした空気の中、歩きながら仕事仲間と話す。
日々こつこつがんばっているつもりでも、数字という目に見えるもので表れないと評価されないのかぁ、という当たり前のようでいて、でも、でも…と反論したくなるようなこと。
がんばってるよ、でももっとがんばれるはず、とお互い自分に言い聞かせるように励まし合って別れた。
寂しさ、どうしようもなさについて。
いつも考えている。
きっと私はいろいろ持っている方だと思う。
少なくとも、外からはそう見えていると思う。
贅沢だ、と言われるかもしれない。
でも、欠けている。
その欠けていることは、私がいちばん重要だと思うことで、それさえあれば、と思うこと。
でも実際はそれがあったとしたら、また他のものを同じように思うのかもしれない。
あー!わからない。
明日から11月かぁ。
大丈夫、きっといい日。
朝、美味しいコーヒーを飲んで、美味しいお菓子を食べるんだから。