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アクセサリー作家のニーズに応える。 什器▶︎ユキヒト工務店(岐阜県各務原市)

ブランドの世界観や売上に直結するといっても過言ではないディスプレイ。
イベント会場ではほとんどの人が大荷物だ。
それも宅配ではなく、大抵は持参で。

できるだけ軽くしたい。持ち運びやすくしたい。コンパクトに。
その他にもいろいろあるだろうが、願うことはみな同じ。
既製品ではなく自分だけの什器が欲しいというアクセサリー作家の方もいることだろう。

そんな訳で、第一回目のテーマは「什器」。

岐阜県各務原市にお店を構える ユキヒト工務店 水野幸仁さんにお話を伺った。


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ユキヒト工務店でできること

什器のオーダー対応
既製品の改造
塗装
依頼先に出向いた打ち合わせ 
代替案の提示
アフターケア

その他 修理、解体など


もともとはトラックの整備士をしていた水野さん。
知人のクリエイターからの溶接依頼や様々なオーダーをきっかけに、昨年の7月にユキヒト工務店を開業する。
喫茶店の看板から、手すりの柵といった部分的なもの、折り畳み持ち運び可能なアクセサリー専用什器など、これまでの実績は多岐に渡る。
得意とする素材は鉄(アイアン)だ。

木は組み立てる毎に重量が増し、使うにつれてささくれ立ったり折れたりする。

『長く使うことを考えれば鉄の方がいいんよね』

軽量種の鉄を選んだりパイプ状にすることで、耐久性があり、かつ改良可能な作品ができるのだと水野さんは話してくれた。
使用後の改善点があれば、納品後の改良も対応している。

製作事例と料金の目安

以下は過去製作事例と料金目安。
水野さんの細かなこだわりはリンクからもご覧いただける。
写真二枚目のA型看板は是非とも見てほしい。機能性抜群だ。

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ハシゴラック(棚板別途、艶消し黒染塗装)
¥15,000程度〜

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看板製作(塗装込、店舗情報プリント代別途)
小型で ¥25,000程度〜
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テーブル脚製作(塗装代別途、天板別途)
小型 ¥15,000~,大型 ¥20,000~
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ハンガーラック(塗装別途)
¥10,000程度~
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問い合わせから納品までの流れ

1. 問い合わせ
2. 打ち合わせ 
※水野さんが依頼先まで出向くスタイル
3. 製作
4. 納品

依頼コストを抑えるためにできること

 デザイン案を考えておく
 イメージに近い既存塗料を幾つか候補に挙げておく


いちばん助かるのは依頼主がデザイン案を持ってきてくれること、と水野さんは話す。
図面でも、箇条書きでも良いそうだ。
できるできないの二択で返事はしたくない、というのが製作の上でのポリシー。
割高になってしまうものであれば、既製品の改造で希望に近づけるという代替案も提案している。
水野さんが自ら直接出向いて作品や作業風景を見るのは、そのためだ。
ここが個人経営の強み。とても良心的である。
依頼をする上でイメージ像を膨らませておくことに損は一つもない。

ユキヒト工務店では塗装も可能だ。
希望の色を調色することもできるが、既存塗料よりも高くなってしまう。
オリジナルカラーを考えている人も、まずはイメージに近い既存塗料がないかホームセンターなどでリサーチすると良いとのこと。
真鍮の色に近い塗料もあるそうなので、要チェックだ。


インタビューを終えて

水野さんとはインタビュー当日が初めましてだったが、終始穏やかな雰囲気の中で会話ができた。
話をきちんと受け止めてもらっているという安心感があった。
岐阜弁は名古屋弁よりも幾分まろやかで優しい。

インタビュー後、以前に受けた什器オーダーについて、「クリエイター個人のリクエストではなく、アクセサリー作家全体のニーズだと知れて良かった」と言っていただいた。
これが特に嬉しかった。
お互いの時間やコストを抑えるためのポイントがあることを知れたのも非常に興味深い。
第一回目にしては上々の出来だと思う。

ちなみに水野さん、ドライブは嫌いじゃないとのこと。
岐阜からは遠いかなと思う方も、まずは一度問い合わせてみるのはいかがだろうか。


ユキヒト工務店
〒509-0132
岐阜県各務原市鵜沼西町

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