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吸血鬼って何故あんなに魅力的なんだ?

 古今東西の創作物には、いわゆる怪物、妖怪、化け物が出てくるわけだけど、俺はとりわけ吸血鬼が好きだ。もちろん、日本の妖怪も好きだし、中国の怪異も好きだ。

 西洋の怪物も好きではあるが、上記2つよりも本格的に調べたことがない。だが、人ならざるモノの中で群を抜いて吸血鬼が好きだ。

 理由は多分、漫画やアニメに登場する吸血鬼キャラが好きだからだろう。例えば、物語シリーズの「鉄血にして熱血にして冷血の吸血鬼」キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードはそれに当たる。

キスショット

1年前くらいに傷物語-こよみヴァンプ-を
映画館で見たけど最高だった


 一回フルネームで言いたかっただけだから、今からは忍野忍とするが、俺に吸血鬼の魅力を気づかせてくれたのは彼女のおかげだ。

 というよりも怪異、民間伝承とかに興味を持たせてくれたのは物語シリーズが大きな要因になっている。ほんとお世話になってます(モンスターシーズンみてないですけど)

 やっぱり吸血鬼が好きな理由には、怪異としての格があるからだろう。強いのはかっこいいからね。しょうがないね。

 圧倒的な再生力だったり、血を飲むことでパワーアップするなど、厨二の妄想力が膨らむ良い設定が吸血鬼にはある。

 強さ以外で吸血鬼に俺が惹かれた要素と言えば、眷属化という能力だろう。「あー退屈だな」という日常生活を送っている時に、彼ら彼女らは突然現れる。何かの理由により、血を飲ませなければならなくなり、血を飲まれれば自分は眷属になってしまう。

 眷属=吸血鬼になるということで、そうなれば永遠に昼の世界の住人になることはできない。なんかこう、吸血鬼は平凡な日常生活を変えてくれる舞台装置のような役割があるのだ。

 良いよね。何者でもない自分を、何者かにしてくれる存在ってのは。吸血鬼は「なる」んじゃなくて、「ならせてくれる」から妄想しやすい。現実逃避を簡単にさせてくれる。


 退屈な日常から逃げたいと言えば、「よふかしのうた」は吸血鬼大好き、現実逃避大好き人間には最高の作品だろう。俺は本当に死ぬほど刺さった。

 今年の夏くらいに終わったっけ?マジでクソおもろかったんだよな。ほんと魅力的なキャラばっかで大好きな作品だ。

 何やりも主人公であるコウ君が「退屈だなー」って思って夜ふかし(夜の散歩)をしている時に、「お前眠れないんじゃないか?」と言って吸血鬼ナズナちゃんは現れる。

俺らが妄想していた吸血鬼との出会いがここにある


 人生でみな一度は、家から抜け出して夜の街を散歩することがある。ない?いや、あるんだよ。あの時なんで家を抜け出すかって、退屈だからだと思う。

 「なんか面白いことねーかな」、「でも学生だからお金そんなねーしな」、思考が行き着くとは夜1人で散歩すること。何か特別な出会いや運命があるかもしれないと心のどこかで思っているからだ。

 吸血鬼はそれを叶えてくれる。だから俺は好きなんだ。そんで、大体吸血鬼ってのは長生きしているから過去の因縁があんだわ。

 それをさぁ、今の眷属である俺が解いていくわけ、最高だね。そう言えば、物語シリーズもよふかしのうたもそんなエピソードあったな。みんな好きなもんは同じだな。

 他にも吸血鬼キャラで好きなのはいっぱいいる。ウィッチャーのレジス、ウィッチャー3に出てきたデトラフ、見えざる者(こいつは別格だけど)

 全員話すと、とんでもない文字数になるからとりあえずこの辺で終わりにさせていただく。それではごきげんよう。バサバサバサバサバサ(体からコウモリが出てきて、霧のように消える)

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