~サッカー編~ その① ”上”を目指すなら、日本で十分
おはようございます。
アメリカンライフに関する学びや気付きのシェアという事で、色々整理してみたところ、
・サッカーに関する事
・環境に関する事
・文化/生活に関する事
に分けて投稿していけそうだと思いました。(投稿の整理は後ほど)
まずは、サッカー編です!どうぞ!
アメリカで学んだこと~サッカー編~
前回の記事で投稿したように、私はUNOHという大学にサッカー留学をしていました。
アメリカの大学サッカーのシーズンは、9~12月と、4ヶ月しかありません。
(※2020シーズンは、コロナの影響で2021年の1~5月になりました。)
私は2020年の8月から渡米しており、帰国する2021年6月までのサッカーのスケジュールは、ざっと、
2020年
9~11月 少人数トレーニング期
1月 プレシーズン
2021年
2~4月 シーズン(リーグ戦・プレイオフ・チャンピオンシップ)
5月 トレーニング期
このような感じでした。
振り返ってみたら色んな事があったな~と…結構色んな事学んだんじゃないかな~と…。それをざっくりまとめてみたところ、サッカー編は5回に渡ってお送りすることになりそうです!(まとめられているのかこれは?!)
今日はその第一弾となります。
サッカー編 その① ”上”を目指すなら、日本で十分
1.4年間届かなかったものを手に入れて
知らず知らずのうちに、「自分の価値/レベルはこのくらいだ」と思い込んでいることがあります。
私の場合、サッカーでは「大学4年間ベンチ外メンバー」だったので、「自分って本当にサッカー下手だな~」と、自信を失っていました。(友達にはよく、謙虚だねと言われます)しかし、UNOHに来た途端、私はチームの中で「うまい選手」の部類になり、レギュラーメンバーで試合に出させてもらうようになりました。
4年間、頑張り続けて届かなかったものが、環境を変えた瞬間にぽんっと届いてしまいました。たったの1シーズン(3ヶ月)で、4年間の公式戦出場記録(3試合)を簡単に超えたのです。
「場所が変わっただけでこんなに立場・景色が変わるものか」
と、不思議に思いながらも、素直に、試合に出られるのは嬉しいし、試合をするのは楽しかったです。
試合経験が得られる環境はとても素晴らしいと考えます。負けたら終わりのトーナメントを戦う新鮮な感覚や、ミスをしたら交代させられるかもしれないという不安など、やっぱり、練習だけじゃなくて、試合でしか味わえない事ってあるんだな、ということを学びました。
日本では、「メンバーに入りたい」と思いながら4年間ベンチ外の日々。
アメリカでは、常に試合の中心メンバーの日々。
環境(チーム)が変わると、自分の立ち位置も当然変わって、結果も全く異なるという事を実際に経験し、
“自分が輝ける場所は、必ずあるんだ”
という事を学びました。
2.日本に戻って感じた「いや~、レベル高い!」
帰国後、7月初旬に、久しぶりに前所属チームの練習に参加した時、そのレベルの高さに感動しました。
プレーの判断の速さや質、何手も先を読みながらの動き、シュートタイミング、パス一本の質… アメリカに居た時とは違う発見や感動の数々に、「このチームで4年間もサッカー出来て良かったな~」と思いました😊😊(その日の練習後、ヘットへトで帰宅。疲れすぎて夜ご飯を食べるのもしんどかった)
劣等感が原動力になる私にとって、成長するためには周りの環境はとても大切だと考えます。日本に居た頃は、劣等感を感じる日々が常で、当たり前でした。その分のびしろを認識できて、「引っ張られる感覚」を心地良く感じていたのだと考えます。
“劣等感を感じる度合い“という基準で測るとしたら、UNOHは、(私の求める)劣等感が少ない環境でした。アメリカに来るまでは、“理想の選手が身近にいる“という状況が、「楽に」モチベーションを高めていたんだということに気づきました。
しかし、UNOHでは、自分が求めていた劣等感が少なかった代わりに、新しい視点でチームや自分を見ることができ、別のことに興味を持つようになりました。(こちらは、次回以降に…!)
3.“上”を目指すなら、日本で十分
まとめると、こんな感じです。
かなり語弊がある表現をしてしまいましたが、これは、「サッカーが下手な私が」という意味です。
これまで、“上”を目指す多くのサッカー選手と出会ってきました。その“上”とは、“なでしこジャパン”や“海外のプロサッカー選手”のような、誰もが想像できるような“肩書”だったり、“日本一の高校”や“ワールドカップ優勝メンバー”などのように、“居場所/立ち位置”だったりで、つまり、人それぞれでした。そして、私にとっての“上”とは、“ワールドカップ優勝メンバー”で、そこに登りつめるためになでしこJAPANを目指し、日本一の大学を目指し、トレセン選抜を目指してきました。
留学前に立てた目標(試合レギュラー/全国優勝)も、“上”に行くための通過点になるかもしれない、と思い立てたものでしたが、今回、UNOHに行って感じたのは、
私にとってUNOHは
“上”を目指すための“良い環境”かもしれないけど
“ベストな環境”ではなかったな
ということでした。これは、私がUNOHという環境を活かしきれなかったという事です。
試合メンバー20名にすら呼ばれない、というのが4年間当たり前だった私にとって、“試合前のロッカールームでボードに自分の名前(先発)を見つけた時”は、毎回嬉しかったです。(着替えながらにやけるほど)
そして、日本では4年間、公式戦出場わずか3試合だった私ですが、アメリカではたったの1シーズンなのに、風のように出場記録を上回りました。
この両方を、サッカーを通して経験できたのが嬉しいです。
でもやっぱり最終的には、「私はサッカーが下手なんだな」と思うに至りました。アメリカで試合に出ていて「アメリカでも通用する!」と思うことはあっても、常に何かが足りない感覚で過ごしていましたし、日本に帰って練習参加して、”上”の厳しさを痛感したので、「やっぱり下手だな~」と思ったほうが安心します。それが私なんだな。と。(全然ネガティブではないです!私は元気です!)
そんな下手な私が、“上”を目指すなら、日本という環境はとても素晴らしく、最高な環境だったんだと学びました。
現在なでしこジャパンに選出されている選手の方々を見ると、海外で活躍されている人も、その前に日本のリーグで活躍してから海外移籍されている方がほとんどだと感じます。日本女子サッカーのレベルは高い!(個人見解)
そして、WEリーグという、日本のプロサッカーリーグでサッカーをしている人たち、その下のなでしこリーグでサッカーをしている人たちも、レベルの高い人達ばかりです。テレビで見られるなでしこジャパンの選手たちは、本当に、技術が高くスピードも体力もあり、頭がキレッキレで、もう脱帽です。かっこいい。
最後に。
今日からなでしこJAPANのオリンピックが始まります!(楽しみすぎる)
私はなでしこジャパンは日本の誇りだと思います。いつか、「なでしこJAPANになりたい!」と目を輝かせる女の子が日本中にたーーーくさんいて、女子サッカーの試合でスタジアムが満員になる日がくればいいな。なんて、密かに思っています。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
See you soon.