自戒を込めて
2019年は挑戦に挑戦を重ねた年だった。
ものづくりの中でもアクセサリーというジャンルで、作り手の作家活動をサポートしたいと決意した年、自分の精一杯をやれた年、総じて楽しい一年だった。
過ぎ去った十二カ月の間、折々で感じたことや気づきをnoteに更新したいと思うことが何度かあった。
やれハンドメイド界隈がどうだ、この作風がどうだ、といった体である。
けれどその全ては、メモに途中まで打ち込まれた後、ゴミ箱に消えた。
それらをネットワークに放り込むのが躊躇われたからだ。
文に起こす度、どうにも気持ち悪い感覚があった。
だから何だ、お前は何様のつもりでいる。
そう思うと、続きを打つことはできなかった。
結局のところ、私が『感じたことや気づき』と名付け、SNSに出すか出さまいか悩んでいたものは、記事にするまでもない単発的な自己顕示欲の塊だった訳である。
これがクリエイター当人であれば話は変わってくるかもしれない。
でも、私の立ち位置は後ろだ。
本当に知ってほしいのは私のことではない。
知ってほしいのは、作品や作家の人となりだ。
むくむくとわき上がる感情のやり場は、別にネットワーク上でなくたって良い。
ああでもないこうでもないの自問自答や自己分析、思ったこと、感じたことも、二百頁もあるツバメノートに好きなだけ書き込める。(おまけに三冊も持っている)
直接会って話せる家族も、友人もいる。
SNSという場を選ぶ必要はない。
訴求と反芻されない思考とを履き違えてはならない。