はじまりの12月。
昨日また、山に雪が降ったみたい。
山頂付近だけでなく、裾のほうまで白くなっている。
お砂糖みたいだね
私が言うより先に、次男が言う。
あっというまに本格的な冬の色と空気で、午前中なのに午後を思わせる光で、散歩するわんこたちはみんな服を着ている。
そういえば朝家を出たときに、すごーく久しぶりに隣のハルの散歩に出合った。
寒くなると窓ぎわにも顔を出さなくなって、ちょっと寂しい。
ハルは今日もころころと白い雪だまみたい、元気でなにより!
そうだ、この時期は、いっそうサッカー場の人工芝に悩まされるんだった。
次男のコートについた芝をはらったら、私にうつって、静電気でくっついてはなれなくてエンドレス。
でも今日は陽が出てあたたかくてよかった、ベンチコートもくつ用のホッカイロもおあずけ。
寒い地域の人たちは、ちゃんと寒さの段階を計算に入れて、徐々に仕様を変えてゆくのだ。
まだまだ序盤。
次男の希望で、久しぶりに家族で夕方早い時間から回転寿司へ行く。
注文するスピードも食べるスピードも、もはや子どもたちの方が速くて、みるみるうちにお皿が積み重なってゆく。
帰りに見えたショッピングモールのイルミネーションが私好みでかわいくて、次男は陽気に歌を歌い、長男は今日のバレーの練習試合のことをずっと話し続けていた。
11月を1年の終わりとして考えて、12月をはじまりに…と思っていたけれど、あっというまにきちゃった。
でも、明日からやるべきことが、ちょっとわかった気がする。
気負わず気合い入れすぎず、のんびり、でもコツコツやろうと思う。
はじまりの、12月。